ネコオヤジのゆらりゆらゆら生活

これから数ヶ月のテーマは「ゆらりゆらゆら生活」です。私が興味を持っているもののまわりをゆらりゆらゆらして書いてみます。

今、「安奈」を聞きながら書いている

2007-02-10 14:18:12 | 音楽
 甲斐よしひろが、「夜空ノムコウニ」とか比較的新しい曲ばかりをカバーしたCDを出したと聞いて、CD屋に曲名を見に行って、買うのやめちゃった。
 もうちょっと、モロ・スタンダードな名曲が入っているのを期待してたので。あくまで個人的意見ですけどね。コンセプトは全く違うけど、そんなことどうでもいいから2007年の「安奈」も入れてほしかった。
 それで、家に帰って、こうして「安奈」を聞きながら書いているのです。
 ファンの方々には怒られると思うけど、私にとっては「甲斐よしひろさん、この世に生まれてきて、この曲を作ってくれてありがとう!」って言いたいくらいこの曲が好きだ。彼がこの世に生きた立派な存在証明になる名曲だと思う。
 何回聞いても、いくつになっても、この曲が切々と語る切ない心に胸が締めつけられる。
 最近、日本の曲が韓国でヒットするという現象が相変わらず続いているが、この曲など彼らの感性にもモロぴったりする曲だと思うけどね。
 何回「安奈」をカラオケで歌ったか、数え切れないが、もっともっと年取っも、ぜいぜい言いながらでもこの曲を歌っていたいね。ソウルのカラオケボックスで歌ったこともあるけど。

久しぶりに聞いた鈴木雅之「ミディアムスロー」、心にしみた

2007-02-09 01:07:48 | 音楽
 CDを整理していて、鈴木雅之のCD「ミディアムスロー」に手が止まり、久しぶりに聞いてみた。 
 日本人で大好きなシンガーの一人で、CDがでると今も必ず買う。ただ、ファンの方々には申し訳ないが、ここ数年は聞いても余りインパクトを感じない。たまに聞くCDは必ず昔の作品ばかりだ。最近どうしちゃったんだろうか?
 この「ミディアムスロー」は2000年の作品でファンのリクエストによって選曲されたものだそうだが、彼の魅力がいっぱい詰まっていて大好きだ。CDに載せられている、リクエストした人たちのコメントがまた泣かせる。別れた彼(彼女)を思い出すとか、過ぎた恋の思い出として彼の曲を大切にしている人が多いみたいだけど、その気持ちよくわかるね。私にもありますよ、ロンリーチャップリンとか。
 どうして鈴木雅之が好きかというとそれは簡単、「東京の男の色気」を感じるから。東京・港区の夜にとってもよく似合う音楽だと思う。日本で大好きな街が二つあって、東京と京都なんだけど、好きな理由はそれぞれいっぱいあって簡単には語りつくせないけれど、共通して好きなところの一つは街に色気があること。京都の色気も大好きだが東京の色気もこれまた大好きだ。東京の色気でさらに面白いのは、街によっていろんな色気があること。新宿の色気、渋谷の色気、お台場の色気、中央区の色気、鶯谷の色気・・・鈴木雅之が表現しているのは夜の港区の色気だと思う。東京タワーと首都高がある夜景なんか最高にマッチする。
 聞きながらこれを書いているが、やっぱり色っぽいね。ロンリーチャップリンが始まった。これを聞くと思い出すひとがいるけど、一緒にこの曲を聞いたこともないし、「この曲を聞くとあなたを思い出します」ということを伝えたこともなかった。音楽のチカラって強烈で、あの頃に一瞬でタイムトラベルで、切ない。

