Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

外国人記者クラブ登録法

2012-07-20 | マスメディア批評
ロシア共和国の国会ドュマでメディア規制の新法案が議論となっているようだ。機関紙「イズヴェスティア」が報道するように、第四の暴力と自負しているメディアが、政府批判や国批判をするにしてもその資本が外国資本が入っているとすればもはや外国記者クラブとして登録すべきだとする法案である。

野党の攻勢もあり外国記者クラブに登録する必要はないが、国会に倫理委員会を作ってそこで指導すると言う対案が用意されているとすると、まるで極東のどこかの国の報道規制と政府の関係そのものである。

そうした日本の伝統について、田中龍作が120年に及ぶ一貫した記者クラブ制度として言及・弾劾しているが、ロシア帝国からソヴィエト、ウクライナを含むソヴィエトからロシア共和国への流れと江戸幕府から明治政府そして大正・昭和の日本を比較するととても面白い。

安全デマを流しておきながら未だに何一つ自己検証とその贖罪をするどころか、為政者と既得権益社会の上に立って、一方ではイデオロギーらしきもののロールプレーを演じ続け、似非文化人たちを飼育するのが日本のメディアの実像である。ロシアでは自らを暴力としているとなると、まさしくこのどこかの新聞社の好んで使う第四の権力と言う「権力」こそがそのもの既得権を表わしているに過ぎないのである。

脱原発に代替案が無いように、そうした社会制度を変遷させるのではなく根本から叩き壊すことこそが今の日本に求められているのである。さもなくば経済も文化もジリ貧であることは周知の事実であり、財力があるうちに若い世代に新たな社会を引き渡すべきなのだ。

モータースポーツで有名なニュルブリンリンクが倒産することが決まった。州の補助政策にEUが許可を与えなかったことによる。



参照:
昭和レトロの動員労働者 2012-07-19 | 歴史・時事
喧嘩を売買する報道姿勢 2011-09-16 | マスメディア批評
没落への日本近代史を読む 2011-09-13 | 歴史・時事
日本のゴルバチョフへの条件 2011-06-28 | 文学・思想

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 昭和レトロの動員労働者 | トップ | 乾燥して爽快な水曜の晩 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