どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

六がつ六ちゃん はっはっは

2024年05月19日 | 紙芝居
  六がつ六ちゃん はっはっは/脚本・絵/かこさとし/童心社/2014年改訂新版(12場面)
 
 
 ろくがつろくちゃんは、甘えん坊で、泣き虫。好き嫌いがはげしく、虫歯になっても お医者はいやがります。
 そんなろくがつろくちゃんのところへ、へんなおばさんがやってきて、なんでもすきなことをして、いやなことは しなくていいからと いわれ、おばあさんのいえにいきました。
 
 そこには、お菓子を食べながらテレビをみたり、ねころんで漫画を見たりしている子がいました。
 しわくちゃのおばあさんが、「また ひとり おいしい やわらかな ぶよぶよの こがふえたよ。たべるのがたのしみだね」とつぶやいているきいた ろくがつろくちゃん。ほかのこと、逃げ出そうとしますが おばあさんにつかまって 頑丈な 檻の中へいれられてしまいます。
 「あの、おばあさん、しわくちゃなのに、うちのおかあさんや せんせいより どうして つよいんだろう」
 おばあさんをよくみていた女の子が いいました。「おばあさんは、朝早くおきて、いつも体操するのよ。それから野菜でも、お魚でも よく食べてよく噛んで、そのあとは ちゃんと 歯を磨いているんだもよ」
 「そうか、よし、そんなら あくまばあさんを やっつけるため、みんなで つよくなろうよ」と・・・。

 でてくるのが、さんがつさんちゃん、ごがつごんちゃん、ろくがつろくちゃん、しちがつななちゃん、はちがつはっちゃん、くがつきゅーちゃんと、リズミカル。(あら 四月がなかったのは?)
 
 
 早くおきなさい、あれをたべなさい、かたずけなさい、歯磨きしなさいは、親がいつもいう常套文句。親だってそんな時期があったでしょうと 加古さん。
 
 おばあさんが、「つよいこどもは だいきらいじゃー」と叫ぶオチも 加古さんらしい。 

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