
ネットのニュースを見て、古い新聞の山を探し分けた。在独日本大使が読者コーナーで一週間前の在独中共大使の書いた記事に反論したものだ。先ず、中根猛大使のお便りを読んで、問題の記事に戻った。なかなか外交的な立派な品位のある文章である。
平和を危うくする日本
十二月二十六日に安倍晋三総理は、シナやその他の国々からの警告に拘わらず、第二次世界大戦の戦犯らを祀る靖国を訪れた。ここ暫く、世界の注意は中日関係に向けられている。会談や講演で、私はしばしば尋ねられる:どうしてそこまでシナは日本の総理に怒らなければいけないのか?なぜ七十年も経ってるのに、シナと日本はドイツとフランスのように和解できないのか?
靖国は、第二次世界大戦において、日本の軍国主義の精神的な道具として、シムボルとして、侵略戦争や日本の植民に寄与した。今日に至るまで、「その侵略は正当なものであった」と、そこでは理解されていて、公に表明されているのである。A級戦犯十四人が、そこでは英霊として祀られていて、それは軍国主義の極端なプロパガンダの提示となっている。安倍が総理大臣として、靖国に参るということは、侵略の犯罪人を宣伝するということであり、右翼に属するということを明らかにすることでしかない。日本は、戦後七十年を経た今日も侵略の歴史を正しく理解して、それに向き合うことが出来る状態ではないのである。その狙いは、国際的な日本の軍国主義の正しい審判を放棄して、第二次世界大戦の結果に従っての戦後秩序に疑問を呈するということにある。
正しい歴史認識だけが、将来を形作るのである。日本によって引き起こされたシナへの侵略戦争は、シナ人に多大な苦しみを与えた。日本の侵略軍は南京虐殺や多くの他の残忍な行為を起こした。三千五百万人のシナ人が生命を奪われ、直間接に六千億ドルもの巨大な損害を与えた。日本はシナの隣国であり、我々は日本人民と普通の近隣関係を構築したいと望んでいる。1972年には国交が回復されたとき、シナの指導者は、戦後の補償は断念するという重要な決断をしたのである。その理由は、シナへの侵略戦争の責任は一部日本の軍部にあり、日本人民自体が戦争の被害者であるという立場に立っているからである。しかし、安倍はその歴史的な義務を負うことを拒んでいるのだ、歴史的責任を認めることを拒んでいるのだ、それどころかである、A級戦犯に跪こうとしているのである。
安倍の靖国訪問は、日本の軍国主義の犠牲者となったすべての国々の人民に第二次世界大戦の結果と戦後秩序に対して新たな挑戦を示しているのである。安倍の態度は、日本をとても危険な方向へと導いている。それは、とても危機感を以て、この地域の和平と安定を危うくして、アジア諸国と人民の激しい反発や反対運動を呼び起こす。安倍の行為は、中日の政治的基盤の真の崩壊と破壊である。そしてそのことが、同時に日本がアジア諸国間で信頼を得ることのできない原因となっているのである。
日本政府の態度は、ドイツのそれの著しい対称となっている。我々は、過去に直面して、それをしっかりと乗り越える勇気のあるドイツに尊敬を抱いている。もし日本が、ドイツのようであったならば日本はアジア諸国とまた世界の信頼を和解を得たに違いないのである。
反ファシズムの国際的な戦いは、戦後秩序を、シナ人の血と生命の犠牲で購った。我々は、日本が侵略の歴史を修正することを決して許さない、日本が歴史の回転を逆転することを決して許さない。我々は、全ての国々と歴史的な正当性と世界平和を尊重することを目指しているのである。
史明
Shi Mingde
Japan gefährdet den Frieden, FAZ vom 14.1.2014
これを読めばわかるように、とても理に敵った文章であり、その内容も先日同じFAZでジーモンス氏が正月に書いた、戦後秩序を体現する中華人民共和国の国際社会での堂々とした発言である。これに対して日本国外務省の大使は何やら靖国を申し訳なさそうに混ぜながら、中共の覇権主義を突いているが、もはやこうした国連常任理事国然とした発言の前にはまるで朝鮮人の犬の遠吠えに近いものである。万が一、安倍政権がこの路線を推し進めようとすれば国連からの脱退など国際社会からの完全な離脱しかないのである。北朝鮮並の在独大使の反論は見苦しいだけでなく、全く話にならない。
参照:
日本の情報統制の進行? 2014-01-22 | 歴史・時事
老支那人と小日本人 2014-01-08 | 歴史・時事
平和を危うくする日本
十二月二十六日に安倍晋三総理は、シナやその他の国々からの警告に拘わらず、第二次世界大戦の戦犯らを祀る靖国を訪れた。ここ暫く、世界の注意は中日関係に向けられている。会談や講演で、私はしばしば尋ねられる:どうしてそこまでシナは日本の総理に怒らなければいけないのか?なぜ七十年も経ってるのに、シナと日本はドイツとフランスのように和解できないのか?