河村隆一のカバーCD(evergreen)の魅力に愕然

2006-10-20 23:54:44 | 音楽
 家内が河村隆一のカバーCD(evergreen)を手に入れてきた。家内はルナシー時代からファンらしいが、私は一通りの知識程度しか持っておらず、歌がうまくてとにかく売れまくって稼ぐだけ稼いで、今はそんなに仕事しないで貴族のような暮らしをしている青年、ということくらいしか知らなかったが、ソロに転向してからのヒット曲で好きな曲もあるので、私も聞いてみた。
 聞いて、まず声の美しさに加えてそのくどさ、濃さ、わざとらしさがどばっと押し寄せてきて、最後まで聞くことができなかった。
 でも、私が元々大好きな曲が何曲か入っているので、キモさに耐えながら聞いていると、恐ろしいことにそれがだんだん快感に変わってきた。伸びとつやがすばらしい美声に絡まったくどさ、濃さ、わざとらしいデコラな表現にすっかり魅了されている自分に気付いた。これはやっぱりただものではないシンガーだ、と脱帽だ。こんなオヤジまでその世界に引き込んでしまうんだから、ほんとにすごいよ。「参りました!あんたが大将!」的な、驚きと困惑が混じった賞賛を感じた歌手は、日本人では永ちゃんくらいだなあ。掛け値なしに、心を動かされる歌声だよこれは。
 これだけ濃くてインパクトのある世界を表現されたら、本家の歌手たちも心中穏やかではないだろうね。本家よりいいと思うのも何曲かある。家内は「恋に落ちて」が小林明子よりずっといいと言ってるし、私はブルースカイブルーとスローモーションが特に好きだ。
 スカーパーの韓国語放送のKNTVに加入しているので、K-POPの番組もよく見ているのだけど、韓国にも濃い歌手、わざとらしい歌手がいっぱいいるが、わが河村隆一は彼らよりも突き抜けた高く美しい世界を疾走していると断言できる。日本人として誇らしい。
 

今日すっごく落ち込みました。元気出そうと思って誰が聴きたくなったと思います?

2005-10-01 01:04:12 | 音楽
今日ドツボって感じで、すっごく落ち込みました。それでも、減量中なもんで、気を取り直してスポーツクラブに行き、MP3を聴きながら例によってパワーウォークをやろうとした時、気分が乗らなくて、元気が出る音楽を聴こうと、MP3の中にはいっている約1500曲の中から、誰を選んだと思います?永ちゃんの曲でした。自分でも予想してなかったけれど。いささか陳腐な形容ですが、魂が泣き叫んでいるような彼の深いボーカルが、とても優しく、でも強く、励ましてくれました。永ちゃんてなんでこんなに歌がうまいんだろうと、勇気付けられていく自分を感じながら、心からそう思いました。赤いルビー、STILL、チャイナタウン・・・マシンの上に乗ってパワーウォークしながら、特に好きな曲を次々聴いていき、心にパワーをたくさんもらいました。永ちゃんの音楽前からもちろん飛び切り評価してましたけど、こんなに心の深い部分で惹かれているとは今日初めて知りました。ついでですが、「情事」に入っている「赤いルビー」は、私の中での永ちゃんNo.1です。詞、曲、ボーカル三位一体でいつ聴いてもガツンとやられますが、特にすごいと思うのは、歌詞の一節の中の(ここで引用すると著作権上まずいらしいので、要約すると)、裏切られた女を思う時、裏切られたことより女がくれた優しさを思い出すことがつらい、という部分。こりゃ、泣けますわな。この辺で切り上げて、永ちゃんのアコースティックコンサートのDVDでも見てもっと元気だそう!

オリコン調査で別れの曲No.1が沢田知可子の「会いたい」だって

2005-09-12 00:37:40 | 音楽
この曲もちろん大好きで、カラオケでもよく歌う。ラウンジの女の子から、女心を大人の男が歌うのもいいですねえ、とかなんとか言われてその気になったりしているが、それはいいとして、こういう古い曲が、若い世代も含めた調査でしかも男女の総合でトップになったことがおもしろいね。リアルタイムでこの曲を知っているわれわれだと、この曲は深夜のお色気系テレビ番組のテーマ曲だったので、聞いていると山本晋也監督が一世を風靡した「ほとんどビョーキ」を連発しながら歌舞伎町とかの風俗店を訪問する情景が頭に浮かんできたりするのだが、改めて聞きなおして、MP3にも入れたが、やっぱりせつなくていい曲、時代を超えてこれからも支持されていくだろう。彼を失った彼女は今、どんな暮らしをしているのだろう…なんて想像が湧いてくるほど生き生きと悲しい恋が描かれている。沢田知可子さんのファンの方には申し訳ないが、彼女がこの曲を歌っている姿を見た事がなく、またこの曲以外の彼女の作品も知らない。テレビの懐メロ番組などに出ることもあるのだろうか。一発屋といったら言葉は悪いが、この曲と共にこれからも長く多くの人々に愛されていくのだから、すばらしいよね。一発屋というのではないが、松崎しげるの「愛のメモリー」がたまたま例のダウンロードサービスのリストのトップに載っていてみんなが買っていると聞き、これまた久しぶりに聞いてみたが、これも「会いたい」に負けず劣らず純愛系のすばらしい曲で、繰り返し聞いている。最近の曲はさすがに余りよく知らないが、中島美嘉の「雪の華」はこれからもずっと愛され続ける名曲だと思う。彼女の最近の活躍は歌に映画にとどまることを知らない勢いだが、彼女の曲の中ではこれが一番好きだ。韓国のドラマの主題歌にもなったぐらいで、家内などは韓国の男性歌手バージョンの方が好きだと言ってるが。彼女のシングルCDに収録されているスローバージョンでギター一本の伴奏で歌っているのを聞いて、この歌唱力はタダモノないと思った。このスローバージョンを聞くまでは、それまで「愛してる」とかヒットを飛ばし続けていたけど、そのうち飽きられて大衆の前からは消える小柳ゆきのような歌手ではないかと思っていたのだが、これを聞いて評価が大きく変わった。ただ、彼女の魅力を認めている前提で言うのだけど、彼女ってコンサートでは余り歌うまくなくないですか?音程が狂ったりとか、スタジオ録音の時とは随分違うと思ってしまうのは私だけだろうか?永ちゃんとかは、ライブであれなんであれ同じ圧倒的歌唱力なんだけど。

