Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

分析必至な破天荒な状態

2015-05-19 | 雑感
先週は四日間登った。肩の痛みを訴えながらであったので、腰にも堪えたようだ。帰宅後、一晩寝ると起きると腰が立たなかった。どのように腰に来たのかは分からないが、左肩の痛みをカヴァーするためにどうしても腰を捻ったりしたのだろう。久しぶりの腰の痛みである。それでもなんとか買い物に出かけた。肩の痛みは相変わらずだが、稼動範囲は大分広がってきている。それでも横に上まであげることは出来ない。

腰に張りがあるとまっすぐ立てないことも多いが、それ以上に若干病的な気持ちになる。だから一週間ぶりに走れたのはよかった。気温も摂氏12度と低く、陽射しも強いのでコンディションとしては決して悪くは無い。それでもゆっくりと走った - 往路12分2050歩、往復25分4110歩。なによりも新しい眼鏡で走るのは初めてだ。これがよかった。確り重みが鼻に乗って全く揺らがない。依然使っていたジャグアーのスポーティーなものよりも安定感があるのが嬉しかった。汗はあまり掻かなかったが、これならばずり落ちる様な感じもしないのだ。先ずは購入成功である。車の運転にも全く問題なかった。但しツルの蝶番部の前部を岩に擦って、少し傷ついた。これは仕方が無い。

新聞を見るとオーストリアのケルンテン州が破産寸前という。その財政基盤が、事故死したイェルク・ハイダー博士時代の財政負担のつけから二進も三進も行かなくなったという。大阪と比較するととても共通点が多いかもしれない。弱い地方で力強い政策を打ち立てて実際に首都ヴィーンに負けないほどの政治的「成果」を上げたことから地元では圧倒的な支持を得ていた典型的なポピュリズム政治家であった。そしてヴィーンで第二与党を率いて国政にキングメーカーとして君臨したが、破廉恥な発言からEU諸国からも強い批判を受けたのだった。

そのナチ党の家族から純粋培養された性格や行動など「思い切った発言」と「個人攻撃」で支持者を魅了しており、地元での辞任宣言を覆すなど、注目を集め、中央と地方を行ったりきたりするなど、その人気と注目度を背景に政治生命を送ってきたが、最後の話題つくりは飲酒運転による事故死と、典型的な破天荒な人生を歩んだのだった。大阪市民はケルンテンとは異なり、東京以上の歴史文化的な背景があり、こうした上昇志向・権力志向のポピュリズム政治家とは必ずしも有権者の思考とは相容れなかったことが今回の結果となったのではなかろうか。

ポピュリズムの研究家はそこに何を見出すかは分からないが、どうもこうした遣り口は決して技術的なものではなくて、その政治家の生い立ちや性格などと深く結びついていることは間違いなさそうである。しかし、有権者がそのようなポピュリズムをどのように判断するかはとても分析が難しそうである ― ポピュリズム政治家に熱狂するのは知的、教育程度が標準以下の有権者層なのは知られている。



参照:
年末年始のプローザ一抹 2015-01-11 | 文学・思想
ポピュリズムにもならない遺物 2012-09-01 | 歴史・時事
男なら運転前に一寸一杯 2008-10-17 | 生活
黴の生えた高い民意 [ 歴史・時事 ] / 2005-04-05
活発化への大阪特区構想 2015-05-18 | 歴史・時事

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