東京オリンピックに向けて、聖火が走り出しました。実施する以上は、安全な大会であって欲しいとは思っていますが、今に至っても、五輪開催に危惧を感じる人は、かなりの数に上ると思います。
東京都では、新たなコロナ感染者が400人に迫りました。患者数の減少が頭打ちになっていた事から、経済活動への配慮もあって、緊急事態宣言は解除されました。が、その後患者は増加傾向を示しています。年度替わりの時期、例年ですと、歓送迎会のシーズンに突入しています。加えて「日本の春」を象徴する桜も見頃でしょうか。巷では「第3波超え」の懸念がささやかれます。
患者数は下げ止まりの状態が続いており、これ以上緊急事態を継続しても、経済がひっ迫するばかりで効果が見込めないといった判断が働いたのだろうと思いますが、勘ぐれば聖火リレーが始まる時期に、緊急事態を切り抜けた感を演出したかったのでないかと思えて来ます。
が、そんな状況での開催に、果たしてどのくらいの意味があるのか、多くの人が覚めた目で成り行きを見守っている気がします。海外からの観客受け入れは断念すると、先日発表されており、チケットの払い戻しは60万枚とも言われており、損失額は1500億円とも。それでも開催する方が経済的には救われるのでしょうか。
思い返せば「東京2020」招致に成功した当初は、日本が右肩上がりの成長を遂げた前の東京オリンピック時のイメージが強く、開催を歓迎する声も随分大きかったように思います。ロゴマークのすったもんだに始まり、コロナで1年延期を余儀なくされた挙句、組織委員長の交代やら、未だに開会式のパフォーマンスで人の体型をあげつらう演出案がどうとか…でトラブルが続いています。
オリンピックを一つの目標として、頂点を目指して頑張って来られたアスリートが、世界中にたくさんおられることを十二分に理解した上で、この時節にオリンピックを実施する事には限りない危惧を感じています。
東京都では、新たなコロナ感染者が400人に迫りました。患者数の減少が頭打ちになっていた事から、経済活動への配慮もあって、緊急事態宣言は解除されました。が、その後患者は増加傾向を示しています。年度替わりの時期、例年ですと、歓送迎会のシーズンに突入しています。加えて「日本の春」を象徴する桜も見頃でしょうか。巷では「第3波超え」の懸念がささやかれます。
患者数は下げ止まりの状態が続いており、これ以上緊急事態を継続しても、経済がひっ迫するばかりで効果が見込めないといった判断が働いたのだろうと思いますが、勘ぐれば聖火リレーが始まる時期に、緊急事態を切り抜けた感を演出したかったのでないかと思えて来ます。
が、そんな状況での開催に、果たしてどのくらいの意味があるのか、多くの人が覚めた目で成り行きを見守っている気がします。海外からの観客受け入れは断念すると、先日発表されており、チケットの払い戻しは60万枚とも言われており、損失額は1500億円とも。それでも開催する方が経済的には救われるのでしょうか。
思い返せば「東京2020」招致に成功した当初は、日本が右肩上がりの成長を遂げた前の東京オリンピック時のイメージが強く、開催を歓迎する声も随分大きかったように思います。ロゴマークのすったもんだに始まり、コロナで1年延期を余儀なくされた挙句、組織委員長の交代やら、未だに開会式のパフォーマンスで人の体型をあげつらう演出案がどうとか…でトラブルが続いています。
オリンピックを一つの目標として、頂点を目指して頑張って来られたアスリートが、世界中にたくさんおられることを十二分に理解した上で、この時節にオリンピックを実施する事には限りない危惧を感じています。