The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

三国連太郎のナミダ 6

2021-05-31 09:36:13 | 世界経済
   

 三国の沢庵が、お通の入江若葉に、笛を吹いてくれないか、村人にいじめられているお通は、
 「タクアンさんにだけよ」

 その初々しさ、かわいらしさ、かつてのニッポンには、こういう女性がいたのだ。
 ところが、どこもかしこもコロナ太り、
 「のっし のっし」
 「ぶぎぶぎ ぶぎー」
 「ぎゃはは ぎゃはは」
 スマホでどなりあっている、歩きながらのスマホ・・・

 永遠の日本女性・お通、
 「タクアンさんにだけよ」
 三国の沢庵が一礼、
 「それはそれは みごとな一礼」
 一句一代の禅というが、一礼一代の役、
 「これが役者なのだ」

 「ああ まだ 東洋の秋は 滅びてはいない」
 


三国連太郎のナミダ 5

2021-05-30 09:49:29 | 世界経済
  
 ヨコハマでイチバンの進学教室でアルバイトしたことがある、経営者は元カンヌシ・神主、ヒキガエルのような顔、履歴書を見て、
 「400字詰の原稿用紙で 5000枚から6000枚の論文 ここでは そんなむずかしいコトは ヒツヨーないんだなあー まあ いいか」
 小学5年のエリート・コースを担当させられた。

 このクラスの子供は、選び抜かれたエリートたちで、麻布や開成・武蔵に慶応・・・この進学学校の教師たちは現役の教員で、みな偽名で登録していた、
 「ある教員の偽名か 他の教員の本名になってしまった」

 教室には20数名、彼らは、この国のエリートになることが約束されているようだ、そこで、
 「おウマさんとブタさんが競争をしました どっちが勝ったでしょうか」
 「・・・」
 「トンカツと思うんでしょう」
 「ブー」
 「トンカツはウマかった おウマさんの勝ったんです」
 すると、ながい顔が、
 「センセ センセ ノー・ジョーク」
 「・・・」
 「時間が もったいないです」
 
 だから、もう、
 「霞が関の役人の顔になっている」




三国連太郎のナミダ 4

2021-05-29 09:41:43 | 世界経済
  
 コロナで苦しむニッポン、この国の政府は、特に財務省が援助を渋っている、これこそが、
 「この国をよく現わしている」

 古代天皇制以来の体質とは言わないが、なにしろ、 土着の日本人に、
 「クズ・国栖 ツチグモ・土蜘蛛」
 彼ら、ミクロに解釈して、マクロの国民経済に忖度しない、
 「国家財政のバランスであり 国民経済の卑小な解釈」
 知能犯である。
 なにしろ、親子3代、霞が関の高級官僚という家系もある。

 巧みに法案を立案し、狡猾に公共事業を遂行する、ちょっとした付帯条項で、限られたゼネコンしか、
 「受注できないようにする」

 それにしても、コロナによるコンラン、これでは、戦争なんかできないだろう、そして、それを、
 「しっかりと観察している国がある」

三国連太郎のナミダ 3

2021-05-28 10:33:59 | 世界経済

 あの大戦前には徴兵検査があった、三国の父は、三国を、
 「逃がしてやろう」
 フツーの若者でもタイヘン、まして、こちらは出身が出身、
 「凄惨なしごきがまっているだろう」

 そこで、三国は、舞鶴から半島に渡ることにした、父親には事情がわかっていたのだ、舞鶴の旅館でハガキを書く、その数日後、憲兵が三国を捕らえにやってきた、
 「だれが 密告したのか」
 母親であった、
 「実の母親・・・」
 なぜ、そんなことをしたのか、おそらく、
 「食料の配給切符を停止されることを恐れたためだろう」

 三国・佐藤政雄は、記している、
 「わたしは それ以来」
 「女性が 信じられなくなったのです」
 オトコなら分かるだろう、
   男と女の間には
   深くて暗い闇がある・・・

