The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

禅学と宗教人類学 7

2022-08-25 07:32:53 | 世界経済
 東大からやって来た哲学教授、
 「かつての 一高三高では 一年かけて一冊の原書を読んだものです」
 「だから チカラがついた」
 「もっとも 今の先生に それだけのチカラがあるかどうか」

 向かいの校舎が晩秋の夕日で染まっている・・・
 

禅学と宗教人類学 6 

2022-08-24 13:17:17 | 世界経済
 もう一人いた、修士の成績、彼が1番でわたしが2番、こっそり教えてくれた、富士銀行の社員だったが、僧侶の父親が病気になったため、急遽、永平寺に入った、そして、あの大学院にやってきていた、
 「少年 老いちゃったよ」

 「フランス語の動詞の活用 わすれちゃったね」
 永平寺では、差し入れがあると、
 「みんなで 平等に分けるのだが あるとき サラミの差し入れ におってにおって なんぎした」

 2週間ほど休んだ、そこで長距離で講義の進行を教えてやった、
 「3週目にやって来た時 ヘラヘラと笑うだけでお礼のひとつも言わない」

 「すっかり ボーズになっていた」

 

禅学と宗教人類学 5

2022-08-24 12:56:46 | 世界経済
 どうしたら、
 「あんな渋い顔になれるんだろう」
 禅学の教授、クチ一杯にウメボシを入れているみたいだ、
 「組織が硬直しているんだろう」

 「ただ いやーなかんじがするだけだ」
 「あんなのばかりだもんね」
 「まったく」

禅学と宗教人類学 冬

2022-08-23 09:29:09 | 世界経済
 S君のおかあさんに会った、
 「わたしは 若い時 勉強できなかった だから あの子には思う存分 勉強してもらいたいのです」
 「わたしが 動けるうちは はたらきます」

 S君の部屋は二階だが、膨大な蔵書で下におちそうになった、彼は私を、
 「ウラのウラを見る」
 そんなことはない、そう言うのは、本人がそうだからだろう。

 ふしぎなオトコだった、伊勢の例大祭でタイヘンに喜んでいた、その後で、
 「亡くなった」
 あの異常な喜びが、フクセンだった。 


禅学と宗教人類学 秋

2022-08-22 09:07:07 | 世界経済

 中央大学から来たS君がたった一人の友人、最前列で講義を聞く、
 「あの教授は すごいんだ」
 東大の哲学教授、この大学に来たのだが、どういうわけか、大学院では教えなかった、
 「なんでも A教授に遠慮しているんだって」
 「そんなことはないんだがね」
 その時、
 「ガタリ」、
 学生が教室を出ていく、さらに、
 「ガタリ ガタリ」

 どんどん出ていく、たちまちガラガラになった、
 「みんな僧侶になるんだろう」
 「まったく」
 「一時間ぐらいい 我慢できないものかね」

 「道元禅師が 泣いている」 

禅学と宗教人類学 夏

2022-08-21 10:14:14 | 世界経済
 道元禅師の語録を発表することになった、誰も教えてくれない、しかたない、諸橋先生の「大漢和辞典」と格闘する、なんとか主旨を把握した、
 「これでいいかな」

 「発表します」
 青ゾリのアタマがうつむいている、
 「そんでもって 彼の言うことには・・・」
 「クククー」
 「フフフのフ」
 「ヒヒヒ ヒイーヒイー」
 青ゾリのアタマがピクピク、
 「なんて シツレイな連中だろう」

 便秘した地蔵のような顔が、
 「ここんところは 江戸時代の注釈本が決定版です」
 「・・・」
 「だから 君は それを読むだけで良かったんです」

 「そんなのは 茶番劇でしょう 禅学は 少なくとも禅学は いのちといのちのぶつかりあいじゃあないんですか」
 「ヒヒヒヒイー」
 「ペチーン」
 「あっ たたいた」
 「暴力はいけませんよ」
 「ふん くそくらえ」
 

禅学と宗教人類学 春

2022-08-20 08:34:39 | 世界経済
 

 あの大学院に入った時、インド哲学の老教授が、
 「こちらをやってみないか」

 その意味が分からなかった、
 「禅学こそがサイコー なにしろ不立文字・教外別伝だ」

 「わたしは 最近 インド哲学の深奥が ほんのすこし分かってきたような気がするんです」
 「だが もう時間がない」
 「・・・」
 「古代のインド人 量子力学に気がついていたようなんです」

 「禅学はヒトによるんだよ 今 それだけのヒトがいるかというと・・・」

 もっと真摯に聞いておけばよかった。

逆説的日本論 終

2022-08-19 08:17:18 | 世界経済
  

 縄文の土器や土偶が縮こまっている、上野の国立博物館、
 「あまり かわいがられてはいないようだ」

 ここの館員や研究員は受験のエリートなんだろうが、関心が薄いのかもしれない、彼らには、
 「奈良や平安時代からなんだろう」

 しかし、ここには、今の停滞と不景気を乗り越えるソフトが隠されているのかもしれない。

 ところで、成人男性の平均身長が170センチを越えたらしい、これは、
 1,栄養によるもの 
 2,ゲノムによるもの
 常識的には、1だろう、スーパーでカゴに一杯の買い物をしている、よく見ると、コロナ太りだけではなさそうだ。

 神武天皇の上陸を阻んだナガスネヒコは大きかったんだろう、八束ハギというヒトも登場している、
 「日清・日ロで国民の関心が外に向けられている間に」
 「なにか決定的なことが おこなわれたのかもしれない」
 いや、それは、
 「この国の歴史と ともにある」  

 いいところもあるが、
 「こまった点も 多い」

逆説的日本論 13

2022-08-18 08:10:39 | 世界経済

 

 東北には、

  蝦夷・えみし

  俘囚・ふしゅう

  安倍一族 

 強力な集団がいた、安倍の貞任は、身長・6尺 腹囲・7尺余、彼には何人かの子供がいたが、その一人が、黒澤尻の三郎で、その子孫が、映画監督の黒澤明、黒澤は182センチあった。

 「肉体のゲノムは 遺伝するようだ」

 


逆説的日本論 12

2022-08-17 08:59:36 | 世界経済
 あの大戦中、一晩で5機。撃墜したパイロットがいる、この国の記録らしい、すでに双発の戦闘機であったが、タイヘンな成果、軍医が薬物を提供したらしい。
 それにしても、たいへんな記録、ある人が、
 「それは 薬物のせいですか」
 すると、
 「なんとも言えませんね」
 服用しても成果のない者もいる。

 小学生の後半は川崎の小学校、田んぼを埋め立てて建設、むき出しの残土の中に、

 「おびただしい薬用のアンプ」

 子供たちは、それを、

 「ヒロポン ヒロポン」

 近くに工場があり、そして陸軍の登戸研究所があった、

 「陸軍では 突撃丸」

 「工場では 猫目錠」 

 中身は「メタンフェタミン」、あのドイツでは「アンフェタミン」だった。