Do you remember rock'n' roll radio?

Macとか音楽とかサッカーとか気にくわないニュースとか、独りよがりの邪推と妄想

夏野剛のなんちゃって謝罪と東京オリンピック開会式

2021-07-25 18:55:49 | ニュース
先日のエントリーで、オリンピックに比べたらピアノの発表会なんてどうでもいいとか、
オリンピックの無観客開催を望む機運を「アホな国民感情」呼ばわりした夏野剛について触れましたが、
案の定、批判を浴びて発言を謝罪したようですね。と言っても、


 「私のABEMA Primeでの発言で、アホとかクソという言葉を使ったのは、
 番組の雰囲気に甘えた極めて不適切な発言でした。
 不快に思われた方々に心からお詫び申し上げます。申し訳ありませんでした」


というモノで、いくらネット配信番組とは言えホントに「クソ」「アホ」って言葉を使っていたのですねえ。
で、その言葉の使用についての謝罪というワケなんですが。

いやいや、「クソ」「アホ」はもちろん責任あるオトナが公に使用する言葉ではないですが、
問題の本質は、一般国民の日常とその平穏よりオリンピックがエライんだから黙れ平民、
とでも言う様な上からの姿勢と発想こそが批判されていたのだと思いますけどもね。
ソレについては反省ナシですかそうですか。

しかも謝罪っていっても、ツイッターでしれっと投稿しただけですよ。
コレ、もっと大きいニュースになってもいいゲスな発言だと思うのですがね。

でもま確かに、ブルーインパルスが飛べば大はしゃぎで国立競技場周辺に群衆が詰めかけるのですから、
まあ国民感情なんてのは、上から小馬鹿にされるくらいアホなものであることも事実ではあります。

しかしねえ、このコロナ禍で集客するような催事は自粛が求められる中で、事実、
お祭りや花火大会が各地で中止になるのに、ヒトが密を作るとわかっているようなコトをしますかね。
オリンピックなら許されるという態度と理屈は、やはり納得しがたいモノがありますが。


さて、なんだかんだいっても東京オリンピックが正式に開幕しました。
みなさん、開会式はご覧になったでしょうか。
あの、直前で音楽担当とショーディレクターがスキャンダル離脱した開会式ですよ。

自分も一応、途中までですが見ました。入場行進の、トルコくらいまでですかね。
その後は、ウラのニュース番組にチャンネルを変えてしまいましたが。

冒頭の演出部分の感想としましては、なんかこう、カメラで拡大しないとナニやってるかわからない、
職人?のパフォーマンスで、コレ、スタジアムで観るのに適しているのだろうかと思わせるモノでした。
タップダンスもそうですし、あとはダンサーが適当に踊って時間を費やすだけの印象でしたけども。
(個人的な感想です)

そして木材?で五輪マークができあがり、ポーズが決まったときに一脅しあるかと思いきゃ、
特にソレ以上のことはなく、これでおしまい?と拍子抜けしてしまったのですが。
(個人的な感想です)

後半は観てないのでわかりません。
が、ドローン? アレはもう平昌オリンピックで既出ですしねえ。

日本らしいモノと言えば、入場行進の時のBGMがゲーム音楽だったことですか。
自分は全くゲームやらあにのでさっぱりわかりませんでしたが。
あと国名プラカードの漫画吹き出し風デザイン?

なるほど、前回のリオデジャネイロオリンピック閉会式のアベちゃんマリオは、
ココに繋がっていたというワケですかね?


ソレはともかく、イランの入場行進紹介にあたって実況していたNHKアナウンサーが、
イランをアラブ諸国と表現してしまったようですね。

中東でもイランはアラブではなくペルシャ人、アーリア系でヨーロッパに近いのですよね。
よく、日本人はあの辺りを一緒くたにしてしまうというか、もともと知識がないのですけども、
ま、IOCのバッハ会長がチャイニーズとジャパニーズを混同してしまうようなモノですか。


さて、開会式で一番印象に残ったのが、カザフスタンの女性旗手が超絶美人だったことですかねえ。。
ロンドンで金メダルを獲った三段跳びのオリガ・ルイパコワ選手だってことなんですが、
バレーボールのサビーナ・アルティンベコワといい、カザフスタンは超絶美人の宝庫かナニかですか。