靖国は、第二次世界大戦において、日本の軍国主義の精神的な道具として、シムボルとして、侵略戦争や日本の植民に寄与した。今日に至るまで、「その侵略は正当なものであった」と、そこでは理解されていて、公に表明されているのである。A級戦犯十四人が、そこでは英霊として祀られていて、それは軍国主義の極端なプロパガンダの提示となっている。安倍が総理大臣として、靖国に参るということは、侵略の犯罪人を宣伝するということであり、右翼に属するということを明らかにすることでしかない。日本は、戦後七十年を経た今日も侵略の歴史を正しく理解して、それに向き合うことが出来る状態ではないのである。その狙いは、国際的な日本の軍国主義の正しい審判を放棄して、第二次世界大戦の結果に従っての戦後秩序に疑問を呈するということにある。
正しい歴史認識だけが、将来を形作るのである。日本によって引き起こされたシナへの侵略戦争は、シナ人に多大な苦しみを与えた。日本の侵略軍は南京虐殺や多くの他の残忍な行為を起こした。三千五百万人のシナ人が生命を奪われ、直間接に六千億ドルもの巨大な損害を与えた。日本はシナの隣国であり、我々は日本人民と普通の近隣関係を構築したいと望んでいる。1972年には国交が回復されたとき、シナの指導者は、戦後の補償は断念するという重要な決断をしたのである。その理由は、シナへの侵略戦争の責任は一部日本の軍部にあり、日本人民自体が戦争の被害者であるという立場に立っているからである。しかし、安倍はその歴史的な義務を負うことを拒んでいるのだ、歴史的責任を認めることを拒んでいるのだ、それどころかである、A級戦犯に跪こうとしているのである。
安倍の靖国訪問は、日本の軍国主義の犠牲者となったすべての国々の人民に第二次世界大戦の結果と戦後秩序に対して新たな挑戦を示しているのである。安倍の態度は、日本をとても危険な方向へと導いている。それは、とても危機感を以て、この地域の和平と安定を危うくして、アジア諸国と人民の激しい反発や反対運動を呼び起こす。安倍の行為は、中日の政治的基盤の真の崩壊と破壊である。そしてそのことが、同時に日本がアジア諸国間で信頼を得ることのできない原因となっているのである。
日本政府の態度は、ドイツのそれの著しい対称となっている。我々は、過去に直面して、それをしっかりと乗り越える勇気のあるドイツに尊敬を抱いている。もし日本が、ドイツのようであったならば日本はアジア諸国とまた世界の信頼を和解を得たに違いないのである。
反ファシズムの国際的な戦いは、戦後秩序を、シナ人の血と生命の犠牲で購った。我々は、日本が侵略の歴史を修正することを決して許さない、日本が歴史の回転を逆転することを決して許さない。我々は、全ての国々と歴史的な正当性と世界平和を尊重することを目指しているのである。
史明
Shi Mingde
Japan gefährdet den Frieden, FAZ vom 14.1.2014
これを読めばわかるように、とても理に敵った文章であり、その内容も先日同じFAZでジーモンス氏が正月に書いた、戦後秩序を体現する中華人民共和国の国際社会での堂々とした発言である。これに対して日本国外務省の大使は何やら靖国を申し訳なさそうに混ぜながら、中共の覇権主義を突いているが、もはやこうした国連常任理事国然とした発言の前にはまるで朝鮮人の犬の遠吠えに近いものである。万が一、安倍政権がこの路線を推し進めようとすれば国連からの脱退など国際社会からの完全な離脱しかないのである。北朝鮮並の在独大使の反論は見苦しいだけでなく、全く話にならない。
参照:
日本の情報統制の進行? 2014-01-22 | 歴史・時事
老支那人と小日本人 2014-01-08 | 歴史・時事
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます