ネコオヤジのゆらりゆらゆら生活

これから数ヶ月のテーマは「ゆらりゆらゆら生活」です。私が興味を持っているもののまわりをゆらりゆらゆらして書いてみます。

今最もストレスに悩んでいる政治家は鳩山代表だろう

2009-08-23 18:12:06 | 政治&社会
 日本で、今最も、ストレスで夜も眠れない政治家、それは民主党の鳩山代表ではないか。「ほんと、ヤバイよ、政権が来ちゃうよ・・・」。政権移行がどうも確実な情勢になってきた今、民主党政権がうまく回らないことを一番わかっているのは鳩山代表で、どうしようかって、ほんと、頭が痛いだろう。
 民主党を馬鹿にしているわけでも何でもない、むしろ心から同情している。今まで万年与党で批判だけしてきた人たちにいきなり政権を担当しろと言ってもしょせん無理な話だ。そもそも民主党は右から左までごちゃまぜの集団で政党としての統一性、一貫性は皆無である。野党の時には問題にならなかった党内不統一も、政権党となればそうはいかない。政策のあらゆる局面で党内がもめまくるだろう。そもそも小沢さんと労組の幹部が一緒の党でやってるなんて、どう考えてもありえないでしょ。
 断言して間違いないと思うが、民主党政権は設立当初からほぼ自民党政権しかしらない我々が経験したことのないようなどたばたと失態を繰り返すだろう。実務的なガバナビリティにおいては現麻生政権より数倍劣ると見る。自民党は総裁となる人が劣化しただけで、党トータルとしての劣化が急速に進んだということではないからね。要するに、これからわれわれ国民は政治の本格的な混乱期のまっただなかに突入するということだ。
 混乱の収束に向けて、自民党も入り乱れた政党の再編成が起こるだろう。政権発足当初から民主党は自民党の一部の人たちの協力を求めていくのではないか。そうでないと政治が回らないだろう。民主党の右、つまり小沢さんはじめ最も自民党らしい人たちおよび自民党の公認をとれなかった人たちを中心とする勢力が自民党の一部と組んで新しい与党を作る、というのがありがちなシナリオではないかと見ているのだが。このような新しい与党に対する信を問う総選挙もそんなに先ではないだろう。
 テレビの番組で小泉元総理の総理時代の颯爽とした映像を見て、つくづく思ったね、今のこの状況はこの時から始まっていた、小泉総理の誕生自体がまさに大きな「終りの始まり」だったんだ、と。自民党がかつてのような安定期にあれば小泉氏は絶対に総理になる人ではなかったということだね。彼の総理就任自体が、今までの自民党政治の崩壊の具体的な第一幕だったんだね。ただ、これはちょっと結果論的なところがあって、小泉氏の後を継いだ人物たちがもうちょっとましなら新たな自民党政治を構築するチャンスもあったんだけどね。人材の枯渇とともに自民党政治終焉を迎える、って感じだね。
 私は自民党支持者ではないが、今後の自民党には大いに期待している。一度古い自民党がここでぶっ壊れて、新しい自民党として、国民のためになる、民主党との建設的な「対決」や「連携」を行ってもらいたい。自民党の中でこれまでいろんなしがらみに抑えられていた有能な人材もどんどん前に出てくるのではないか。自民党は、人材自体は政党の中では群を抜いて優秀だと思うから。
 総選挙による政権交代を前提にして、予言みたいなことを書いちゃったが、半年後、一年後、ここに書いたことが当たってるのか、自分でも興味がある。


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