ホイジンガという哲学者がいる、彼はその著書「ホモ ルーデエンス」の中で文化と遊びを結びつけた哲学者である。確かに遊びの上手な人は、仕事もできるといっても過言ではない、しかし遊びというのはただ自分の好き勝手なことを考え、好き勝手にふるまうことではない。遊びが遊びである限り、そこにはある種の規則があり、その規則がある限り我々は遊びを遊びとして楽しめるのである。小さい子どもの遊びにもある種の規則がある。鬼ごっこなら鬼ごっこのルールがあるし、かんけりには缶蹴りのルールがあり、それは学年があがるにつれ遊びが複雑になり、中には自分たちで遊びを考え出し、このことによって子どもはいろんなことを学び、価値を高めていくのではないだろうか。しかし、今特に都会ではあまり外で遊んでいる子どもの姿をみることがない、聞くところによると、子どもが集まっても、それぞれゲームをするだけで、ひとりでいるのと変わりないという。ボクシングは遊びである。しかし真剣なあそびである。ルールを重んじ、そこでは社会にでる人間として、いろんなことを学ぶことができる。近い将来そういうことも考えて子ども向きのクラスも開設したいと思っている。
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