ネコオヤジのゆらりゆらゆら生活

これから数ヶ月のテーマは「ゆらりゆらゆら生活」です。私が興味を持っているもののまわりをゆらりゆらゆらして書いてみます。

イタリアがなんだかとっても好きになってきた!

2006-10-05 00:53:30 | 海外&外国語
 仕事上の必要から去年の12月にイタリア語を始めて、先月からイタリア人に個人レッスンを受け始めて、多少会話が成立するようになった。
 3月には、オリンピック直後のトリノとミラノにイタリアへの初の旅行として行った。
 NHKのテレビイタリア語講座をHDレコーダーに録画して時間がある時に見るのだが、その中で数ヶ月に分けて放送していた「ボローニャ特集」でボローニャの魅力に惹かれた。(10月から再放送するそうで、イタリア好きな人は必見ですよ)
 というわけで、今まで余り縁がなかったイタリアが随分なじみになっちゃったら、その魅力にだんだんとりつかれてきた。なんだかキャラ的に私と合うみたい。

 そもそも、出張中にあったトリノとミラノの人々がみんな素敵であった。タクシーの運転手さんたちも、片言のイタリア語で話しかけたら、ちょっと話せるとわかっただけで堰を切ったようにドバーっと話してくれる。イタリアが好きかと聞くと、全員が(といっても3-4人だけど)大好きだと答えた。景色がきれいだとか、食べ物がおいしいとか、何日イタリアにいるのか、短時間では魅力がわからないから時間を作ってもっと南も回れとか・・・
 この陽気さ、人懐っこさもいいし、これだけ自分の国をあっけらかんと好きだといえるイタリアって国に対する驚き。
 
 英語、フランス語、中国語、韓国語といろんな言葉を学んできて、簡単な日常会話には不自由しないが、こんなに学習が無理なく続けられる言葉は初めてだ。毎日イタリア語を聞かないとなんだかさびしい気持ちになったりする。女性がイタリア語を話すのを聞くのは、もともと大好きなんだ。強烈な体験があって、20年ほど前、初めてパリに行った時、その頃好きだったトラサルディーのブティックに行ったら、そこで大変に美しいイタリア人の店員同士が仕事そっちのけで楽しげにおしゃべりをしていて、そのイタリア語の美しさに衝撃を受けたのだった。意味はもちろん全くわからなかったけど。その時には20年後にイタリア語を学び始めるとは夢にも思わなかったが。

 こういうのって、やっぱりイタリアが好きだってことだよねえ。まだまだほとんど何も知らないんだけどね。乱暴だけど簡単に言っちゃうと、おいしいものが好きで、美しいものが好き、そういう国でしょ。フランスもそうだと思うけど、フランスに比べると敷居が低い感じがする。パリも異常に大好きなんだが、ちょっと違うキャラだね。

 なんだかどんどんはまっていきそうなんですよ。イタリアの会社に転職したりして。イタリアをこれからの一つのライフワークにするつもり。何回も行きたいし。

 とりあえず次はナポリだな。ミラノの郊外のアウトレットに視察に行った時に、ナポリのアパレルブランドが店を出していて、これがイタリアのおしゃれ心かと改めて驚いて、ジャケットを買ったりしたのだが、その店のテイストが店員によればとってもナポリっぽいと、しかも彼女もこれまたナポリをうんと自慢するもんだから、自分の中でナポリのイメージがどんどん膨らんでしまった。私にとって「黄金の国・ジパング」状態ですね。最もイタリアっぽい街という人もいるみたいだけど。男はみんな(ナポリ出身の)ジローラモ氏みたいなのばっかりなのだろうか?それもちょっと・・・
 パレルモなんかもしびれるなあ。映画のゴッドファーザーが大好きで、いまだにたまに見てるほどで、いつかはシシリーのドンの故郷を訪ねたいと思ってたんだけど、パレルモのいろんな文化のモザイク状態の歴史もぜひ見てみたい。

 世界で大好きな都市といえば、日本では京都と東京、海外ではパリ、ニューヨーク、シカゴ、ソウル、大連とくるが、ここにはまだイタリアの都市が入ってこない。ここに挙げた街は自分と波長がぴったり合って、居心地がいいということなんだけど、イタリアでも早くそういう街を見つけたい。ボローニャなんかそうかも。ナポリは、素敵だけど明るすぎる、なんて思うのだろうか?

 なんだかだらだら書いてしまいましたが、要するにいま、イタリアにずっぽりはまろうとしているのです。


 
 


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