Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

古臭いオジサンの世知話

2013-03-04 | 
買い物に行った。気になっているプラチナブロンドの彼女がいないと思っていたら、暫くして出てきた。どうしたのかなと思って、ちらちらとみていたのだが、彼女の客の婆さんが釣り銭に手間取っているうちに、違う売り子が私のお相手をした。それは仕方ないなと思っていたら、その売り子が私の注文に応じてよそに行っている間に、「宜しいですか?」と声をかけてきた。これは間違いなく、声を掛けたくて知りながら声をかけてきたなと確信した。

肩からシュールを掛けたりして売り子の衣装としては少しお洒落で優雅な感じのあるブロンド娘である。名前は忘れてしまったが、目が小さめで、口元もしまっているので小作りな顔立ちなので ― これは肉付きが良くなると、目の切れ幅が短い分、おばさん顔が思い浮かぶ ―、どこか気になる娘である。その店では、ナーダャという子に恋文を渡したのだが、どうしてもそれ以上にアクションを起こせなかったので、なにか彼女のおじいさんやおばあさん辺りから間違い電話らしきが掛かったような経験がある。その店の研修学生はいつもタイプなのだが、彼女の細面の清楚さは特別だった。

それに比較すると、ブロンドの彼女はそこまでのお気に入りではないのだが、こうして若い娘からちょっかいがかかると平静ではいられなくなるのは健康な男性ならば当然のことだろう。但し、ああした店先において、ナーデャにしたような積極な行いは何度もできない。寅さんでも同じ場所で二回も違う娘にちょっかいは出していないのと同じである。

昔から、若い娘が妻に死別した中年男性に母性本能を感じるという話はよくあったが、買い物に出けていつも自らの食料を買い込む男性と言うのは同じように彼女らの関心を買うらしい。買い物客の独り者の中年男性にとっては、娘たちの心の動きを感じれるだけでも買い物以上の価値があるのかもしれない。だからと言って、彼女らと世間話をして喜んでいるようでは爺さんである。

シーズン44日、45日目はそれなりに価値があった。44日目はトップロープに専念して八級マイナスまで試みたが可能性は殆どなかった。それでもシーズン最後までの日程を考えて締めを考えると同時に、来シーズンへの狙いも定めることが出来た。45日目は夏に一緒にドロミテへと遠征する仲間が全員揃ったので、結構火花が散っていた。それでも実力は明白で、恐らく夏までは変わらないであろう。

その中でも私のライヴァルの彼と、奥さんを亡くした堅実なクライマーが、それなりの力を見せてくれて、危なげなく石灰の五級プラスまでは登れるだろうことを示した。眼鏡親方のVIDEO撮影をしたが、それを見て本人が何を気付くか、全体の成功に大きな影響を及ぼすであろう。

十八歳とボルダー選手権に出るような若い男が後を登っていたが、あまりに上半身に頼り過ぎていて、足を使えていないのは明白であった。全く異なった感覚で登っているので、彼らが大きな岩壁を登るには初めから意識改革をしないと難しいだろう。そもそも欧州の古臭いクライマーは同じような登り方をしていたので、決して新しいことではない。



参照:
想われ面皰も笑窪の純情 2013-03-03 | 女
老いも若きも春らしく 2006-04-26 | 生活
あの時の気立ての良い娘 2011-09-02 | 女
口説きの壁を越えられるか 2009-06-03 | 女

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