秋が近づくと無意識に聞きたくなる曲がある

2005-08-30 23:48:39 | 音楽
8月もお盆を過ぎて、まだ残暑厳しいんだけどちょっとした瞬間に夏がかげったなって思う瞬間ないですか?私は2,3日前にそう感じたけど。そういう時に、無意識に条件反射的にサザンの曲が聞きたいなって思うんですよね、15年くらい前から。これはつまり、サザンという音楽の本質を、もちろんいろいろあるだろうけど、夏のかげり、夏が持つメランコリーな部分を表現したところだとして享受しているということかなと考えている。TUBEとかは、夏の陽性な部分にもっと焦点を当てているような気がするが、サザンには夏がふとかげった瞬間みたいな空気感を表現した名曲が数多いと思う。夏だ、ぱあーっと明るい!みたいな単純なとらえ方とは随分違う。これってやっぱり桑田先生のすごいところだと心から敬意を表する。「夏をあきらめて」とか、「Melody」とか、「Long Haired Lady」とかこのラインで大好きな曲が一杯あって、こういう曲が、さっき書いたように夏がちらっとかげったなと感じた瞬間に頭に浮かんでくる。「Long Haired Lady 」といえば、桑田氏がこの曲を今は亡き范文雀をイメージして作ったと聞いたことがあったが、私も、寺尾聡の奥さんになったあともずっと好きだったので大いに共感した。遠い思い出ではあるが、惜しい美女を亡くしたもんだなあ・・・・それで、もっと秋が深まって、これからいよいよ秋本番、晩秋に入りますって頃になるとこれまた無意識に聞きたくなる曲があって、それはDavid Fosterの作品群である。私にとって秋が持っている叙情性は彼の音楽の世界に通ずる。私が秋を享受する時のBGMとして彼の音楽は最高である。松田聖子に送った「抱いて」とか、20年以上ずっとダンディズムの手本にしているBozが歌った「Look What You've Done To Me」とかいろいろあるけど。恥ずかしながら、前にブルーノートに来た時、全然知らなくて逃してしまったのだが、さすがに年とってたのだろうか?私には永遠の憧れの不良中年だが。白洲次郎なんかとはちょっとニュアンスが違うなあ、もちろん彼にも憧れるが。ちょっと話がばらばらになってきたところで今日は終わりです。

アンルイスのバラード、やっぱりすばらしい!

2005-07-28 18:30:20 | 音楽
1500曲ほど入れられるMP3を購入して、持っているCDを次々入れているうち、長い間聞いていなかったアンルイスのCD数枚を久しぶりに聞いた。前から好きだったが特にバラードがすばらしいと改めて思った。情感にあふれ、しなやかで深い。サザンの桑田先生が日本最高の女性ロッカーはアンルイスだとおっしゃられたとか聞いているが、同感である。あくまで個人的な意見だが、他の日本人女性ロッカーには関心がない。大好きな永ちゃんもそうだと思うが、すぐれたロッカーには自分にドスをきかせているみたいな骨太の存在感があるが、彼女にもそれを感じる。たまたまこの間、息子の美勇士君(だったっけか?これが桑名正博にそっくりで驚いた!)とハリウッドあたりのいい店を紹介する番組をやっていて、久しぶりに彼女の姿を見た。今、ロスに住んでいるんだね。ロックは言うまでもなく、彼女のファッションセンスとか感性とか、すばらしものがあるので、何らかの形でまた登場してほしいと思う。

拓郎の「永遠の嘘をついてくれ」が中島みゆきの作品だと、今日知った!