 三国の沢庵禅師は、ホンモノの禅僧よりも禅僧っぽい、
 「三国は いのちがけで役作りをしたようだ」






三国連太郎のナミダ 2

2021-05-27 10:50:27 | 世界経済
  
 フランスのド・ゴール大統領の暗殺を図ったオトコの映画が人気を集めた、緻密な計画・冷酷な殺人、もうすこしで成功・・・ところで、このオトコの正体が、終に分からなかった。

 ヨーロッパには、日本の戸籍制度がなかった、ニッポンでは、凶悪犯が立てこもると、どこからか彼の母親が登場して、
   ヒデオキくんは わるくないのよー 
   ジダイがわるいのよ シャカイがわるいのよー
   もー でてきて ママちゃんが あやまってあげるわよー ・

 日本的シーンであろうか、これが可能なのは、トーゼン、戸籍制度が完備していいりからで、政府と役所は、しっかりと管理・運営している、だから、良かれ悪しかれ、その延長に、かつての、
 「差熱戒名が 誕生したのかもしれない」
 死んだ後も、しっかりと管理して支配する、受験エリートの論理の帰結になる。

 あの、ナチスのヒトラーは、ニッポンの戸籍制度を、
 「高く評価していたという」





三国連太郎のナミダ 1

2021-05-26 10:37:45 | 世界経済
    

 三国は、
 「わたしは 葬式や結婚式には出席しないようにしています」
 なぜか、
 「それは 当人たちを 祝福するためではなく 共同体における 出席者のの地位を確認する儀式だからです」
 だから、
 『この国の不合理と悪が 凝縮しているのです」

 なにも、そこまで突き詰めなくたって、三国は、差別される側にいたようだ、三国の父方の祖母が亡くなった時、
 「畜女という戒名をつけられてしまった」

 「差別戒名」である、その二文字が少年の目に焼き付いた、
 「それから わたしの ながい旅が始まったのです」

 「遠い遠い少年の日の悲しみが 三国連太郎の秘密だったようだ」


 



民神雑ジュウする 下

2021-05-25 08:43:59 | 世界経済
   

 「雑ジュウ」の「ジュウ」は、米ヘンに矛と木、「混雑」と、ほぼ同じ。

 ところで、親日家の台湾人が、
 「せめて 質実剛健の気風さえ残っていたら・・・」

 今の日本を憂えているのだ、インスタント食品のようなヒトビト、朝からスマホでゲーム、戦前の日本には、
 「下町には下町の 情のあつさが 山の手には山の手の気品が・・・」
 どうなってしまったのか、
 「自由・平等・民主主義 それが悪いとは言わないが」
 「ザンネンなコトですね」


民神雑ジュウする 上

2021-05-24 10:47:11 | 世界経済
  

 「雑ジュウ」は入り混じるコト、
 「神と民衆が混じっている」

 だから、貴族主義ではない、この国のタテ型システム、その点は、
 [整然としていた」
 あの大戦の直後、外地から帰ってきた人、食べながら歩いているヒトを見て、
 「ホントウに 敗けたんだなあー」

 直近は、歩きながら電話、大声でどなりまくっている、と思ったら、おんなたちまで、
 「しゃべりまくっている」

The birth of Japanese 7

2021-05-23 10:21:25 | 世界経済
  


 直近のニッポン、
 「コロナでコンラン」

 なにがどうなっているのか、電話がかからない、小さな字の役所の文書、
 「論理的整合性だけは 保っているが・・・」
 だから、十分には機能していないようだ。

 ある意見、
 「厚労省の事なかれ主義が原因している」

 ちょっとした文書でも、ややこしい、個人ではコンナンなケースがある、だから、外国人のグループが画策したら、
 「パスしてしまうかもしれない」

 かつては、
 「木を見て 森を見ず」 
 今の日本では、 
 「ミクロに触れても マクロに届かない」



The birth of Japanese 6

2021-05-22 08:51:44 | 世界経済
   

 あの館長、
 「うれしかったんだろう」
 東北を一周したエトランゼが、
 「どうも フツーではありませんね」
 「・・・」
 「中学や高校で言っているようではないんです」
 「ほーう どうちがうんですか」
 「爆発力があるんです」
 「・・・」
 「きりりとした独立心があるんです」
 「ニッポンの千年は なんだったんでしょう」

 「ニッポンは 古代の方が 新しい」