入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

      ’17年「初夏」 (8)

2017年06月11日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 きょう1日だけでコナシの白い花が牧場を大分華やかにしてくれた。今年は何故咲かないのだろうと思っていたら、その木はヤマザクラではなくて、ミヤマザクラだと分かった。それが今、咲いている。それにしても長いこと、そのことを知らずにいたのだから呆れる、というよりか情けない。今こうしていると、時折カッコーとホトトギスの声も聞こえてくるが、それでもセミの声のほうが圧倒的に強くて、牧場(まきば)の夕暮れも大分、趣が変わった気がする。



 テイ沢で、倒木の処理をしていたら、幾人かに道を聞かれた。中でも、「ここを下っていくと、どこへ行くのですか」といった類の質問が多いのには驚いた。パンフレットはあまり正確ではないし、地図を持っていてもそれを役に立てられない人が意外といる。ゴンドラで簡単に来て、その延長気分でつい足を踏み入れたのだだろうか。一連隊を引き連れてきた黄色い声の主が先の行程を読み切れずに、途中から引き返していくのも目にした。指示に従わされた人たちが気の毒だった。小さな子供でもその後、親に遅れまいとして健気に沢を下っていったというのに。

 今夜は小屋に夫婦が一組だけ。奥さんは明るい人だが、雄牛の和牛を見ながらポロと漏らした言葉が恐ろしい、「美味しそう」。いや、これは本当の話。

 そろそろ雨に濡れたクリンソウを見に、お出掛けください。営業内容につきましては、「H29年度の営業案内」「続H29年度の営業案内」を参考にしてください。

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