NHKニュースWEBより。
パラリンピック開会式でロシア国旗掲げパス剥奪
9月9日 4時02分
7日に行われたリオデジャネイロパラリンピックの開会式で、ベラルーシパラリンピック委員会の関係者が、組織的なドーピングで大会に参加できないロシアの国旗を掲げて入場行進し、IPC=国際パラリンピック委員会は、政治的な活動を行ったとして、この関係者のパスを剥奪しました。
これはIPCが8日発表しました。
それによりますと、この関係者は7日行われたパラリンピックの開会式で、組織的なドーピング問題で大会に参加できないロシアの国旗を掲げて、入場行進したということです。
IPCは「政治的な活動を行った」として、パスを取り上げました。
IPCによりますと、この関係者は、ベラルーシパラリンピック委員会の会長のゲストとしてパスを発行され、開会式の入場行進に参加したということです。
IPCのクレイグ・スペンス広報部長は「今回、ロシア国旗を掲げた人物は、選手やコーチではなかったので、資格を剥奪して終わりとする。IPCは政治的活動を許さないし、再発した場合には何らかの措置を取る」と話しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9月8日にリオでいよいよパラリンピックが始まりました。
選手たちの活躍に期待・・・と思っていたら飛び込んできたこのニュース。
パラリンピック開会式に参加したことのあるS夫は「どんな旗をもっていたとしても選手の自由だ。」とか言っていましたが、実際にはベラルーシパラリンピック委員会の会長の「ゲスト」さんだそうですね。
何者? と思いましたし、ひょっとしてこのためにわざわざゲストになった人なのか? と思いました。
開会式にやっぱり他の国の国旗を持って入場するのはよくないですよ。
(ただでさえ、ベラルーシはロシアの一部だと勘違いしている人がたくさんいるんだから、困るなあ
。)
IPCの決断は当然だと思います。
一方ロシアではネット上などで「ベラルーシ、ありがとう!」と感謝する声が多いです。
確かにオリンピックのほうはドーピング問題で参加できた選手とできなかった選手がいましたが、パラリンピックでは全員出場できず、私としては、ドーピングなどせずまじめに練習していた選手も少しはいたはずでは・・・などと思います。
そういう選手のためには今回の事件は慰めに多少はなったかもしれません。
でも、やっぱり旗だけ行進してもしょうがないですよ。
選手自身が参加できないんだったら。
結局はロシアの選手のためではなく、IPCへの抗議のつもりの旗ですね。それをロシアじゃなくてベラルーシがしているのが変に感じます。だからこんなことはするべきではありませんでした。
(選手がやってなくてまだよかったです。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
追記です。(日本時間では9月10日)
上記の人物(ベラルーシパラリンピック委員会の会長の友達)の氏名が公表され、現在ブラジルからベラルーシへ移動中だそうです。
このほかにもさらに1名、ベラルーシパラリンピックチームの役員の1名がパスを剥奪されました。しかしこちらの氏名は公表されていません。もうすぐ帰国するでしょう。
こちらでは「ロシアの国旗を掲げたのは、ベラルーシ選手団の総意だった。」「いやちがう。」「車椅子の選手も複数名ロシア国旗を持っていたが、開会式前に没収されていた。」「ロシア人は喜んでいる。」などなどの話が飛んでいます。
ロシア国旗を掲げて入場したのは、元ソ連のスポーツ選手でベラルーシのスポーツ省で働いた後、国立オリンピック陸上センターのトップをしているそうです。
つまりベラルーシのオリンピック出場レベルの陸上選手が練習している施設の長ですね。
ロシアのパラリンピックの選手が、全員ドーピング疑惑で出場できないことに心を痛めており、抗議の気持ちを表現したとのこと。誰に対する抗議と言えば、IOCなわけですから、開会式そのものを開催している機関に対し、開会式に参加しつつ抗議したのだから、スポーツの場を政治利用している云々というより、やはり礼儀を失していますよ。
別な方法もあったでしょうに。
一方で出場停止はロシアの問題。ロシアとベラルーシは別の国家です。この人はベラルーシのスポーツ関係者なのだから、今回の行動はやはり間違っていると思います。
