Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

車の事故に二日続けて遭遇する

2017-06-04 | 生活
二日続けて車の事故に遭遇した。最初は帰宅途中のバイパス道路でのことだった。前走車に続いては走っていると、左側の対向車線御向こう側に二匹のバムビが現れた。その辺りを小動物が渡るのは見たことがあるが、大きなものは初めてなので驚いていると ― バイパス自体が出来てからは年月が経っているが、拡張工事は今始まったばかりだ ―、向こうの番いの二頭も異常に興奮していた。思いがけないところに出てしまったという感じだろうか。諦めて戻るのかと思っていたら、動物はそのようなことはしないようだ。車が走っているのに渡り始めて、避けて通るかと思ったら、前の車の前方のどこかに当たった。あれよあれよといううちに宙高く数メートル上に跳ね飛ばされて、肩から地面に叩きつけられたかと思うと、驚いて寄り添うオスと一緒に反対側への逃げて行った。

後続車として一部始終を見ていたので、前の車がブレーキも踏まず、衝突後も停止しなかったことが不思議に思った。数百メートル先の次の降り口のラムぺの手前で停止した運転席を見るとおばさんで、別に助けや証言を求める様子はなかったのでそのまま通過した。車は恐らく傷んだので保険申請しなければいけないだろうが、衝突前から見えてはいなかったのだろうか?そうすると、当たってからも暫く走り続けたのを見ると、何が起こったか把握出来なかったのかもしれない。兎に角、あのバムビの雌は条件反射的に逃げて行ったが、内部出血で恐らく死んだと思われる。

幸い人間でなかったからよかったが、人間の跳ねられるときも全く同じようになることが分かった。あれだけの大きな体が宙高く飛ばされるのには驚き、その着地地点も車線から離れていた。全くもってニュートン物理学の世界だった。ぶつかる瞬間は後ろからは見えなかったが、ゴルフ程度の小さな乗用車のボンネットの上に当たることはないので、前方の外側に当たったと思う。だから逃れたかと思ったのだが、そこに当たりボンネットに乗り上げられる感じで上方へ飛ばされたのだろう。車の形状はそのように作られているのだ。車の時速は精々80キロメートルぐらいだが、車重一トンとしてもその慣性力はかなり大きい。100㎏程度の動物が高く飛ばされるには充分である。数メートルの落下ぐらいでは死なないかもしれないが、それだけのダメージを双方の物体が受けているということである。

パン屋に行って、斜めに停めてある車が出ていくのを待っていると、前方から車がやってきて、その空いたスペースに入ろうとしたかに見えた。だから通常ならばそのままバックするところを待って、やり過ごそうとしていると、案の定その車が前から後ろのスペースの潜り込んできた。そして衝撃が走った。左後ろの角に当てられたのだ。それも停止することなく入ったので、先方の車の右のドアの横を30㎝ほど掘っていた。こちらは左後ろのバムパーを傷つけられた。

降りてきた親仁と挨拶して、「何年乗ってる」とか、「バックしてなかったか」とか言い出すから、否定しながら「過剰に修理するつもりはない」と言っておいた。実際「かなり大きな衝撃」のは事実で傷だけで済んだのは明らかに先方がおかしなことをしたからで、こちらがバックしていたら向こうの傷もドアが曲がるぐらいになっていただろう。

帰宅してから、掃除するとやはり塗装が落ちていたので、さびが浮かび始めた車であるが、連休明けに支店に持ち込んで、塗装代の見積もりだけ出させようかと思う。一部だけの塗装で済む筈だから大したことは無いだろう。

前回は同じ場所でユダヤ人の親仁の車にバックで突っ込んで280ユーロほどの請求を払わされた。今回は立場が逆であるが、まあユダヤ人親仁のように嬉々として修理見積もりを出させる気もしないのは事実だ。精々見積もりを早めに出しておいて請求を確保しておくことが重要だと思うぐらいである。実際に、駐車場で擦られたりと直したいところはありのも事実で、ブレーキ交換時に簡単に金を掛けずに修理しておくところは修理したいと思うぐらいである。次の新車を購入するまでは綺麗に乗りたいと思うからである。



参照:
天候不順な中を往復 2016-06-02 | 生活
経済的、時間的節約の時 2015-10-19 | 生活

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