Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

陸風が吹くか、海風が吹くか

2010-11-28 | 歴史・時事
事実関係は確認できないが北京は東京に特使を派遣すると言う。六カ国協議への下準備に違いないが、日本政府との外交では、尖閣問題に代表されるような背後にある事情は変わりない。そもそも北鮮の政治状況によって最も揺すぶられるのは直接の当事者韓国を除いては中国そのものに他ならないだろう。

北京が六カ国協議の提案と言うことで、中国が自らの益を代表させて調停役に進み出たのは当然の成り行きであろう。そもそも朝鮮半島での有事で最も不利益を被るのは中国に他ならない。

中国の自動車がはじめて欧州の安全基準を辛うじてクリアーしたようだ。五年前に正面衝突で搭乗者が生き残る可能性は皆無とされた史上最悪の危険度に試験結果が出されたジープから、五年の歳月が流れた。今回のバン型の「陸風」はサイドバックが設置されていないことから横からのあたりに弱く五つのうちから二つの星しか授からなかったにしても、これで本格的に欧州での中華車の販売が始まる。

自動車先進国ドイツにおいては来年の春からの発売となる。歴史を遡れば本田が1967年に僅か450台が発売されるようになって、今や日本車は市場占有率11%、四十二万台が販売されるようになっており、また1991年に現代が3000台ではじめいまや十八万台が販売されている韓国車と同様に、中華者もいづれは十分に販売されると予想されている。今回発売のそれも直接の競合である韓国車や東欧や南欧の車だけでなくVWのドイツ車の市場をも脅かす可能性もある。その価格は一万三千ユーロ程度であるのは重要な意味がある。そもそもこうした使いやすい車は、壊れなく動いてくれればよいからである。

冷静に考えてみれば分かるのだが、決して中共が安定した体制ではなくて、一気にダムが崩壊する如く些細なことで転覆するような体制であるということである。

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