この絵本はグリムとそっくりですが、東北地方につたわる昔話がもとになっているとありました。
おばあさんのところからにげだした、そらまめとわらとすみが、だんだんいくと、川があってわたれません。
わらが橋になり、じゃんけんに勝った炭がさきにわたることに。
途中で、下を見た炭が、みずがこわくて すすめなくなると わらがもえだし、わらがぷつんときれ、炭も藁も川の中へ。
それをみたそらまめは おかしくなって おおわらい。あんまりわらったので、おなかのかわが ぱちんと さけて しまいます。
とおりかかった むすめさんが ないている そらまめをみて、黒い糸で そらまめの おなかを ぬってやります。それで、いまでも そらまめの おなかには 黒い すじが あるという話。
グリムでは仕立て屋の職人が、そらまめのおなかを ぬってやります。
子どもたちが、そらまめを食べるとき、すじに注目するのは間違いありません。
グリムの話を聞いているだけでは、わら・すみ・そらまめのイメージがわかなかったのですが、擬人化された面白さがあり、今度聞く機会があったら楽しさが倍増しそうです。