Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

重要な歴史的証言となる事件

2011-05-01 | 雑感
今日は三十五年ほど前に山崎製パンの工場施設に日本滞在した者と奇岩地方に出かけた。災害の話になったのは当然であるが、丁度原発が盛んに建設された時期に重なる。彼の意見は、「ドイツのヒステリアスな反応」の言及に続いて、チェコやフランスで事故が起こったときはやはり問題が大きいいのではないかというものであった。

もう一人はBASFの労働者であるが、彼の意見は誰かが世界で脱原発を始めることが重要で ― これはドイツの何でも一番でなければ気がすまない心理にも通じている ―、室温の調整やライフスタイルにも踏み込んでいくべきだとするものである。風力発電は一時的な方策で、核融合を含む将来への橋渡しとなるべきだとするものだ。家庭内で自家発電に投資できるならば電力会社に払うより良いと言う意見である。

驚いたのは小佐古敏荘内閣官房参与に関する詳しい情報で、二十ミリシーベルトの基準の数字まで頭に入っていた。一連の福島事件で、あれは今後とも「世界の常識」に最も訴えかける人道的理由を挙げた辞任劇であった。何度も繰り返しているが、日本政府の関係者が将来国際法廷や人民法廷の場に立たされるときは重要な証言となる事件であった。

木曜日にいつものコースを最短の三十四分で始めて走り抜けた。まだ足に疲れが残っていたが、何とかニ本の途中棄権を含んで、一日中登った。水曜日、金曜日にまた石切り場で登って、週末は60KMを駆け抜ける予定であるが、どうなることであろう。



参照:
備えあれば憂いなしとは 2011-04-05 | 歴史・時事
日本人よ、恥じを知れ! 2011-03-25 | マスメディア批評
死ぬも地獄、生きるも地獄 2011-04-16 | 文学・思想
前近代に生きる日本の自己欺瞞 2011-04-03 | 文化一般
割れ窯に慰めなどあるのか? 2011-03-31 | アウトドーア・環境
グリーンピース発表によると 2011-03-30 | アウトドーア・環境
共同体に警報が鳴り響くとき 2011-03-27 | アウトドーア・環境
資料で読む官僚組織活動の歴史 2010-11-10 | 歴史・時事

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