nasu_star's blog

那須で自然に親しみ、星と自然を愛するブログ

一条工務店の家-2(金具編)

2012-03-06 21:24:59 | 建て替え新築

昨日に引き続き、家の構造体の状況についてですが、今日は家の耐震性能に重要な役割を果たす金具についてレポートです。

まずは、2月28日に登場したホールダウン金物

これって、この床の下がどうなっているのかと言うと、基礎工事の出来上がりの時に撮った写真を見れば分かります。

実際、この長ーいボルトを見た時にはなんでこんなに長いボルトが必要なんだろうと疑問に思っていましたが、ホールダウン金物を見て頭の中でこの光景と結び付きました。

そうなんですね。周囲の各柱と内部の重要拠点の柱の所に正確に出るようになっていて縦の柱側に取り付けた金具にこのボルトを通してナットで締め付ければ縦の柱が基礎と直結するような感じになり、地震の際にも歪みや津波などで家全体が浮力で浮いて流れてしまうような事が無くなる訳です。 そう云えば昔の家って写真の短い方のボルトで横に寝かせた柱だけを止めていて、縦の柱はただ凹凸を合わせてその上に載っているだけでしたよね。

ちなみに、一番上の写真のホールダウン金物用のボルトは位置的に基礎写真のブルーシート手前に写っているボルトのようです。

次に柱と柱、柱と床や天井との接合部分を見てみると、全ての部分で大小の金具で固定されています

当然、双方に設けた凹凸での結合になってますが、それだけでは地震等の大きな力が加わった時には柱がゆがんだりしてしまいますが、これらの金物によりそのような事が起きにくい丈夫な家になると言う事でしょうね。

たとえ、良い家だと言われても、何がどうだから良い家なんだと自分で理解し、確認しない限り、災害などの時に本当の安心感は得られないと思います。 場合によっては営業トークだけの実態の伴わないハウスメーカーもあるかも知れませんし・・・・  「お任せ」も良いですが、こんな知識を得るのも安心感につながりますね。

これだけ実態を自分で確認しその効能を理解すれば、他人に何処のメーカーが良い?って聞かれたら迷わずこのハウスメーカを推奨できますね。

今住んでいる家は中古でしたので、構造物がどのようになっているかは全く分かりませんが、不動産屋の話しでは「住宅金融公庫の検査を受けているのでしっかりした家です」などと聞かされていましたが地震で結構な被害です。 きっと新築の家が建った後に既存の家を解体するので、その時にその実態が明らかになるでしょう。 この被害の原因を確認してみたいですね。

次回は断熱性能について

 PS.そう云えば昨晩あたりにご来場者の延べ人数が3万人を超えたみたいですね。半年で1万人の感じでしょうか。 つまらない私の日記に、皆さんお付き合いいただいてありがとうございます。


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一条工務店の家-1(柱編)

2012-03-06 00:28:06 | 建て替え新築

明日からまた大工さんの工事が始まります。

良く考えてみたら、壁内等の構造物を確認できるのは、今しかないかも知れません。

先日書いた様に外壁はもう厚いべニア板が貼られて見えませんが、中からはまだ構造物が見えています。

一条に決める前に他社含めて見学をして来ましたが、実際の自分の家がどうなのかを詳しく検証する必要があると思いました。 そこで、昨日の午後になって急に思い立って一条の営業の方に電話をして、構造物の説明をして頂けるようお願いしました。忙しい中、夕方来て一通り説明して頂いて、他社と違う点なども教えて頂きました。

この営業の方、本当に親身に動いて頂いてとても助かります。

一条の工場見学も2回も行って建築中の家も見せて頂きましたが、やはり自分の家ともなると聞く真剣さが違ってきます。 あらためて一条工務店のコンセプトの良さに感心しました。

さてその手始めとして、「柱」。

・1F部分の柱は、4寸角の太目の柱が狭い間隔で建てられ、筋違も45mm厚、幅105mmの丈夫な板を使ってクロスに組まれていて更に中央のクロス部分に板がついてクロス板が動かない様になっています。

梁の木材もかなり太いものを使用し、2Fに象が住んでも壊れそうにないです。(私は豚ですが・・)

1F部分の柱と梁の色の違いに気が付きますが、先日も書いた様に1F部分の基礎付近の木材と柱は全て防シロアリ・防腐効果が75年以上持続し、しかもウエットティッシュなどに使われるものと同じ成分で人体に悪影響を及ぼさないと言う薬を圧力釜に入れて木材の芯まで加圧注入したもの(一般に用いられている表面に薬剤を塗る方法では5年しか効果が期待できないそうです)で、若干緑色になっているのは酸化銅が多少含まれているからだと思います。

この柱群は、できあがれば全て見えなくなってしまうものなので、今しか見る事が出来ません。

更に驚いたのは、この柱の床と接する部分と梁に接する部分の柱の両端にはパッキンが付いていると言う事です。

(頂いたパンフレットから)

何故かというと、気密性を高めるためだそうで、そこまでやるか! 的な徹底した施工方法により日本の長期優良住宅の基準を大幅に超える気密性能を得られているのだと実感しました。

柱には白い目印があって、「逆さ柱」にならない様に全て上下が管理されているそうです。

次回は固定金物について。

コメント (1)
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