肉まんの雑記ログ

自転車競技(ロードレース)→筋トレ→家づくり→筋トレ

三河練 -奥殿陣屋-

2015-10-31 17:10:23 | トレーニング
完全にスタミナ不足ですわ...


今回は自走で陣屋へ。
朝方は冷えますな...
まだ11月なのに寒すぎて早くも外走りたくなくなりました。

陣屋着くもヤッシーさんが遅刻とのことでみんなでアップで1周。
登りで心拍185くらいまで上げて準備は万端。


ヤッシーさんも合流して5周ノンストップ開始。


1周目の平坦区間はヤッシーさん先頭固定。
後で聞いたら「遅刻ごめんなさい牽き」だったらしい。笑

5分くらい牽いてもらったけど、流石に申し訳なくなったので、軽くアタック気味に前に出る。
すると皆さん活性化して全員でローテ回していく形に。


登り入ると自然に人が減っていく。
登り切る前に6人に。
ヤッシーさん、ヤンさん、U野さん、らっきょさん、キレ坊主、僕。


鋭角コーナー後の2段坂でもヤッシーさんが振るい落としのペースアップを図る。
なんとか食らい付き、今度は2段目登り終わりで僕からペースアップ。

抜け出る形になったので、下りも安全に踏んでいく。
流石に1人逃げは出来るわけもなく、コーナー後の緩い下りで吸収、また6人に。


完全に逃げ決まって、6人のまま2周目突入。
逃げ確定したので淡々と回していくのかなーと思っていたらヤッシーさんがちょくちょく上げていく。
というか、ヤッシーさんが先頭に出るたびにペースが上がるので、前後には付かないようにしてた。笑


ここらへんから既に脚パンパンで、ローテ回せなかった。
僕が先頭になった時に、ヤッシーさんが並走してて、なかなか交代出来ず「前に出られるか💢」と八つ当たり。
そしてそこで両脚大腿四頭筋を攣るという体たらく。

ローテ入る余裕がないのと入ってもペース落としそうだったので、何回か飛ばしてもらう。


そのまま登りに入ってキレるかと思ったけど、平坦で休めたからかなんとか付いていけた。
U野さんとキレ坊主がここでキレて4人に。
ちなみに登り区間で先頭牽いてる時に遅すぎてヤッシーさんに「スタミナねぇなぁ!」と言われた。
「うるせぇ💢」って言っといた。



3周目の平坦は悲惨で、完全にツキイチ状態。
登り入った途端にヤンさんがペースアップ。
なんとか付いていくが次のペースアップで完全に切れた。


出し切ってしまったみたいで、そこからは推定100w以下でしか走れなかった。

単独で4周目に突入したけど、U野さんやキレ坊主をはじめとしてほぼ全員に抜かされた。
毎回付いて行こうと踏んでみるも、完全に脚が売り切れてて全くダメだった。


結局4周で終わり。
スタミナ不足ですね。練習後まったりしてる皆さん。



3周回登り途中30kmくらいまでは先頭グループで走れたのは良かった。
登りはケイデンス高めを意識したのがよかったのか、かなり良いペースで付いていけたし、ペースアップに対応できた。

E3のロードレースを想定するなら及第点ではなかろうか。
ただそれ以上の距離時間がダメダメ過ぎて...

AACAと同じことだけどFTP近辺が弱すぎる。
冬場はL4をみっちりやろうかと思う。



午後は買い物に行き、気になっていた本を読んだ。

本当は為末さんの「諦める力」が読みたかったんだけど、本屋に置いてなかったので仕方なくこちら。
でも非常に為になる本だった。

Twitterでもフォローしているんだけど、この人の考え方はとても参考になる。

今度は「諦める力」を読もう。


体重61.0kg(21:00)

40分SST

2015-10-30 20:34:07 | トレーニング
明日が陣屋で久しぶりにヤッシーさんとバチバチやれるのでワクワク。
脚を休ませようかとも思ったが、日月火と休んでしまったので今日乗っとかなとまずい。
日曜も実走はしないつもりだし。
何より練習を理由に練習休むのは本末転倒だった...

