Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

火のあるところに煙立つ

2013-12-02 | 生活
丁度一週間前のことである。ベルント・アロイス・ツィムマーマンの夕べから帰ってきて、ステーキを焼いていた時である。何時ものようにバターで強く焼くので煙が出る。敢えて我慢するために屋根裏に行って、戻ってくると警報が鳴りだした。直ぐに煙報知器だと分かった。鳴らすのは二度目であるが、煙で鳴らすのは初めてである。夜十時過ぎの割には大した音ではない。

連邦共和国ではではロビーイストの活躍もあってか、集合住宅にはこの報知器の設定が義務づけられた。既に一度取り換えられたので二機目である。急いで音を止めると今後はならないだろう。安全装置が外れたので、瞬間接着剤で止めておいた。序にあまり煙の上がらない場所のものと取り換えようとするとそれも安全装置が壊れた。要するに二機とも作動しないようになった。

その装置のあり方自体が、一度慣らすと二度と使えないような営業方針が取られていて甚だ商業主義のもので、ロビー活動で国会議員に大きな金が流れたに違いないと思わせる怪しい法律なのである。ドイツにおいてもそのような理不尽なものは多く存在する。

そもそもあの程度の警報ならば自宅に居れば気が付くが、他所でなっていてもあまり気にならないかもしれない。精々、火を掛けたまま眠り込んでしまった時ぐらいにしか役に立たないだろう。火事を防ぐのは重要であるが、どれだけの金が動いて大きな無駄になっているかと思うと腹立たしい。まるで日本における癌早期発見医療のような悪質なものである。

先週は休んだ頂上往復をやった。林道を出来るだけ走ってのルートりでは二度目である。緑のベンチまで18分2630歩、頂上へのハイキング道入口まで31分4450歩、そして頂上まで39分5650歩となった。テムポを主体にしてピッチを細かく切ったつもりだが、奇しくも二週間前とほとんど同じタイムとなった。前回よりも抑えて楽をしたつもりだが、殆ど変わらないということは、重要な基礎タイムと言うことである。今後どれだけ早く走れるようになるかは分からない。それでも続けることが出来れば素晴らしい。車まで戻って、66分9800歩であった。

秘密保護法反対のキャンドル集会が日弁連などの主催であり、更に人間の鎖が国会を囲むとようだ。土曜日の夜は待降節の始まりで広場で小さな催しがあった。キャンドル集会は同じ場所で二十年ほど前に外国人排斥への反対運動として開かれたのを思い出す。連邦共和国においては移住者の命や生活を守るために市民主導の運動が起きたのだが、日本の場合は自らの安全と生活のために行われる。自らの平和な生活をまもることにすら無関心であるなどありえないことである。当時私自身はそれに参加しなかった。それはそうした運動を主義主張の一部と考えたからである。だから必ずしも自分自身の考え方とは同一とは考えずなかったからである。しかし、今そのことを振り返ると、只の連帯以上に反対することの意思を何らかの形で示すべきであったと反省するのである。



参照:
週刊日曜日の話題 2013-11-18 | 生活
スノーデン氏と交渉する 2013-11-23 | マスメディア批評

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