どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ペトロニーユと120ぴきのこどもたち

2017年10月06日 | 絵本(外国)


   ペトロニーユと120ぴきのこどもたち/クロード・ポンティ:作・絵 やまわき ゆりこ・訳/福音館書店/2009年


 見開きに、ねずみが120匹? フランスのわらべ歌「みどりのねずみ」が。裏の見返しには、これもフランス語で「へいのうえの めんどり」

 でだしからあっとさせられます。

 朝、こどもたちが飛びつくのは、吸い口がいっぱいの哺乳瓶。
 
 ペトロニーユは120ぴきのねずみのお母さん。
 ごはんがすんだら、こどもたちは絵をかいて、エベレストにいるお父さんにおくります。

 絵はどうやっておくったのでしょうか。

 やがて、買い物に出かけたペトロニーユでしたが、怪物にあったり、人間につかまってエスカルゴにされそうになり、逃げ出します。

 ところが、迷路にまぎれこみ、なにがなんだかわからなくなったペトロニーユでしたが。

 怪物にとらわれ、チョコレートがけにしてたべられそうになったこどもたちを助けるべく、郵便で到着したお父さんとバテイーねえさんと一緒に怪物を退治して・・・。

 怪物を退治したところでおわるかと思いきや、まだまだ続いていきます。

 ひよこのはしご、めんどりの羽根が大きな花になったり、雨がカーテンになったりと、何か不思議な展開で、でてくるものも、これまで見たことのないものばかり。

 ユニークなキャラクターがいっぱいです。