ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ウクライナ人ハーフモデル滝沢カレンの日本語

2015-11-18 | ベラルーシ生活
 私の娘は日本人とウクライナ人のハーフです。
(このハーフという言葉あまり好きではないので、別の言い方ありませんかね? 「あいのこ」とかいう言葉よりはましかと思うけど。
 最近は「ミックス」「ダブル」という表現もありますが、定着していませんね。「ミックス」というと料理関連の言葉に聞こえるし、「ダブル」も別の用法が多すぎて、人を表す言葉に聞こえないからだと思います。
 ダブルのうちの子がベラルーシ人と結婚したら、間に生まれた子どもはトリプルになるのか? といつも思います。
 ついでに言うと障害者という言葉も別な表現が広まってほしい。)

 そのつながりではないのですが、ウクライナ人ハーフモデル滝沢カレンさん(23歳)の日本語がすごくおかしいことについてです。
 詳細はこちら。名だたる司会者もお手上げ!滝沢カレンの不思議な日本語で困惑者続出!


 本当におかしな日本語ですよねえ。カレンさんのお父さんはウクライナ人、お母さんは日本人。生まれは日本で、小中高と日本の学校を卒業しています。
 なのに、どうしてこんなに日本語が不自然なのか・・・
 この人の母国語は何語? 頭の中で思考するとき使っている言葉は何語? と思いました。

 私は最初、ロシア語から直訳したような日本語になっているんじゃないかと思って読み返してみましたが、そうではないですね。

 娘の日本語がおかしい理由を母親は「しつけがなっていなかった」と後悔しているらしいのです。えええー、しつけの問題なの?! 思わず焦る私・・・
 でも日本の学校に通っていたのに? 学校の友達と日本語の会話はしてなかったの?

 国際結婚して子どもが生まれましたって言うと、その子どもは「自然とバイリンガルになるだろうね。うらやましい。」と言う人が(日本人に限らずベラルーシ人にも)たくさんいます。

 でも実際にはそんなに簡単にはバイリンガルになりません。
 ということは自分の経験からしてそう思います。

 自分の子どもをバイリンガルに育てたいと苦労している日本人の方々の意見や体験談などネットで検索するといろいろ出てくるのですが、やはりハーフの人がみんなバイリンガルになるとは限らないことが何度も出てきます。
 
 カレンさんなんて日本生まれの日本育ちなのに、日本語が下手だと母国語もないような状態ですよ。ハーフだから二ヶ国語できるでしょ、ではなはく、ゼロヶ国語できる、ですよ。

 そんなのありえるのかなあ? 「滝沢カレンは言語障害だ。」と言う人もいますが、本当の言語障害だったら、コマーシャルや映画には出演できないです。

 私の考えでは本当は日本語が上手なのに、わざと下手な日本語をしゃべって、そういうキャラを作っているのだと思います。
 ハーフタレントはいっぱいいるし、こういう方法を使って差別化を自ら図っている・・・あるいは事務所からこういうしゃべり方をしろと命令されているのではないでしょうか。
 そして「新おばかクイーン」とか枕詞をつけられるのですね・・・

 みなさん、ウクライナ人と日本人のハーフは、みんなおばかで日本語が下手なんだと思わないでくださいね。
 
 ちなみにうちの子はカレンさんと同じで父親がウクライナ人で母親が日本人だけれど、生まれはベラルーシで、ベラルーシのごく普通の学校に通っています。ふだん日本語で会話するのはほぼ母親とだけです。
 
 うちの子との会話
「ちょっと見てよ、この滝沢カレンさんの日本語! Yちゃんと同じでお父さんがウクライナ人なんだって。」
「この人の日本語・・・全然意味が分からない。何が言いたいの?」
「日本生まれの日本育ちなのに、どうしてこうなっちゃったのかなあ? お母さんはしつけの仕方が間違ったと思っているらしいけど。私の、私のしつけは・・・ああああーーー。カレンさん23歳だけど、Yちゃんがこんな大人になったらどうしようーー。」
「私、大人になっても日本語忘れないって。もうどうでもいいじゃん、こんな馬鹿な日本人のこと。早く寝ようよ。電気消して。」

 ・・・。
 やっぱり私は、滝沢カレンさんが、わざとああいうしゃべり方をしているのだと思いたいです。(信じたいです。本当は馬鹿なのではない!)

 

 

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