ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ベルラド研究所所長福島講演会のお知らせ (追加情報があります)

2012-10-05 | 放射能関連情報
 10月17日にベルラド研究所所長、アレクセイ・ネステレンコさんが来日し、福島市内で講演会が予定されています。

日時:平成24年10月17日(水)15:00〜16:30

場所:コラッセふくしま 4F 多目的ホール
  福島県福島市三河南町1番20号(http://www.corasse.com/category/access)
   
参加費: 無料 

プログラム
15:00〜 開会
15:10〜 ベルラド放射能安全研究所 所長 アレクセイ・W・ネステレンコ氏
     「今、ベラルーシから伝えたい放射能から身を守る方法〜より安心な生活を〜」
15:40〜 ボランティア団体「チロ基金」代表 辰巳雅子氏
     「放射能から子供たちを守るためには」
16:10〜 質疑応答


 滞在中はテレビ局も取材に来る予定ですが、放映日時など詳細が分かりましたら、弊ブログ上でお知らせします。

 10月19日(金)にはFMラジオ番組にも出演します。
 SEAWAVE FMいわき「がちラジ!エンタ」第3週金曜日「藤田志穂のゆるそうでゆるくない!少しゆる〜いラジオ!」です。サイトはこちらです。

http://www.fm-iwaki.co.jp/cgi-bin/WebObjects/1201dac04a1.woa/wa/read/1341c932d0d/


 19:00〜20:00までの生放送なのですが、インターネットの環境があれば、サイマルラジオから全国から聴く事も出来るようになっています。

http://www.simulradio.jp


 いわき市の皆さんにはもちろん、ラジオを聞いてくださる方々にとってプラスになれるお話をしたいと思います。
 
 講演会については、ネステレンコ所長さんから、詳しい話が聞けると思います。何より日本人の方々と直接、質疑応答・・・(というより)対話ができるのがいいですよね。
 
 私はチロ基金の活動で得た情報についてお話したいと思っています。またご質問に答えられることはできるだけお答えしたいです。 


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 ネステレンコ所長の講演会のタイトルについてです。
「今、ベラルーシから伝えたい放射能から身を守る方法〜より安心な生活を〜」
 この「〜より安心な生活を〜」の部分ですが、ロシア語原題では「いっしょなら簡単に」となっています。これはベルラド研究所のスローガンです。

 講演会の主催者側がロシア語から英語、そして日本語に訳すときに「より安心な生活を」を翻訳したものと思われます。
 これについて、一部の方からご指摘をいただきました。

 福島の事故以来、数多くの「専門家」が、まさに住民を安心させるための講演をし、避難あるいは最低限の対策すら取らせなかったという事実がある中、安心という言葉が、原発賛成派などが推し進めたいキーワードの一つになっている。
 低線量被ばくは人体に影響がなく、安心である。それよりストレスのほうがよっぽど害があり、風評被害を払しょくしなければならない、という人たちが使っているキーワードなので、ベルラド研究所所長の講演会のタイトルに使うのは間違いであり、意図的なすり替えである。

 ・・・というご指摘です。

 この部分は英語では「Together is better!」とベルラド研究所は翻訳しています。
 私はロシア語から日本語に訳して「いっしょなら簡単に」としました。
 (ちなみにロシア語原題だと Вместе легче! です。)
 
 確かに「Together is better!」が「より安心な生活を」に翻訳されたのかよく分かりません。そこに何かの意図があるのかどうかも私には分かりません。
 しかし、「安心」と言う言葉が今の日本では、いろんな意味を持つ言葉に変わってしまった、ということは分かりました。

 ネステレンコ所長も私も原発推進派ではありませんし、ペクチンなど対策をとれば、汚染地域でも放射能のことを全く気にせず暮らしていけるよ(だから自分の家の前に原発が建てられても平気!)というような人間ではないし、そういう立場で研究やボランティア活動をしているわけではありません。

 チェルノブイリ後、起こったさまざまな間違いを日本では繰り返してほしくないだけです。

 来日中は講演だけではなく、さまざまな立場の方がさまざまな質問を所長にされると思います。それに対して、知っている限りのことはお答えしていこう、と所長も私も考えています。 
 

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 再び追記です。
 講演会の主催者側に打診したところ、チラシ・ポスターなどすでに印刷しているものは間に合いませんが、講演会当日の表示は変更するよう調整いたします、という回答をいただきました。

 このような事情で、当日の講演会タイトルは変更されるかもしれません。
 心配されている方もいるので、念のためこのブログでお知らせしておきます。

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