てなわけで気乗りはしないがローラー。
40:00 224w(3.68w/kg)

気乗りがしないのとは関係なくパワーが出なかった...
昨日と同じくらいの感覚で踏んでても220wとかしか出ない。
弱すぎて何度もやめそうになったけど、SSTと割り切って最後まで。

意外にしんどかったぁ。
早く寝て明日に備えましょう。


体重60.8kg(21:00)

Hour of Pain -地獄の1時間メディオ-

2015-10-29 19:28:49 | トレーニング
今日は早上がりできて時間もあってテンションも高かったので、その勢いのまま1時間メディオを敢行。
昨日L4やらんとか言ってたことは忘れてください。

1時間メディオ
1:00:00 244w(4.02w/kg)

夕食前、トレ後という体重一番軽い時間帯に計測することでウェイトレシオを水増し。

出力は低いが1時間やり切ることに意味がある。
もはやメンタルトレーニングなのである。

事実、思いの外身体的ダメージは少ない。
もう10wくらい上乗せさせられそうな余裕はあるけど、今はまだメンタルが付いていかない。
定期的に行なって負荷を身体に染み込ませれば着々と出力高められそうな予感がある。


一度1時間こなしてしまえば精神的障壁も幾分か少なくなる。
冬場はなんとか週3回くらいやっていきたい。


体重60.6kg(18:30)

筋トレ→L5

2015-10-28 21:49:28 | トレーニング
久しぶりのトレーニング。
遊んだり寝不足だったりなんやかんやしてたら練習出来んかった。
んまぁ言い訳ですわ。
てなわけで今日から仕切り直し。


まずは筋トレ。
胸と背中。
トレの最中は効いてる感じしないけど、トレ後30分くらいからにぶい疲労が来るよね。

そしてローラー。
L5
3:00 359w(5.79w/kg)
3:00 321w(5.18w/kg)
3:00 303w(4.89w/kg)

レストは3分。
ベースのなさが露呈したのでL4やりたいところだけど、鈴鹿も近いのでそうも言ってられない。
おそらく僕が走るのは正味30分弱でサイクリングペースからのL5上からL7だと予想しているので、L4は今やるべきじゃ無さげ。

しかしツッコミ過ぎからの大タレね...
ほんとは5分走やるつもりだったけどムリだった。
そしてこれいつも言ってる気がする。


鈴鹿まで時間がないなぁ...
AACAで無駄な自信すらも砕け散ったので、またそこから築き上げなければ...笑


体重62.0kg(22:00)

心が叫びたがってるんだ。

2015-10-26 17:44:57 | 考察
見てきましてね。
友達から誘われたから行く、程度の期待値の低さで行ったら存外面白くてですね。
定期のオタク執筆活動を今回やろうと思った次第でしてね。


自転車のトレーニングブログなのに何やってるんだこいつは、というツッコミはなしにしてね、許してやってほしいですね。


あらすじは説明するの面倒くさいんでHPや感想、考察サイト読んでください。笑
http://www.kokosake.jp/sp/


【感想】
感想を端的に述べると、「普通に完成度高くて面白かった。」というところですかね。
この"普通に"というのがキモでして。

「あの花」然り、オタクというよりは一般大衆全体をターゲットにしている。
それに合わせて、世界観もわりとリアル寄りで、テーマやメッセージ性も非常にわかりやすく作られている。

それ故に、「アニメファン」としてBlu-rayを購入して何度も見返したりするほどにのめり込むような作品ではないかな、という印象。


じゃあそれが悪いことなのか、と聞かれるともちろんそういうわけではなくて。
萌え要素がないから、その分ストーリーや描写が丁寧に練り込まれていて、内容のある作品が好きな自分にとってはとても良かった。

普段アニメを見ない人でも全然楽しめる作品だと思うので、機会があれば是非見てもらいたい。



さて感想に戻って。
"完成度が高い"というのはどういうことか。


テーマが"言葉の重み"ということで、扱っている事柄が非常にわかりやすく、誰もが感情移入しやすいこと。
また、そのテーマから逸脱することなく映画1本2時間弱で纏めたこと。

