The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

「街道を行く」の絡繰り 9

2018-12-31 11:17:15 | 世界経済
 
 政府自民党が外国人労働者の増員を認める、一説には経済界の要請、
 「企業のサラリーを 上げたくないからだ」   

 莫大な経常利益を留保したい、
 「アップの要求は ボーナスでごまかす」

 江戸時代は士農工商だったが、今は、商工ノウシ(脳死)、長期政権の首相には、
 「政治哲学がない」
 「国家100年の計画がない」
 しかし、EUと環太平洋の巨大マーケットに参加する、合格点だろ、それと、
 「ふしぎな能力がある」
 「クセモノのプーチンとケダモノのトランプと仲がいい こんなのはアベちゃんだけ」
 「まあー 一種のヒトタラシ」

 これっ、どこかで見た、
 「幕末維新の長州人」 
 だから、薩長を仲介した坂本龍馬、秘密を知りすぎたか、
 「イギリスではなく」
 「長州だったのかもしれない」


「街道を行く」の絡繰り 8

2018-12-30 10:51:18 | 世界経済
 
 ヨコハマの立ち飲み屋の主人、
 「すごい シーンでした」

 スカートのオトコの立ちション、
 「どどど どーだった」
 「なにがです」
 「タタタ タマタマ」
 「ケイランほどは ありました」
 「ケイラン」は鶏卵、ニワトリのタマゴ、
 「ウソだろ」
 「ふふふ」

 「昔は こんなことなかったんですよ」
 スカートのオトコが昼間から客引きをする、
 「あの国は 戸籍の無いヒトが数千万人ですからね」
 「・・・」
 「どうやって生きていくか 学歴がない技術がない カラダひとつ おケツひとつですよ」
 「まったく」
 「彼 必死なんですよ 遠いニッポンにやってきて
   『あそぼ あそぼ おにいさん あそぼ』 
  わたしには 悲鳴に聞こえます 悲鳴に聞こえますよ」

 ところで、
 「ニッポンの警察や公安 どの程度 おさえているのかな」
 ヨコハマのオトコ、
 「彼ら・・・」
 「うん」
 「コームインですからね」
 「うん うん」
 「やる時はやるでしょうが ふだんは 見て見ぬふり ケガしたらはじまらない」

 地元の人が、夜、通らないようにしている場所がある、それから2~3週間後に、
 「この通りでの客引きは禁止です」
 地元のオトコ、
 「なあに フク〇〇チョーで やってるよ」



「街道を行く」の絡繰り 7

2018-12-28 13:40:06 | 世界経済
 
 夜、こっそりと上陸して数週間・数か月・・・

 一度、紹介したが、数年前、イセザキモールから桜木町への裏通り、トツゼン、
 「おにいさん あそぼ」
 「あそぼ あそぼ あそぼー」
 ミニ・スカートが立っている、前にもいる、
 「こりゃあ いかん」

 あわてて反対側に、
 「キキキ キイー」
 ひかれそうになった、その数日顔、立ち飲み屋のオヤジに、
 「あんなガリガリのカラダで ショーバイになるのかな」
 「ダンナ それっ オンナじゃあ ありませんぜ」
 「ススス スカートはいてたよ」
 「スカートはいてりゃあ オンナだって だれがきめたんです」
 「クレヨン・シンちゃん」
 「あれは オトコ オトコです」
 
 「その論拠(ろんきょ)は」
 「そこの電柱に 立ちション」
 「うううーん」
 「おっきなモンが ニーハオ ニーメン・ハオ」

 完敗である、 
 「ひっかからなくてよかったですね」
 「うん」
 「夜 酒飲んでいたら わかりませんからね」

 それにしても、彼ら、どうやって上陸して、どこに住んでいたのか。
 

「街道を行く」の絡繰り 6

2018-12-28 09:21:24 | 世界経済
 
 この寺の一角にフシギなお堂があった、それが「笑い堂」、その時は、だれもいなかった。

 かなり前には、時々、滞在する人がいた、彼らの話し声が笑っているように聞こえた、それは、海上の大船から小舟をおろし。その川をさかのぼり、夜間に上陸し、このお堂に滞在したようだ。

 ある年の夏、書道の研修会が開かれ、集まった書道の教師が、この寺の長持ちの中の書や掛け軸を調査、ひとりが、
 「おっ これ 王義之じゃあないか」
 大騒ぎになった、しかし、まもなく静まったから、ニセモノだったんだろう。

 こういったもの、住職が代わるたびに散逸する、
 「これ もらう約束になっていましたから」

 ところで中華街の奥に古びたアパートがあり、アジア系が出たり入ったり、ある人が、
 「夜 上陸して2~3週間 滞在して もどっていくんだよ」
 
 それは、ホントウであろうか。


「街道を行く」の絡繰り 5

2018-12-27 10:43:43 | 世界経済

 京都の仁和寺よりも大きな三門の前に立つと、鳳(おおとり)が翼を広げたような配置で、正面が玄関、その右隣に百畳の広間、その前の土間の天井にはカゴがつるされていた、新しい住職の入山式に使用された。

