ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

「自分と子どもを放射能から守るには」日本語訳が出版

2011-09-15 | 放射能関連情報
 このブログでも内容を一部翻訳してご紹介していました本「自分と子どもを放射能から守るには」の日本語訳(日本語版特別編集)が世界文化社より出版されました。

 世界文化社のHPはこちらです。

http://www.sekaibunka.com/


http://www.sekaibunka.com/book/exec/cs/11318.html#buy


 筆者 ウラジーミル・バベンコ ベルラド放射能安全研究所(ベラルーシ)
 監修 京都大学原子炉実験所 今中哲二助教
 翻訳 辰巳雅子
 レシピ協力 荻野恭子 

 全国の書店、ネットでもお求めできます。定価は840円です。
 京都にあるヨーロッパ輸入雑貨店「Vesna!」でも店頭販売しております。

http://vesna-ltd.com/

 
 この本を通してチェルノブイリ原発事故後のベラルーシで研究された放射能対策の知恵を日本人の方々に広くお知らせしたいです。
 原発事故後の世界に生きるベラルーシ人の気持ちも書かれています。きっとお役に立つ内容があると思います。どうかご一読ください。
 
 10月には筆者のウラジーミル・バベンコさんも出版発表記者会見に出席するため来日されます。
 バベンコさんはベルラド放射能安全研究所の副所長でもあり、長年、体内放射能測定室長をされている方です。
(ベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/
  

 アマゾン、楽天ブックスでの予約・購入はこちらです。アマゾンのサイトからはイメージ画像も見ることができます。

http://www.amazon.co.jp/dp/4418113185/


http://books.rakuten.co.jp/rb/9784418113187/item/11343956/


 目次をここでもご紹介します。

チェルノブイリ事故から25年。
時を経てわかった放射能の中を生きるすべとは。
ちゃんと知って、ちゃんと食べて、賢く生き抜く12Files

第1章 知って守る

File1チェルノブイリ原発事故のこと 
File2放射能とは? 
File3放射能はどのようにして体に入る?
File4放射能が体に与える影響 
File5食品の放射能測定と暫定基準値 
File6体内放射能を測る

  第2章 食べて守る

File7キッチンでできる食品放射能の減らし方 <野菜・くだもの、きのこ、乳製品、肉類、魚介類>
File8放射能から体を守る食生活 
File9ペクチン剤とは?

  第3章 この地で生きる

File10汚染地域で畑や家庭菜園をするには 
File11汚染地域で生きるためにするべきこと 
File12いっしょなら簡単に!

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ブログやツイッターなどで、この本のことを広めてくださっている皆様、本当にありがとうございます。 

 この本が出版され、私は翻訳者として著作権料をいただきました。
 その一部をチロ基金に寄付しました。
 使い道についてはまだ模索中ですが、11月に実施されたゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会へ支援活動の支援物資購入のためのお手伝いをさせていただきました。この活動について詳しくはこちらでご報告しております。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/a044392edb86222cfe30d917c76b41b3


日本人に降りかかった放射能問題のために、このような関連書がたくさん売れるようになりました。著作権料をいただくのはもちろんうれしいのですが、反面それだけ心配されている方が多い、という証拠ですし、またこの著作権料を困っている人のために還元できないかどうか、ずっと考えていましたし、また考えたいと思っています。

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