The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

The retrogression of history・時代は逆行する 夏

2017-08-07 05:47:05 | 世界経済
 
 男装の麗人の伝統は宝塚に結実しているのかもしれない。ともあれ室町の時代はニヒルでデカダン、乱雑な社会であり、将軍が美少年を追いかけ回し、荒くれ男がコーモンをつつく、あげくは、
 「オトコだとおもったら オンナだった」

 具体的現実の不毛と虚無、だからこそ抽象的世界への憧憬が育(はぐく)まれたのだ、つまり「永遠や絶対」である、今の日本でも機械的反射の感覚的生活だけの人々が多い、進歩していないのかもしれない。

 500年前、この列島には、それとは違ったモノを求める運動があった、その成果が能や枯山水、日本の文化は、ここでトップに立ったのかもしれない、奈良・平安・室町はホップ・ステップ・ジャンプ、いいところまで行った。

 その寄り戻しが、織田・豊臣・徳川の時代か、さて、明治は、どう位置づけるべきか。