いつも大相撲はさほど気にしているわけではありません。が今回の初場所は、幕尻力士が優勝した…との事で、チョット話題になっているようです。幕内力士は、横綱・大関を筆頭に、ランク分けされていますが、幕尻とは幕内力士の最下位を意味しています。要するに、幕内力士の中で一番弱いとされている力士が優勝してしまったという事です。
最下位ですから、下位力士との取り組みが多かったわけですが、それでもスゴイ事だと思います。但し、これで番付が上がるでしょうし、対戦相手からマークされますから、次の場所は一層大変になることが予想されます。それでも、尚一層頑張っていただきたいと思います。
優勝インタービューでは「自分なんかが優勝していいんでしょうか?」といった言葉を口にし、視聴者の好感度を一気にかっさらった感があります。ユーモアを交えながらのインタビューには余裕さえ感じました。徳勝龍関の優勝インタビューは、初と思えないほど、絶妙な余裕の会話のように思えました。お人柄なのでしょう。最後は「お父さん、お母さん、生んで育ててくれてありがとうございました」と両親への感謝を口にされています。
某新聞のコラム氏が、敢えて咎めないと言った発言をされていましたが、人前で自分の親の事は「お父さん、お母さん」とは言わないのが、古くからの日本語のあり方かと思います。そこは「父、母」でしょうか。家庭の中で、どう呼ぶかといった事は、それぞれの家の中のことですから、どうでも良いと思います。ただ、幼稚園くらいでは「パパ、ママ」だった呼び方が、いずれ「お父さん、お母さん」に変わり、更に他者に対しては「父、母」と言葉遣いが変わって行くことは、人としての成長と反するものでは無いと思います。
多分、徳勝龍関がどうのこうの…でなく、世の中自体が、日本語の特徴とも言える「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」を無視し始めているせいでしょう。言葉は時代と共に変わっていきます。意図的に変えているわけでは無いけれど、乱れと言われるものが、いずれ乱れでなく当たり前の使い方になって行くわけで、それこそ、旧い言葉にこだわる必要もありません。
「自分が」「自分が」の現代にあって、自らをへりくだり、他者を立てようとして来た日本語文化の根幹は大切にしておきたいという風には思います。名は体を表す。口にしている言葉は、いずれその人の人格を形成する事に大きな役割を果たすような気がしています。
最下位ですから、下位力士との取り組みが多かったわけですが、それでもスゴイ事だと思います。但し、これで番付が上がるでしょうし、対戦相手からマークされますから、次の場所は一層大変になることが予想されます。それでも、尚一層頑張っていただきたいと思います。
優勝インタービューでは「自分なんかが優勝していいんでしょうか?」といった言葉を口にし、視聴者の好感度を一気にかっさらった感があります。ユーモアを交えながらのインタビューには余裕さえ感じました。徳勝龍関の優勝インタビューは、初と思えないほど、絶妙な余裕の会話のように思えました。お人柄なのでしょう。最後は「お父さん、お母さん、生んで育ててくれてありがとうございました」と両親への感謝を口にされています。
某新聞のコラム氏が、敢えて咎めないと言った発言をされていましたが、人前で自分の親の事は「お父さん、お母さん」とは言わないのが、古くからの日本語のあり方かと思います。そこは「父、母」でしょうか。家庭の中で、どう呼ぶかといった事は、それぞれの家の中のことですから、どうでも良いと思います。ただ、幼稚園くらいでは「パパ、ママ」だった呼び方が、いずれ「お父さん、お母さん」に変わり、更に他者に対しては「父、母」と言葉遣いが変わって行くことは、人としての成長と反するものでは無いと思います。
多分、徳勝龍関がどうのこうの…でなく、世の中自体が、日本語の特徴とも言える「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」を無視し始めているせいでしょう。言葉は時代と共に変わっていきます。意図的に変えているわけでは無いけれど、乱れと言われるものが、いずれ乱れでなく当たり前の使い方になって行くわけで、それこそ、旧い言葉にこだわる必要もありません。
「自分が」「自分が」の現代にあって、自らをへりくだり、他者を立てようとして来た日本語文化の根幹は大切にしておきたいという風には思います。名は体を表す。口にしている言葉は、いずれその人の人格を形成する事に大きな役割を果たすような気がしています。