脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

Dance to Groovy music

2021-02-21 | Weblog
ジムに入る前は体温をチェックします。37度以上はジムでトレーニングできません。入ったらアルコールで手と指先を消毒してください。アルコールは70%から75%のものを使用しています。 ジムではマスクを着用してトレーニングしてください。尚マスク着用に関してご事情のある方は遠慮なく申し出てください。

話はボクシングのトレーニングの話になるがトレーニング中は音楽をかけてトレーニングするのはもはやボクシングの常識的なこととなっている。これは私の学生時代の思い出、ジムにオギと言うハワイアンがいた。彼はのちにピーターの話によるとDJになったそうだが、そういうわけだから彼は音楽のセンスがよくて、トレーニングの音楽は暗黙のうちにほぼ彼が担当していた。
みんな彼の持ってきたラップなどの音楽を聴きながらトレーニングをするのだが、さすがハワイだと思ったのは、のりのいい曲が流れると踊るようにシャドウをしたり歌いだしたりすることだ。中にはどう見てもゴキブリが殺虫剤をかけられてのたうち回っているブレイクダンスまがいのダンスを踊るやつもいたが、時々トレーニングが盛り上がりライブハウスのようなのりになる、一体俺たちは何をしに来たのかわからなくなるが、彼のおかげでドーパミンを最大限に放出、テンションを上げて楽しいトレーニングができたと思う。

個人的な意見だが、当時私のいたところと日本人のアマチュアボクシングの動きは違う、日本人のボクシングはほぼみんな同じような動きをする、まあ地道なトレーニングをコツコツとできるので、その強さはあるだろうが、しかしどちらかと言うと動きそのものは武道、一斉に基本とか言って徹底的にみんな同じことをさせると、その一つのかたちがインプットされてしまって、それが同じようなボクシングをする要因なるのだと理解しているが、みんな同じようなボクシングをするのはトレーニングで型ばかりを重視してリズムをつくっていないからだ。トレーニングでリズムをつくるということは大事なことだ、うちのトレーナーはボクシングはダンスだ、ダンスができない奴はボクシングもへただと言っていたが、ボクシングにおいてリズム感を養うことは大事なこと、音楽を聴いてトレーニングするのはリズムを養うためだ、そこを意識するのとしないのでは大きな差があると思う。

当時とあるビルの最上階に今でいうクラブみたいなものがあって、そこから見る見晴らしがすごくきれいで土曜日の夜、時々行っていた。しかし私はリズム感がないので踊れない、踊れないからちびちびと飲めないビールを飲みながら夜景を見ていた。しかしジムのトレーニングと共に次第にリズム感がついてきたのか、ある時をさかいに踊ってみたら自然と体が反応する「うわっ俺踊れるじゃないか」と感動、一応できたことを確認してそれでもやはり東洋人は控えめで、そういう場所では10分ぐらいで満足してまたちびちびと飲めないビールを飲んで満足したが、オギのおかげでリズム感が養えた、このころにはだいぶボクシングも上達していたと思う。

確か宮本武蔵の5輪の書に「拍子をよむ」と言うのがあったが、拍子とはまさにリズムのこと、日本人が時々変則的な外国人に面食らうのは、自分たちとは違う奇想天外な動きをしてくるからで、それはリズムがつかめないからだ。
よく日本人は自分の何々しろ、例えば自分のボクシングをしろと言う、しかしこういうことは私は言われなかったし、英語圏にはこういう表現はないと思う。アレンはよく相手のリズムをつかんで、自分のペースにもっていけといっていたが(ジョージはぶちのめせだが)、やはりボクシングにおいてはリズムをつかむことは大事なことであり、上達する上では不可欠なものだと思っている。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする