Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

遊園地のようなラムぺ

2017-04-28 | 生活
工事終了したバイパスの新しいラムぺを走った。先日開通式典の様子だったが、結局式典が終了していなくて通れなかったのだ。買い物帰りにワクワクしながら突入した。突入というのは真実で、今までドイツ国内否欧州でこれ程急坂のラムぺは見たこともなかったので、勢いをつけて突入したのだ。それでもそのような経験が少ないので、スピード感が分からない。やはり上に駆け上がって右カーヴとなるとブレーキを掛けなければ怖かった。

最初からこのような誘惑を起こす遊園地のようなラムぺなので初事故は間近だと思う。いずれ制限を付けて更にスピードコントロールカメラが設置されると予想する。冬になれば凍結して坂を上がれずに後ろ向きで落ちて来て衝突事故もあり得ると思う。なぜここまでの急坂になったかは分からない。短くしたことでどれほど建設費が倹約できたのだろうか。土地買収で問題があったのか?兎に角、今後とも話題になると思う。

実際にバイパスのその先の降り口ではスピード出し過ぎでカーヴを曲がれ切れずの事故が続出していて、知り合いも事故った。そして今は制限が30㎞になっている。そこが危険なことは自分でも気が付いていたので、さもありなんだ。そして今度のラムぺも間違いなく要注意カ所である。

ドイツの道路はアウトバーンのカーヴのバンク角などとても高度な計算と建築がなされているが、最初はどこも速度制限を設けていない。そして私たちのようなカミカゼ族が確りと問題を起こして、事後に制限がなされる。私自身一体幾つの速度制限を推進させたことだろう。少なくとも、被害妄想気味にそのように考えている。

しかし上の箇所は、恐らく時速100㎞ではとても曲がり切れないと思う。もし曲がり切れないでカーヴの外側に激突すると、跳ね返されて可成りの事故になるだろう。通常の自動車は乗り越えるようなことにはなっていないが、大型のトラックが高速で坂を攻めてきたとなると、橋桁の下に落ちて大事故になるかもしれない。二輪車ならば人間が飛ばされて下に落下するだろうか?一度写真を撮ってみて確認したいと思わせる。

ハムブルクの音楽監督ケント・ナガノが先二週間のスケジュールをキャンセルしたとあった。評判の良かった「影の無い女」新制作シリーズと、なんとエルブフィルハーモニーでの「千人の交響曲」も含まれている。前者もさることながら、後者を楽しみにして遠くから旅行を企てていた人もあるだろう。代わりにイスラエルの指揮者イムバルが振るようだ。個人的には両方とも出かけるまでの魅力はなかったので、アバド指揮の最後のルツェルンでのプログラム変更の時の気持ちと比較のしようが無い。ハムブルクの歌劇場の写真を見て、更に前任地のミュンヘンでの時の写真を見て仰天した。前者は実年齢よりも歳を取っているように見えるが健康そうだ、しかし後者の血色がとても悪い。緑が強調されてしまうことはよくあり得ることなのだが、少なくともマネージャーは修正させるべきだった。あのように不健康な感じなら人気どころか誤解される。ティルソン・トーマスとかそれを売り物にしているのなら兎も角、プロフェッショナルなスタッフのこのような手落ちが解せない。



参照:
バイパス道路区間閉鎖中 2015-11-04 | 雑感
爪先で荷重可能な喜び 2017-03-29 | アウトドーア・環境
曇天の聖土曜日の騒々しさ 2017-04-16 | 暦
詐欺の前に凍りつく聴衆 2012-08-19 | 文化一般
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