Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

愛おしくて、侮れない

2016-08-23 | ワイン
アルコールを絶ったと書いた。二日だけだったので、この間に開けたリースリングについて記録しておこう。一本目はロベルト・ヴァイル醸造所のグローセスゲヴェックス「グレーフェンベルク」2013年である。まだ飲み頃には早いが、三本あったので、先ずは試飲してみることにした。2014年の試飲会以来だが、2015年の春にはまだ売れ残っていた。理由は分からないが、巷では2013年は出来の悪い年となっているのだろう。しかし事実は所謂太陽の薄い高級リースリング向きの年度なのである。

最初に開けたときは、まだまだ味が出ずに、ナッツ類の味だけでその他はなかった。更にミネラルも充分に感じられなかったが、翌日には果実風味が広がり全開となっていた。2013年の特徴は葉緑素臭い2004年にも比較される如何にも湿った感じのリースリングになるので、悪く言えば藁くさいようなハーブな味筋であるが、流石にこれはいつもの黄色めの梨などの果実風味が膨らんだ。その翌日の残りは、明らかに抜けて、落ちてしまっていたので。俗に言われるような偉大なワインの年度ではないことは確かである。それでも良いものは五年を超えて楽しめるのだ。そしてこの幸の薄そうな風情がなんともよいリースリングなのだ。リースリングファンには愛おしくて堪らないだろう。

新聞にモスリムの服装に関しての話題が載っている。大まかに四種類に分けた頭巾がざっと説明されていて、「ヒジャブ」、「ニカブ」、「ブルカ」、「チャド」が、シーアイラン、サウディアラビア、アフガニスタン、イランで「時」を表すなど写真付きである。それらに比べると、先日みた水着は殆ど違和感がないどころか、モード的にも受けるものであると感じる。例えば、タリバンが定めたブルーの網の目からしか見えない被りものになると、我々の人権感覚からして絶対強制などは受け入れられないものだと認識する。要するにそれだけでタリバンは人類の敵としか思えない。それに比べるとシーア派イランのそれはマチ子巻程度のモードにしか思えない。それにポニーテールとなると強制さえなければ、喜んで着る人も少なくないだろう。同じように歴史的に砂漠の地帯などではそうした被り物は健康にも配慮された、気候風土に育まれた衣料文化なのだとも分かる。

個人的結論は、フランス風の公における非宗教をモットーとするならば、こうした宗教的な強要はそれに反し、モードとしてのそれならば自由だろうという事だ。そうした民族的な個性を共生する社会の中で主張したいならばイスラエルのような国を作れという事になる。そうした土着の文化は異なる社会で流通すればするほど本来の歴史を踏みにじるという事でしかない。その意味からはイスラエルですら本来のユダヤ民族の歴史をないがしろにしているとみて間違いないだろう。文化を軽々に意匠として主張するなという事である。

USB温度計を入手した。キャリブレーションのために実験してみると、脇の下で36.9度以上になるので明らかに摂氏一度ほど高く出ると分かった。やはり氷点を作成してキャリブレーションしないと駄目なようだ。高く出るのは恐らく電源が流れて発熱しているのだと思う。また温度が安定するまでに時間が掛かっているので、恐らく気温観測にはそれで間違いないのだろう。

この温度計を充分に使いためにはマイクロコムピューターが必要になる。それに関してBluetoothも話題になっている。そこで、YogaTabletのために購入したキーボードをノートブックに接続してみることにした。問題なくノートブックをそれで動かせることが確認できた。なかなか侮れないテクノロジーだと思った。



参照:
我々のライフスタイルを代表 2014-09-30 | 試飲百景
柱のお札のようなもの 2016-08-06 | 生活 

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