昨夜は今年度最初の星空観察会の開催日だった。
午前中は昨日のブログ如く穏やかな良い天気だったが、午後に入るとにわかに空が黒くなり始めて雷雨が始まった。
夜の星空観察会は屋内実施かと思い、準備を始めた。
しかし、4時を過ぎる頃になると西の空から青空が広がって来たのでこれは行けると、望遠鏡を車に積んで田舎ランド鴫内へ向かった。
この場所は、私の家から見える北西の山の麓になるので、天気の変化状況は良く見える。
が、しかし・・・
現地に行くにつれ、次第にまた曇って来てしまい、現地は再度曇り空。
それでも晴れるとの予報情報を信じて望遠鏡をセッティング。
こういう荒れた日はあまりシーイング(気流の影響等による見え方の度合い)が良くない。
こんな日は、大口径の望遠鏡より小型の方がその影響を受けにくく良く見えたりする。
私は何時もの髙橋FC76のフローライトレンズにEM1と云う骨董品に近い40年近く使い続けている望遠鏡。
でも、侮るなかれ。 今でも立派に観望出来るし、安物レンズとは一線を引く逸品もの。
nojiさんの15cm双眼鏡。
これは、眼幅を正確に合わせれば最高の見栄えになるが、難は眼幅調整部分がかなり固くて、お客さんが手軽に調整できる範囲で無い事。
コイケさんは天気が思わしくなかったので、今日は32cmの大型反射望遠鏡は出さずに、10cm望遠鏡で対応。
でも、観察会後半になって、その大望遠鏡も出しました。
やっぱり星雲星団系は32cmの威力は半端無い。
屋内での催しも念のため視野に入れて準備。
開始時間の7時近くなり予約の方々が続々到着された頃、西の空に三日月が出て来た。
良かったね。
屋内の催しは中止し、即刻外の望遠鏡で三日月観察開始。
この時点で、まだかなり気流が安定しておらず、シーイングが悪かったがクレーター等を少し低倍率で見て頂いて、皆さんの歓声が上がった。
そうこうしている内に晴れ間が天頂を過ぎて東の空まで差し掛かって木星が顔を出してくれた。
お待ちかね・・・・
と望遠鏡を向けたが、やっぱりシーイングが悪く縞模様がやっと確認できる状況だったが、木星の衛星が4つ並んでいるのが良く見えたので、それはそれで良かった。
時間が経つにつれて徐々に気流も安定傾向になり、縞模様が見える頻度も高くなってきたころ、空は快晴に近く晴れ渡り、冬の星座から春の星座が満天の星となって現れて来て、望遠鏡より肉眼での星座の観望の方が楽しくなってきた。
シーイングが悪い時に望遠鏡での観望は向きませんからね。
観察中、流星も4つ流れ、人工衛星も見られたし星座も沢山見られたし、まずまずの観察会になった。
小学生の子で凄く天文知識がある子が居て、頼もしい限りだった。
こんな子がもっと育って欲しいと願う。 将来が楽しみだ。
次回も来て頂けると良いですね。
次回の8月開催時は、木星と土星も見られます。