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イルカ

2017年04月03日 | 社会派らぼ
神奈川の新江ノ島水族館と山口の海響館が、JAZA(日本動物園水族館協会)を退会しました。各地の水族館ではイルカショーが人気の呼び物で入館者集めに一役買っているのが現状です。が、このJAZAでは太地町の追い込み漁で捕獲されたイルカの入手を禁止しています。世界動物園水族館協会が、追い込み漁を残酷だと問題視して、これを認めていたJAZAの会員資格を停止したのが一昨年。JAZAは会員に図って、世界動物園水族館協会残留のために追い込み漁を禁止、イルカは繁殖によって入手するよう呼びかけていました。

繁殖のみでイルカを確保する取り組みでは、十分にイルカが供給できない…という懸念。更に繁殖を繰り返していくことで、遺伝的な問題が生じて来る恐れがある…といった問題など、退会に当たっては、多方面から検討された結果だという事です。

日本の捕鯨やイルカ追い込み漁は、諸外国からは目の敵にされています。が、日本には古くから捕鯨文化があって、獲った鯨肉を食用にするばかりでなく、骨やヒゲまで無駄なく利用してきました。イルカなどは縄文時代から捕獲して食用にしていた痕跡があるそうです。(イルカを食べる…というのは個人的にはかなり衝撃的ではありましたが、東北や静岡、和歌山などでは普通にスーパーで売られているとも聞きます。)基本的に他国の食文化には口を出すべきでは無いと考えます。それは良いとか悪いとかいうものでは無く、面々と引き継がれてきた文化なのですから。

但し、イルカショーについてはサーカスと同じようなものではないでしょうか。先日、京都水族館でイルカショーを見ましたが、指示に合わせ様々な動きを披露するイルカたちは圧巻でした。見る機会があるに越した事は無いと思います。けれど、猫も杓子も(という言い方で良いでしょうか)どの水族館もがイルカショーをする必要はないのではないかと思います。パンダは全国の動物園で見られなくても良いのです。極端に言うとパンダを日本の動物園で見る必要は無いとすら思います。貴重な野生生物を間近に見る事のできる施設が世界のどこかにあるのは、学術目的・観光目的を問わず貴重な事ではありますが、津々浦々どこにもある必要はありません。サーカスもかの有名なボリショイサーカスなど、一度は公演を見たいものですが、野生を奪って狭い檻に閉じ込めて芸を強いるそれには、もの悲しさが伴うのも事実です。

度が過ぎてはいけない。そんな言いようが当てはまるのかも知れません。それは反捕鯨の人達についても言えることです。動物愛護を訴えるのも良いでしょう。でも度が過ぎてはいけません。他国の食文化にはそれなりの敬意を払いましょう。

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