パラリンピック開会式でロシア国旗掲げパス剥奪
9月9日 4時02分
7日に行われたリオデジャネイロパラリンピックの開会式で、ベラルーシパラリンピック委員会の関係者が、組織的なドーピングで大会に参加できないロシアの国旗を掲げて入場行進し、IPC=国際パラリンピック委員会は、政治的な活動を行ったとして、この関係者のパスを剥奪しました。
これはIPCが8日発表しました。
それによりますと、この関係者は7日行われたパラリンピックの開会式で、組織的なドーピング問題で大会に参加できないロシアの国旗を掲げて、入場行進したということです。
IPCは「政治的な活動を行った」として、パスを取り上げました。
IPCによりますと、この関係者は、ベラルーシパラリンピック委員会の会長のゲストとしてパスを発行され、開会式の入場行進に参加したということです。
IPCのクレイグ・スペンス広報部長は「今回、ロシア国旗を掲げた人物は、選手やコーチではなかったので、資格を剥奪して終わりとする。IPCは政治的活動を許さないし、再発した場合には何らかの措置を取る」と話しています。
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9月8日にリオでいよいよパラリンピックが始まりました。
選手たちの活躍に期待・・・と思っていたら飛び込んできたこのニュース。
パラリンピック開会式に参加したことのあるS夫は「どんな旗をもっていたとしても選手の自由だ。」とか言っていましたが、実際にはベラルーシパラリンピック委員会の会長の「ゲスト」さんだそうですね。
何者? と思いましたし、ひょっとしてこのためにわざわざゲストになった人なのか? と思いました。
開会式にやっぱり他の国の国旗を持って入場するのはよくないですよ。
(ただでさえ、ベラルーシはロシアの一部だと勘違いしている人がたくさんいるんだから、困るなあ
。)
IPCの決断は当然だと思います。
一方ロシアではネット上などで「ベラルーシ、ありがとう!」と感謝する声が多いです。
確かにオリンピックのほうはドーピング問題で参加できた選手とできなかった選手がいましたが、パラリンピックでは全員出場できず、私としては、ドーピングなどせずまじめに練習していた選手も少しはいたはずでは・・・などと思います。
そういう選手のためには今回の事件は慰めに多少はなったかもしれません。
でも、やっぱり旗だけ行進してもしょうがないですよ。
選手自身が参加できないんだったら。
結局はロシアの選手のためではなく、IPCへの抗議のつもりの旗ですね。それをロシアじゃなくてベラルーシがしているのが変に感じます。だからこんなことはするべきではありませんでした。
(選手がやってなくてまだよかったです。)
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追記です。(日本時間では9月10日)
上記の人物(ベラルーシパラリンピック委員会の会長の友達)の氏名が公表され、現在ブラジルからベラルーシへ移動中だそうです。
このほかにもさらに1名、ベラルーシパラリンピックチームの役員の1名がパスを剥奪されました。しかしこちらの氏名は公表されていません。もうすぐ帰国するでしょう。
こちらでは「ロシアの国旗を掲げたのは、ベラルーシ選手団の総意だった。」「いやちがう。」「車椅子の選手も複数名ロシア国旗を持っていたが、開会式前に没収されていた。」「ロシア人は喜んでいる。」などなどの話が飛んでいます。
ロシア国旗を掲げて入場したのは、元ソ連のスポーツ選手でベラルーシのスポーツ省で働いた後、国立オリンピック陸上センターのトップをしているそうです。
つまりベラルーシのオリンピック出場レベルの陸上選手が練習している施設の長ですね。
ロシアのパラリンピックの選手が、全員ドーピング疑惑で出場できないことに心を痛めており、抗議の気持ちを表現したとのこと。誰に対する抗議と言えば、IOCなわけですから、開会式そのものを開催している機関に対し、開会式に参加しつつ抗議したのだから、スポーツの場を政治利用している云々というより、やはり礼儀を失していますよ。
別な方法もあったでしょうに。
一方で出場停止はロシアの問題。ロシアとベラルーシは別の国家です。この人はベラルーシのスポーツ関係者なのだから、今回の行動はやはり間違っていると思います。