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ランキング

2016年09月23日 | 社会派らぼ
イギリスの教育専門誌が発表した「世界大学ランキング」によると、東京大学は世界の39位、アジアでは4位。昨年に続いてアジア首位を逃したとニュースになっています。アジアのトップはシンガポール国立大学、続いて中億の北京大、清華大なのだそうです。

ランキングなどと言うものは、どのように評価しているかによって変わるわけですから、軽はずみに一喜一憂すべきではないかとは思いますが、「評価」が下がるというのは、ある一面の「真実」を映しているとも言えます。日本が順位を落とす最大の理由は、周辺国の他大学が、実力を伸ばしている事、アジア自体が世界の中での位置を上げている事に他なりません。

別の角度から見ると、世界の上位980校にランクインした日本の大学は69校、この数はアジアではトップなのですが、上位200校になると東大と京大の2校になってしまいます。つまり、アジアの他国の力が伸びて、実力が拮抗してきたと同時に、日本国内でも他大学の力が伸びて力が拮抗してきているわけです。東大一辺倒主義からの脱却が功を奏して来ているわけです。

が、同時に世界のトップクラスを争うことのできる「力」を、維持していて欲しいと思うのは、日本人の共通した思いでもあります。近年、殊更「平等」が大事にされ、突出した優秀な生徒を輩出する事より、落ちこぼれをなくすといったことに、公教育の力が注がれてきています。それは大事な事で、悪い事では無いのですが、同時に突出した才を見出して育てる事が出来なくなっているということになります。そうした突出教育は、家庭や学習塾の独壇場になってしまい、公教育はむしろ生徒の個性を鈍らせるような役割に甘んじる事になってしまいがちでもあります。

多分「教育」は、将来の日本の「国力」に通じます。そこそこ「いい点」を取って、「いい大学」に行く…という、ほのぼの型の考え方を改める時期かもしれません。

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