ネコオヤジのゆらりゆらゆら生活

これから数ヶ月のテーマは「ゆらりゆらゆら生活」です。私が興味を持っているもののまわりをゆらりゆらゆらして書いてみます。

ワールドカップ日本敗戦で思い出す野村克也の言葉「負けたら100%監督の責任」

2006-06-24 23:28:45 | スポーツ
限界認めた ジーコ監督0勝終戦 (スポーツニッポン) - goo ニュース

 野村克也の「勝ったら選手の功績、負けたら100%監督の責任」という言葉が今回のワールドカップの日本の戦いのすべてを物語っていると思う。
 つまり、100%、ジーコの責任だと、あえて言いたい。
 日本チームの実力は相当に高い、とは思う。調子のいいときは世界のトップレベルと言ってもいいのではないか。でも、調子のいいときは監督が何もしなくても勝ってくるだろう。問題なのは調子の悪いときで、明暗を分けるのは、調子がわるいときそれに対して直ちに適切な手を打てるかどうかだ。そして、それができるのは監督だけだろう。
 FWの決定力不足とか、選手がおこちゃまだとか、問題はいろいろあるだろう、でも、そういう問題が露見したときすぐに適切な手を打たなかったのではないかという意味において、責任は全て監督にあると思う。
 選手が自主的に解決してくれると思ったとでも言うのだろうか?もしそうなら、選手を過大評価した責任というべきだろう。
 とはいうものの、選手のハングリーなファイティングスピリットの欠如もやはり大きな問題だ。トリノオリンピックで勝てなかったのと同じ問題があるのでは。ワールドカップに出ただけでもう満足という気分が選手たちの気持ちの中にあったのではないだろうか?
 結局、日本がワールドカップで満足な結果を出すまでには、まだまだ相当の時間がかかるということですか?

宮本のブラジル戦後のインタビュー聞いてがっかりした

2006-06-24 14:33:55 | スポーツ
 中村とかは悔しくてショックでろくに言葉もでないのに、宮本は「日本はトップテンの後くらいに位置するチームです」みたいなことを言ってたのだった。
 これを聞いてそれまで持っていた好意的なイメージがすべて崩壊した。一言で言えば、プライドや頑固さばかりで融通が聞かず、ものの本質が見えないやつだな、と思った。
 自分のミスで出場停止になり、試合に出てないから元気があり余っていてつい強気なことを言ってしまった、ということだとでもいうのだろうか?こういわれても何の意味もないが。 
 キャプテンとして、チームの状況がとんでもなくやばいという事実が改めて世界中に証明されたという事実に愕然として、傍目で見ても憔悴している、言葉もでない、というような反応をしてくれないととてもとても信頼できない。
 そういう意味ではヒデや俊輔の反応には共感を持った。あれが当然でしょ。
 実はこのインタビューの前に、宮本はサッカー選手としての能力はたいしたことないのにチームをまとめるのがうまいというだけでジーコに重用されているという「怪情報」が入ってきていて、そんなことはないだろ、と一笑に付してたのだが、あのインタビュー聞いて、やっぱりそうだったのか、って思ってしまった。
 

失意の中田を思いながらユーミンのノーサイドを聞いた

2006-06-24 14:04:46 | スポーツ
惨敗情けない…中田初めて泣いた (スポーツニッポン) - goo ニュース

 敗戦後、失意のあまり立ち上がれなかった中田。カッコつける余裕もなく、涙が止まらなかった中田。
 失意はいかばかりだったか・・・ユーミンのノーサイドを聞きながら彼に心からエールを送ったよ。たいへんだったね、いろいろ。
 でも、心情的にはかわいそうだが、結局これが彼の限界だといわざるを得ない。ピッチに倒れこむ彼に声をかける同僚は誰もいない。聞いたら、唯一声をかけた宮本は、一緒にサポーターに挨拶しようと言っただけなんだって?一人ぼっちの天才。
 サッカーは団体競技であり、団体で結果を出すスポーツである。孤高の天才だかなんだか知らないが、彼は所属するチームに結果を出させることができなかった。チームを「勝つ」という方向にまとめて結果を出すことができなかった。
これができない限りは、高い評価を受けることはできない。
 サッカーはチームで動いてなんぼである、という事実に彼はどれほど注目してきたのだろうか?現地に入って、選手を日本料理屋に招待したとかの報道もあったが、現地に入ってからスタンスを変えたってそれはあまりに遅すぎるというべきだろう。
 サッカーには向かないのかとつぶやいたという話もあるが、チームを強くする、という視点に立って本当に血のにじむような努力をしてきたのだろうか?素晴らしい個人技をみがくために彼がしてきた努力と同様の努力をしたのだろうか?そうは思えないんだが。何でオレ以外こんなにヘタなの?こんな連中とやんなきゃいけないオレってなんて不幸なの。オレは数億稼ぐ大スターでしょせん彼らとは共通言語をもてない。なーんて調子でやってきたんじゃないんだろうか?もしそうだったら、個人技や見識などがいかに優れていようとも、サッカー選手としてはやっぱり評価できない。結局、不得意なことに立ち向かわず、自分ができることだけやってきた選手にすぎないんじゃないの?
 人生最大の岐路に立っているね。チームを勝たせることができる「一流のサッカー選手」を目指すのか、チーム内で孤立した「孤高の天才」選手でもうちょっと行くのか、元「孤高の天才」選手の知的キャラを売りにしたタレントを目指すのか。
 特異で魅力的なキャラを持った人物であり、もちろん心から応援している。この岐路を持ち前の知性で見事乗り切ってほしい。

 

トリニダード・トバゴの強靭なディフェンスに感動!国のイメージ変わった!

2006-06-11 12:49:08 | スポーツ
スウェーデン―トリニダード・トバゴ、0─0で分ける (読売新聞) - goo ニュース

 下馬評どおり、スウェーデンの大勝かと思いながらライブ中継を見た。
イングランドの強敵、スウェーデンがどれくらい強いのか、知っておこうかという気持ちで。
 結果は引き分け。まるで負けたようなスウェーデン関係者たち・・・
 サッカーに詳しいわけじゃないが、あのTTの執拗なディフェンスに心から敬意を評する。スウェーデンの調子がどうのこうのと言っている評論かもいるようだが、あれだけ徹底的に守り抜かれたら、絶好調の選手だっておかしくなる。まさに、相手の精神状態まで狂わせる恐怖のディフェンスというべきだ。
 正直言って、熱狂的ファンの皆様には申し訳ないが、普段日本でサッカーを見ていていつも思っている、サッカーって点が入らなくて面白くない、退屈だ・・・
 でも、昨日の試合は、点は入っていないが、全編気が抜けないエキサイティングな展開であった。まさにスウェーデンのオフェンスとTTのディフェンスの90分ガチンコ勝負って感じ。TTのでフェンスの執念や集中力に心から敬意を感じた。いつも、4年ごとに思う、これは普段日本で見てるのとは全く別物だ・・・
 それにしても、こういう国を代表する試合でその国が発するメッセージというのは何と強烈か!短絡的だと承知で言うけど、今までほとんど何の知識やイメージを持っていなかったTTという国に対して、好意や親近感を抱いてしまう。川崎市くらいの人口しかない国からやってきて、参加中最弱などといわれるチームとその国に心から拍手を送りたい気持ちになった。
 外交ヘタといわれて久しいわが国であるが、ぜひわがチームにも、世界の人々をうならせるような強烈なメッセージを発信していただきたい。