2005-07-12 01:10:03 | 音楽
昨日ユーミンのことを書いたので、今日も日本人の巨匠ミュージシャンのことを書こうとしたら、たまたま拓郎のことが思い浮かんだ。もちろんデビュー当時から親しんでるわけだけど、彼の曲で初めて聞いたときに泣けてきたのはこの「永遠の嘘をついてくれ」だけなので、この曲には格別の思い入れがある。もともと初めてこの曲を聞いたのも新しく3年くらい前で、しかも今日までそれが中島みゆきの作品とは全く知らなかった。自意識過剰で、どんなときのもいいかっこばかりして、対面をつくろおうとする自分を、自嘲的になりながらも「仕方ないよな、それもおまえだもんな」って暖かく見てくれるもう一人の自分の存在のことを歌っている気がして、共感のあまり泣けてきた、俺もいつもそんなことばかりやってるよな思えて、そんな自分がなんだかいじらしく思えてきて泣けてきた。彼女が心変わりしたんじゃないんだよ、彼女にはそうせざるを得ない理由があるに違いなんだよ、そうに決まってるよ・・・彼女が俺を去るんじゃなく、俺の方から去ってゆくんだよ・・・だから、種明かしは絶対してほしくない・・・こんな気持ちかなあ。それ以来この曲は自分をねぎらう格別の一曲となった。恥ずかしながら、それが中島みゆきの作品だとは全く知らなくて、今日たまたま知ったのだけど、知って、驚愕した。こういう気持ちっていうのは男に固有の気持ちだと思っていて、だから男が作詞したと信じていささかも疑わないできた。女の心にもこういうメカニズムがあるのだろうか?それとも彼女が男の心を想像して作ったのだろうか?中島みゆきには好きな曲が一杯あるし、表現者としての才能、力量に心から畏敬の念を持っているけど、この曲を作った彼女、という側面が加わり、その畏敬の念が倍くらい大きくなった。早速明日TSUTAYAに行って、彼女ボーカルのバージョンを借りよっと。

ユーミンの「恋人と来ないで」は彼女のベストバラードのひとつだ!

2005-07-11 00:34:18 | 音楽
kayoko0112サンの記事に触発されました。タロットをかなりマジでやっていて、タロットの記事を探していたら彼女の記事を見つけて、ユーミンの曲にタロットをテーマにしたのがあると初めて知りました。78ってどんな曲かも記憶ないです。今度聞いてみます。kayoko0112サンの記事の中に、ユーミンのベストアルバムは何かという話があって、自分にとっては何かなと考えてみたのですが、今まであまり考えたことがありませんでした。アルバムの中にいいと思う曲とそうでない曲の差が結構激しく、好きな曲だけを聞くという聞き方をしてきたので、アルバム全体でどれがいいかという風に思ったことがなかったことに改めて気づきました。「悲しいほどお天気」で言えば、ジャコビニ彗星の日、緑の町に舞い降りて、Destiny以外の曲はほとんど興味がなく、今どんな曲かも思い出せません。私にとっては、アルバム単位でなく、曲単位なんですね。でもあえて言えば、初期の「ひこうき雲」「ミスリム」「コバルトアワー」の3枚は比較的アルバムとしてトータルに楽しんでいたような気がします。では、曲単位のベストはどうでしょう?ぜひkayoko0112サンにも聞いてみたいですけど。すごく難しいけど、即興でぱっと思い浮かぶのは、雨の街を、瞳を閉じて、やさしさにつつまれたなら、雨のステーション、埠頭を渡る風、ロッジで待つクリスマス、恋人がサンタクロース、ベルベットイースター、とかかなあ。意外にみんな知らないのが、サーフ&スノーに入ってる「恋人と来ないで」というデュエットで、これがあの岡田真澄と歌ってて、泣かせるバラードです。私にとってのベストバラードのひとつで、カラオケでもよく歌います。ソウルのカラオケ屋でも歌いました。みんな知らなくて、いい曲ですね、なんて驚きますよ。リフレインが呼んでいるとかも好きだったなあ。恋人がサンタクロース、とかもね。お気づきかと思いますが、かなり前の曲ばかりですね。正直言って、昔感じたようなインパクトは最近の作品には感じなくなりました。かといってユーミンの価値を否定するつもりは全くなく、大好きです。ではこのへんで。