簡単に言うとこの2点かな。
ストーリー上大きく違和感を持つことなく作品に入り込むことが出来、そのまま最後まで見入ってしまった。

最近、物語を読む、ないし観るに当たって、この「違和感」の有無というのが作品の評価を決める際に重要になることに気づいた。

それはストーリー上不自然な流れやキャラ造形の曖昧さみたいな大きなものから、音楽、描写など細かなものまで。
一旦違和感を持ってしまうと、イマイチ物語に入り込めないし、それについて考えているうちに場面が変わってよくわからなくなってしまったりする。

この作品はそうした違和感が限りなく少ないという印象を受けた。
たぶん扱いやすいテーマかつ一般向けにわかりやすく作ったためかな、なんて分析している。


自分が完成度が高いと感じた理由はこういったところだと思う。


【玉子というキーワード】
この作品を非常に気に入った点として、キーワードとしての「玉子」がある。
この玉子にいろんな意味や解釈があって面白かった。


あらすじは省くと言ったけど、玉子の説明はそれがないと始まらないので、少しさせてもらおう。


主人公の成瀬順は幼い頃非常におしゃべりで、なんでもかんでも家族に話していた。
ある日、憧れていた"お城"(ラブホテル)から父親が知らない女性と出てくるところを見つけてしまう。
幼くてなにも知らない成瀬順から見れば、自分の父親がお城の王子様に見えた。
嬉しくなった順は母親にそのことを話してしまう。

「順、そのことは二度と話してはダメよ。誰にも。」

その一件から親が離婚することになり、最後には父親に「お前のせいじゃないか、全部。」とまで言われてしまう。


両親の離婚を自分のせいだと思った成瀬順。
そして突然現れた“玉子の妖精”に、二度と人を傷つけないようお喋りを封印され、言葉を発するとお腹が痛くなるという呪いをかけられる。それ以来トラウマを抱え、心も閉ざし、唯一のコミュニケーション手段は、携帯メールのみとなってしまった。


あらすじ考えるのめんどくさすぎて途中で公式からコピペしてしまったぜ...


そしてなかなかにパンチのある導入である。笑
パンチがありすぎてアバンでちょっと笑ってしまった。


玉子の解釈その1:メタファーとしての玉子

これはもう見てれば簡単にわかるんだけど、玉子が成瀬順の心のメタファーとして使われている。
序盤は自分の殻に閉じこもっていた成瀬順が、坂上君に助けられて段々と自分の殻を破っていく。
要は成瀬順の心の成長を描くのに一役買っているわけです。


父親の不貞を思いがけず口にしてしまって~とまでは言わないが、自分としてはポジティブな意味合いで言ったにも関わらず、ネガティヴに捉えられトラブルの元となってしまうことは多々ある。
ちなみに私は今年そういうのが多いですね(泣)。

そうして傷つけ傷つけられたトラウマを克服していくというストーリーがベタだけに泣かせるんですわ...。

もうこれに関して言えば坂上君が男前過ぎてね...

結局坂上君は恋愛感情なく成瀬順を気に掛けて助けたくて、色々奔走してくれるわけなんだけど、そりゃー好きになっちゃいますよ...
思わせぶりな態度してるんじゃないよ...


そこまで熱心に自分を受け止めてくれる人に出会えて、自分のトラウマを克服して、声が出せるようになるどころか、叶わないとわかっていても告白という非常に勇気が必要なことまでしてしまう。
正直泣きましたね。

ストーリーとして坂上君と一緒にならないということは賛否両論あるみたいですが、僕は構わないと思う。
今まで自分の想いを伝えられなかった成瀬順が、自分の言葉で伝えられる、ということに意味があると思うので。




