Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

誰も居ない水曜日の晩

2009-07-23 | アウトドーア・環境
石切り場の駐車場には車がなかった。それでもリュックサックを担いで上へと上がった。すると石切り場の方で声が聞こえる。顔見知りが二人程と何処かで見かけた若ものが二人いた。雨上がりで教育ママの連れた子供以外には誰も来ない。

手前の古く細いザイルしかないので先ずは適当なところを登る。先週はそれなりに指導者も来ていて賑わっていたようだが天気は悪かったらしい。その親仁は、娘が夏休みで家でTVかコンピュータの前でうろるろしているので友達などを引き連れて石切り場で遊んだ話をしていた。泳ぎにでも行かせれば良いじゃないかというと、ザイルで引っ張り上げるばっかりで疲れたと言っていたが、娘達と遊べるので何処しか嬉しそうな表情をしていた。そうこうしている内に医者がザイル無しで上がってきたので、車まで取りに返って貰った。見学に他の医者も胸に鍵をぶら下げて上げって来ていた。

それからまた三本ほど登ると九時になり、暗くなってきた。十分に汗もかき、皆帰って行った。医者は、マッターホルンへ再度行きたいと言うので、北壁かと尋ねるとスイス側からイタリア側への縦走だと言う。友人のツムット稜での事故とマドンナ像の不思議の話をした。

ギメルディンゲンのムッグラー醸造所の蔵出しレストランへ向った。医者は先ずは糖尿病の薬を取りに帰って、それから夜遅いステーキを食した。おかしいと言うと、それで良いのだと言う。こちらはサラダに牛肉の乗ったものを食べながら土産話をした。

初心者のクライマーである医者の持っている潜在的な岩登りへの不安感を知っていたので、ザイルシャフト全体の安全システムの構築や今回のフリークライミング感覚などを話した。彼の乗っている二輪車の危険性なども比較した。



参照:
隠されている解放への障壁 2009-07-20 | アウトドーア・環境
仰ぐよりも見下ろす視点 2006-03-14 | アウトドーア・環境
文明のシナ化への警告 2008-10-26 | 文学・思想

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