Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

半移住へと弾みの語学練習

2010-03-09 | 雑感
先週からフランス語の勉強を始めた。ブルゴーニュからジュラへの旅行の予定があるからだ。なんども試みて未だにものにならない。合衆国でMAを取っている友人が持っていたドイツのフランス語テキストを教えてくれとメールしたのだが梨の礫である。ライヴァル意識をもたれるほどに先方は下手ではないのだが。

仕方ないので手元にあるトレーニングペーパー状のものをはじめたらリフレッシュどころか思いがけず力がつきそうな按配なのだ。最も厳しいと思っていた聞き取り能力は、フランス内やフランス人との時間も蓄積しており、ネットラジオなどでも積極的に聞いて来ているのでやはり慣れて来ている。結局、最大の問題点であるリエゾンが自分の音になっていない点が最も難点で、やはり音のリズム勉強が最も役に立つフランス語勉強だと納得している。

やはり、喋れないものは聞けない、その反対も然りで、これはどの外国語にも通じるのだが、特にフランス語の場合はリズム感が重要だと改めて感じた。

数週間でどれ程のものになるかは判らないが、一気に旅行会話を飛び越して日常会話への基礎を作りたい所である ― どうしてもドイツ語学習の経験を考えてしまうのだが、あの時はこうしたフレーズ練習をゲーテインシュティテュートで奨められたに拘らず実施することが出来なかった。その理由はそれ以前に立ちはだかる日本語から欧米語への思考の転換が最重要課題であったからでそれはドイツ人教師には判らない問題であり、ドイツ語からフランス語への移行は全くそうした問題が生じないことでも、逆にその溝の大きさが顕著となるのである。

前々から希望していたフランスでの生活へと半移住へと弾みをつけたい。それとも今回も積み重ならない試みの一つになるのか? 

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6 コメント

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継続は力なり (old-dreamer)
2010-03-09 18:04:02
言語の学習には継続と反復が大切なのは分かっているのですが、私も「三日?坊主」を何度も繰り返してきました。必要に迫られると始めるのですが、のど元過ぎるとなんとやら(笑)。いつも挫折する箇所が決まっています。フランスに「半移住」計画をお持ちとのこと、うらやましい。ご成功を祈ります。
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人口密度の少ない方へとエントロピーの法則 (pfaelzerwein)
2010-03-10 01:37:07
中期的かつ短期的に具体的な目標がないと継続した学習は難しいですね。

欧州に住む前からフランス語の必要性は分かっていたのですが余裕はなかったです。そして、この二十年間においても、国境の検査がなくなり、ユーロが導入されと着実に時代は進んでいます。

それでも独自の言語は今後とも重要な固有文化の核であり続ける事は予想されます。色々な意味でフランスの田舎で年に数か月過ごす環境は整って来ていて、高齢化での都市集中とは反対に人口密度の少ない方へとエントロピーの法則も働いてくると思われます。
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Unknown (うさ)
2010-03-10 23:14:15
まぁ!
…私がパリに引っ越す前に住んでいた街の地方に行かれるとは!
ご案内できなくて、とても残念です。

しかも。
フランスへ半永住ですって?!
これまた大いに吃驚りです!その場合は、どの辺り?
やっぱりワインと山がお目当てなのでしょうか?

今日翻訳者の方の講演を聞きましたが。英語とフランス語間を訳す話・技術と、欧米語と日本語間の話を一緒にするな。と憤っていらっしゃいました。
私も実感しています。
フランス語のテキストでドイツ語、英語を勉強するほうがとても楽ですもの。
ただ、発音に難点が残るのは否めません。
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フランスのジュラ山地 (pfaelzerwein)
2010-03-11 05:28:50
今回まで知らなかったのですがジュラ山地は三百キロもあって、スイスのユラ山地、フランスのジュラ地方とジュラ山地と大体百キロぐらいづつに分かれるようです。今回は、ブルゴーニュから南の山地へと入る予定です。

ご想像通りに、ワインはブルゴーニュ北部が良いのですが、そこはここワイン街道にも近く、似ていてあまり代わり映えしません。しかし、南へと地中海に近づくにつれて左には西部アルプスが盛り上がり大きな広がりを見せます。ワインはともかく、ドイツ・イタリア語圏にはない豪快さがある地域です。またトュールーズからボルドーそしてプロヴァンス、コート・ダジュ-ルへと南フランスは憧憬の的です。

テキストの質も学び易さの前提が違いますからね。発音は各々の言語の癖が残るのは致し方ないです。やはり、あのリズム感はドイツ人のフランス語からはあまり聞き取れませんね。私が電話でドイツ語を喋るとフランス人かと言われることがあるので密かな期待をしているのですが、それほど容易ではありません。
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Unknown (matsubara)
2010-03-12 17:48:22
ラテン系の言語同士、例えばフランス語からスペイン語、ポルトガル語、イタリア語の学習に移るのでしたら楽だと思いますが、まったく違う系列ですから大変そうな気がしますが・・・

発音もリエゾンで躓いてしまい、私は挫折したままです。チュニジアに行った時フランス語分からなくて困ったことがありまして・・・
インテリは英語を話すのですが、普通の人はフランス語だけでした。
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学ぶ必要 (pfaelzerwein)
2010-03-13 02:45:26
ご指摘のようにラテン系、ゲルマン系の言語間とは事情が異なります。例えば同じようにドイツ語・オランダ語間では理解出来てしまうのでそもそも勉強の必要がありません。その点、ドイツ語・フランス語間は学ぶ必要があります。しかし、ドイツ語からフランス語を綴るのは何の問題も無く容易です。難しいのはむしろ文化的にそのエスプリを理解することで、言語的な問題は解決可能です。

その点、日本語から英語をはじめとする欧州言語への移行は、言語的に綴ることすら大変な作業となります。これは文化以前の問題で、思考法に係わってきますから大変です。その点、日本語と朝鮮語は、上のドイツ語とおそらくスカンジナヴィア語の関係とかわりませんね。発想的には殆どかわりませんからね。
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