玉子の解釈その2:王子と玉子の対比、そしてミュージカルとラスト

これはある方の考察に書いてあり、なるほどなと思ったこと。
なので僕の意見ではない。

冒頭から玉子の妖精が出るわけだが、ずっと「卵」だと思っていた。
だがエンドロールで「玉子」となっていることに気付いた。
しかも「王子」の下に「玉子」が来ている。
僕は「字面が似てるなぁ~」くらいにしか思わなかったけど。笑


王子:成瀬順を助けにきて呪いを解いてくれる
玉子:成瀬順に呪いを掛けた悪者
という対比。

そして劇中で行うミュージカルにも王子と玉子が登場する。
王子:坂上君
玉子:田崎


クライマックスで廃れたお城(ラブホテル)にいる成瀬順を王子である坂上君が助けにいくわけだが、成瀬順の告白を王子(坂上君)は断ってしまう。

そして謎のラスト、今まで成瀬順への恋愛感情がなさそうだった田崎が「俺、今から成瀬に告白してくるわ!」
全くもって謎だったわけだが、ある考察で、「成瀬順のもとには王子ではなく玉子が現れた」みたいな解釈があり、あーそういうことかと得心いった。

まぁその解釈をしても謎だけど。笑



玉子の解釈その3:玉子とはなんだったのか

そもそもの話だが、玉子の妖精とはなんだったのか。
CV内山昂輝で坂上君とダブルキャストということで、何かあるのかと思ったがそういうわけでもない。

玉子の妖精も成瀬順が作り出した幻想なのではないかと思う。

父親が不貞行為を働いた挙句、それを全て自分のせいにする。
これ以上ないストレスである。

精神的にも幼く、父親を責めることも出来ない。
でも自分が悪いのかもわからない。

そんな中で「玉子」という幻想を作り出し、自らの口に呪いを掛けた。

これは一種の逃避なんだよね。
思考停止とも言う。

お父さんを悪者にしたくない、でも自分が悪いとも思いたくない。
だから「玉子」という第三者を創り出し、「お前が悪い」と言ってもらった。

「自分が悪いと言われたから私が悪い」という論調は逃げである。
そういう状況を創り、自分を暗示し、言葉を発さないことで再び傷つくのを避けてたんじゃないかな、なんて思う。

まぁ子供だから仕方ないのだけれど。笑

実際、クライマックスのホテルで成瀬順が心境を吐露する場面があるのだが、その時も「じゃあ誰のせいにすればいいのよ!」と叫んでいる。


その1と内容が重複するのだが、玉子の存在自体が成瀬順のトラウマとなっているわけだ。

これも坂上君が良いことを言うんだ...
「成瀬の"おかげ"だよ。」
成瀬順のおかげで嬉しくなったり楽しくなったりするんだと言う坂上君。
そりゃー好きになりますよ...
気を持たせるんじゃないよ...

この言葉でトラウマを克服するわけですね。




イマイチ上手く伝えられた気はしないが、「玉子」一つで色々と考えさせられて、映画を観ながら感心した。
その全てがテーマである"言葉"からズレていないのも凄い。



言葉は発しないけど本心が見えてしまう成瀬順
言葉で伝えられるのに本心が言えない仁藤
そんな対比も凄く良くて語りたいのだけれど、いい加減長いし書くのも面倒くさくなってきたのでここら辺で締めよう。



【まとめ】

Blu-ray買うほどではない、と冒頭で書いたけど、考察書いてたらどんどんハマっていってもしかしたら買ってしまいそうである。笑


あの花のように爆発的な感動はないけど、淡々と心を揺さぶってくる作品だと思います。


上の文、自分で書いててなるほどなと思った。
"淡々と"してるんだよね。

"言葉"という日常生活で避けては通れない普遍的なテーマを扱っていて、
「あの花」のように誰かが死ぬというようなこともなく、大きな盛り上がり、泣かせどころもない。
見終わった後は「あー面白かったー。」くらいの感想なんだけど、こうして振り返ってみると深い深い。


もう一度観たくなってきたぞ。笑

噛めば噛むほど美味い、そんなスルメみたいな作品だな、というよくわからんまとめ。笑