Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

謳歌するための自然

2014-11-16 | アウトドーア・環境
一連の比較試飲が続いている。15ユーロ相当のリースリングが俄然注目された2013年産である。この価格帯の主力はラーゲンヴァインつまりPCであるが、高級な醸造所ではオルツリースリングに相当する。前者はハッキリくっきりと土壌と気候のテロワールを描かなければいけない。後者は、それに比較すると個性は弱くなるかもしれないが高品質であることが更に求められる。そのほかカルタヴァインや土壌別リースリングなどが存在する。

今回再登場するのはナーヘのモンツィンゲンにあるシェーンレーバー醸造所のフリューリングスプレッツェンであって、どちらかといえば赤色系のスレート土壌に近い。2013年は2012年のように貴腐抜きの健康な葡萄が収穫できなかったことで、品質は落ちるのだが、旨みは最初からあり嬉しいワインであった。その傾向は今も衰えないが、熟成の限界からか新鮮味が落ちてくると締りが若干無くなってきている。

要するに高品質で次ぎすまされた感じはないのだが、それでも他の醸造所のロートリーゲンスや赤スレート土壌のものからすると清潔感があって悪くはない。しかし、二日目までは気が付かなかったアルコールの飛びと酸化で三日目は残糖感が出てきてつまらないワインになっていた。基本的にはワインはいくら栓を〆ても三日も冷蔵庫に入れておくものではないが、まさしくこの糖が貴腐由来のものであり、アルコールが飛ぶことで葡萄ジュースの黄昏感が漂うのだった。

ヒーターが入ってから三番目だろうか。ヒーターを止めて就寝した。前日の目覚め感が悪かったからで、布団を脱いだ感じで風邪をひきそうになったからだ。寒いほどではなかったがしっかりと体温で暖まっていると深く眠れた。医学的にも証明されていることでるが温度が低い方が脳の細胞の再生に繋がり、眠りの価値を高めることができるのである。

以前はヒーターの具合などに不安がったので、冬中は薄く入れたままにしていた寝室のヒーターを完全に切ることで、ヒーターが全くない夜を過ごすことになる。早朝必要ならば素早く暖まってくれれば全く問題がないわけである。日差しがあるときは出来るだけそこで日向ぼっことして、自然に合わせて室内の生活も営むのである。



参照:
決して悪いことはないのだ 2014-11-11 | ワイン
眩暈しそうになるまで 2014-11-10 | ワイン

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