The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

4 下

2023-08-31 08:34:32 | 世界経済
 11月、和服の女性が彼のベンチを訪ねた、
 「どんな人だった」
 「清楚なんだ」
 「そんなもんさ」

 「彼は どうした」
 「振り向かない」
 「なるほど」
 「なにも言わない」
 「その沈黙は 100万言だ」

 「それだけ思っていたんだ」
 
 その年の冬、亡くなったんだ、
 「ちょっと微笑んでいた」

 それがハマのオトコなのさ・・・

 


3 中

2023-08-30 08:59:27 | 世界経済
 彼は短い人生を楽しんだのであろうか、
        Byron is  dead.
        The whole world seemed to be darkened for me.

        To see a world in a grain of sand,    
        And heaven in a wild flower.  
       To hold infinity in the palm of your hand, 
        And eternity in an hour.
 
 思わず 、
 「Blakeだね」
 「ふふふ」
 なんと、うれしそうだったことか。

 「これが わたしたちの街なんだね」

 
 
 

 

2 野毛のホームレス 上

2023-08-29 10:04:51 | 世界経済
 英字新聞を手放さないホームレスがいた、彼は元商社マンで、予定より一日早く帰ると、彼の妻と上司が、
 「くんずほぐれつ」
 「へなへな」

 立ち直れなかった、
 「そういう人もいるんだろう」

 一日中、フラフラ、それでも英字新聞だけは手放さない、
 「英文学 やりたかったんです」


これが YOKOHAMAだ!

2023-08-28 08:38:46 | 世界経済
 

  I do think Yokohama is the best city in Japan.,
       There are many good men and women.
       They are proud of themselves.     

   ヨコハマは、日本一の街、神戸や長崎と比較してはいけない、
 「赤いクツの女の子にしかられる」
  
   あかいクツ
   はいてーた
   おんなのこ
   いじーさんにつーれられて
   いっちゃった

   ヨコハマの波止場からフネに乗って 
   異人さんの お国に行っちゃった・・・

 小学2年生の運動会の翌日までヨコハマ、それからカワサキに引っ越し、
 「つらく孤独な 少年時代であった」

終 漱石の人気

2023-08-26 08:52:07 | 世界経済
 漱石の人気は江戸の人気だろう、
 「さっぱりとしてあたたかみがあり 分をわきまえている」
 今は、どうであろう。

 公武合体の方が良かった、そこまでは言わないが、
 「なにか大切なものを失ってしまった」
 続々とやって来る外国人観光客を見るにつけ、彼らは、
 「それを求めているのか」
 「世界に 稀な祭政の社会 その成功」

 それが、
 1 安全
 2 清潔 
 3 おつりをごまかさない
 4 食べ物がうまい 

 どこかとは比較にならない、これは、やはり、
 「江戸文化の威風であろうか」

6 禅僧の出処進退

2023-08-25 08:30:02 | 世界経済
 老僧は子供の頃、漱石を見ていた、
 「どうでしたか」
 「子供心に
   ああいい人だなあ
   そばにいたいなあー  」
 明治の品格であろうか。

 その後、大学の前身の「禅林」に入学したが、そこで、あの昭和の傑僧・原田祖岳に会う、ある日、原田が水を浴びていた、
 「君も浴びるかな」
 「はい」

 その後、一生の行者・沢木興堂と原田が対立する、全山が二つに割れる、沢木派と原田派である、だから、あの禅僧はどちらか、
 「沢木派の名簿に見つけた」

 「さすがだなあ」

5 もっと深いのかもしれない

2023-08-24 08:56:53 | 世界経済
 

 だから、
 「シュメールと古代インドとの関係はどうなんでしょう どういうつながりなんでしょう」
 「そこだな」
 「どこですか」
 「人間がバカになったから分からないんだ」
 「民主主義はどうしようもない 多数決なんかメチャクチャだな」

 どうなんだろう、
 「もっと深かったのかもしれない」
   
  無上甚深微妙の法は
  百千万ゴウにも遭い奉ること難し
  我 今 見聞し受持することを得たり・・・  

4 パリの日本大使館

2023-08-23 08:48:03 | 世界経済
 

 その後、フランスに行った時、日本大使館でその教授の消息を尋ねた、日本人の職員、ケンモホロロ、まるで相手にしてくれない、よくあることだ、部屋を出ようとするとフランス人の女性職員がメモを手渡す、
 「わたしのセンセイなんです」
 「・・・」
 「でも 今はバカンスで留守だと思います」

 この女性、日本人よりも日本的、不思議なコトだ、それを 老師に話す、
 「フランス人もいろいろですね」
 「ふふふ」
 「メソポタミアのレリーフに合掌している人物が多いんですね」
 「気が付いたか」
 「これは エジプトとは関係がない」
 「そうだな」
 「多元宇宙論だな」



3 フランス人の禅解釈

2023-08-22 10:02:39 | 18
 当時、あの禅僧の寺にフランスの教授が通っていて、漱石についての一書をまとめた、ニッポンの老僧は、
 「秋のさびしさが よくわかるものだ」
 「むこうにも いますよ」
 「静かな夜、
   「永遠を 見た」」
 「ほーう」
 「なかなかでしょう」
 「臨済宗が喜びそうだな」
 「ふふふ ひっかかりそうですね」
 
 「大悟 数回 小悟 その数を知らず」
 「まあまあ」

 なつかしい思い出である。

2 ノーベル文学賞の毀誉褒貶

2023-08-22 09:26:05 | 世界経済
 大江健三郎もノーベル文学賞を授章していたようだ、
 「なにか 意味があるのかj

 このあいだ、NHKで朗読していたが、よくわからない、
 「こなれのわるい文章で なにを言っているのか なにを言いたいのか」
 江戸時代なら、
 「汝らは 何を笑うと隠居の”へ”」

 この文章、英訳すると魅力が出るのか、まあー
 「ちょっと論理的なんだろうが・・・」
 どうこう言うほどのものではない、
 「彼らも 生き残るためにあの手この手なんだろう」

 日本の側の賞は、一応、審査員がいるようだが、
 「彼ら 大乗仏教を読んでいるのか 日本の古典に親しんできたのか」