 山々に山伏のほら貝の音が、吸い込まれ、山の民が列をつくる。

 山伏は、荒々しく粗野で、ふつうの人とはまるで違っていた、武骨でとっつきが悪い、9歳のわたしは、
 「サムライとは こういう人だったのではあるまいか」

 このオトコのタフな神経なら斬りあい・殺し合いは、なんでもないだろう。

 司馬の小説には、こういった男は出てこない、だから、
 「時代が せまってこない」
 「武士が わかっていないのではあるまいか」

 司馬遼太郎、本質的には、関西の町人だったのだろう。

「街道を行く」の絡繰り 4

2018-12-26 09:38:19 | 世界経済

 少年時代の一時期を過ごした山中の大寺に、武田家と徳川家の黒印状があった、この両家、関係が深い。

 戦国時代、比叡山の僧侶が勧進に来た、すると、
 「どうだろう 比叡山を この甲州の地に移しては」
 とんでもない提案が出た、ところが、このプラン、徳川家によって実現してしまった、
 「上野の東叡山・寛永寺」 
 そして、宮さまを迎えて住職とする。

 これは、来るべきコトに備えてのもの、だから上野の戦いでは、朝廷側だけではなく、徳川方にも「錦の御旗(みはた)」があり、これを描いた錦絵ある。

 この宮さまが天皇に即位したという情報、三種の神器がなくて、そんなことが可能なのか、明治の中頃までその資料を探していた学者がいたという。


「街道を行く」の絡繰り 3

2018-12-25 09:37:46 | 世界経済

 「青い瞳の日本人」で東北の各地を訪問したが、なかなか成果がない。「街道を行く」のようにはいかないのだ、
 「どうして あんなにうまくいったんだろう」

 こっちはケンもホロロ、
 「そんなむずかしいコトは わかんねえー」
 高校の日本史レベルで、これだ、わからなければ同僚に聞いたっていいはずだが、仲が悪いらしい。

 太平洋側の町立の資料館、
 「1回や2回の人には教えられねえなー」
 「・・・」
 「サイテー 5回は来てくれねえとなー」
 ヨコハマから、そんなに来られるもんではない、その数か月後あの地震・津波、なんともはや、
 「もったいない」
 
 私の推理では十三湊と平泉の中間点だから、とんでもない資料があったはずだが・・・

 自由に会話できれば、もっと前向きの展開になる、なにをえばっているんだろう、それにしても司馬の「街道を行く」が、あれほどの成果があったか、やはり、さまざまのテクニックを駆使していたんだろう。

「街道を行く」の絡繰り 2

2018-12-24 09:49:15 | 世界経済
 
 「日本の歴史」が、あんなに「うすっぺら」であるはずがない、その意味では、この国の学者や教授と同じレベル、だから、上の面々、
 「よくわかっているね」

 ユーラシア大陸の外れにある、この列島、多層的で複雑な構造のはずだ、あるいは、GHQの若い調査官、その権限をフルに利用し、奈良や京都の神社や仏閣・宝物館を調査したかもしれない、そこで彼は何を見たか、
 「メソポタミアまで 行く」

 アメリカの公文書館にそのパンフレットが隠されていないか、しかし、この国では、
 「ほどほどがいい」

 「『青い瞳の日本人』なんか とんでもない」
 この国は、
 「『世渡り上手』の真実が 真実なのです」

「街道を行く」の絡繰り 1

2018-12-23 10:12:47 | 世界経済

 司馬遼太郎の「街道を行く」はなかなかの力作であるが、もうひとつというものが多い、しかし、台湾での李登輝さんとの対談で、
 「台湾は 台湾人のものです」
 このインパクトは大きい、北京政府が激怒、強烈なクレーム、日本の作家は、文芸協会の理事を追われた。と聞く。

 この一行を支えた週刊朝日のスタッフの尽力があってのことだろう、
 「朝日にも 公平で公正なグループがいるのだ」

 その発言は、さまざまの苦難を乗り越え、忍び難きを忍び、
 「これこそが この作家のホンネか」
 それとも、たまたまのヒトコトだったのか、隔靴掻痒(かっかそうよう)の彼の作品を見るとき、何とも言えない、
 「ニッポンの歴史 あんなもんではない」

 当時はタイヘンな人気、ファンの経済人も多く、「司馬史観」とまで言われた、しかし、その正体は、どうだったか。



明治維新と人気作家 下

2018-12-22 10:41:28 | 世界経済

 司馬遼太郎の二つの作品と対決せざるをえなかった、
 1、竜馬が行く  
 2、街道を行く

 1は国会銀の秘書の時で、高知県の選出だったから、連日、高地の人々と面会せざるを得ない、彼らの陳情を聞いた、
 「ハコモノを立ててやると次の選挙が楽になる」
 地方政治の現実である。

 高知県人は土佐の人々の子孫、 
 「今でもこうだから 150年前は どうだったか」
 しかも、竜馬は士族ではなく「郷士」。

 坂本龍馬(1835~1867)、維新前に殺害されている、
 1、土佐勤皇党に入る
 2、脱藩する 
 3、勝海舟に航海術を学ぶ
 4、長崎に商社を設立
 5、薩長連合を図る
 6、大政奉還を推進する・・・

 竜馬暗殺の大因は、5と6であろうか、しかし、やはり、大きな勢力のバックアップがあったのではあるまいか。