竹取物語のかぐや姫は奈良時代に来日したペルシャ人説なんてのがありますが、
シルクロードを渡って、中東のペルシャやカザフスタンのような中央アジアから来日した中には、
ひょっとしてこんな美人がいたとしても不思議ではないな、と思わせますね。




 

ピアノの発表会なんてどうでもいいらしい平和の祭典

2021-07-23 10:59:52 | ニュース

 

少年時代の壮絶イジメ加害者だった小山田圭吾が東京オリンピック開会式の
音楽担当を辞任したのに続き、ショーディレクター?に任命されていた元ラーメンズ、
小林賢太郎が過去のコントでナチスのホロコーストを揶揄するような表現をしていたことで、
解任されるという事態になりました。

このコントは23年前のもので、ビデオ作品化もされたらしいのですが、
まあ、そんな昔のわずかなコントの断片でもって断罪するのはいかがなものかという声や、
コント全編の文脈からしてホロコーストを揶揄してはいないという見方もあるのですけども。

おそらく当時のラーメンズも、ホロコーストを揶揄、なんて意識はしてないでしょうけどもね、
でもソレを擁護する声も含めて、その時点でNGなんですよね。

どんな文脈があろうと、ネタの一部になどしてはいけない、難しい事柄です。
なのに無意識だったしヘンな意図なかったからと擁護してしまうのは、
日本人が世界のデリケートな問題に関する知識と意識が乏しいと言うほかないのでしょうね。

しかし、小山田圭吾のイジメ武勇伝記事もそうでしたけども、よくまあ、
あんなインタビューやネタが活字になったりビデオで作品になったりしましたよ。
ラーメンズの事務所は気付かなかったのでしょうか。

ところで小山田圭吾の場合は彼のイジメ自慢は有名だったらしいのですが、
ラーメンズのコントなんてよく気付きましたよね。

そいで、ユダヤのサイモン・ヴィーゼンタール・センターにチクったのが、
一般人のネトウヨから通報を受けた防衛副大臣の中山泰秀センセーだったってことですが、
なんかこの流れも不思議なモノがあります。

そして東京オリンピック側というと、国内のイジメ虐待問題については、
小山田圭吾が辞任(更迭でしょうけど)するまでほったらかしだったのに、
ユダヤから抗議が来ると即反応してショーディレクターを解任ですかそうですか。

であれば、「ナチスに学べ」のバカな阿呆センセーに対しても抗議があって然るべきですし、
日本政府としては解任して然るべきなんだと思いますがね。
アレってたかだかここ数年のことなんですしね。


さて、そんなこんなで開会式における重要人物2人の相次ぐスキャンダル離脱を受け、
開会式の方式を簡素にするような検討もされてるとの報道がありましたが、
結局は予定通りに開催するとのことですね。

小林賢太郎が単独で行った部分がなかったため、とのことなんですが、
ディレクターって立場からすればそんなの当たり前ですので下手な言い訳です。
ま、おそらく彼とチームを組んでいた電通他スタッフが抵抗したんでしょう。

コロナ禍なんですし、開会式なんかお偉いの挨拶と開会宣言、
あとはせいぜい聖火リレーのフィニッシュで済ませられると思うのですけども。
選手団の行進も多数のパフォーマーを動員するショーも不要不急でしょう。

一方、大会組織委員会内ではこうした相次ぐ問題を受けて、開会式の簡素化や中止を
求める声もあったらしいのですが、結局は幹部の意向に押し切られてしまったのだとか。

元委員長の森センセーの女性蔑視発言後、組織委員会理事の女性比率が上がったなどと
ニュースになりましたが、そうした人選などただのカモフラージュでアリバイ作りでしかなく、
結局は古い体質のオッサンと爺さんが牛耳ってることは、なーんも変わってないのですね。


さてさて、大会公式プログラム作成を手がけるKADOKAWA社長で組織員会参与の夏野剛が、
オリンピックの無観客開催について述べた発言が話題です。


 「そんなクソなピアノの発表会なんてどうでもいいでしょう、五輪と比べれば。
 それを一緒にするアホな国民感情に、今年選挙があるから乗らざるを得ないんですよ」


うーむ、発言の一部だけだと思いますが、ホントに「クソ」「アホ」とか言ったのでしょうか。
その発言があったAbema TVの記事では見当たらないのですが、編集されたのでしょうか。


  「今年は選挙があるから、国民感情に乗らざるを得なかった」オリンピックの“無観客開催”の理由について夏野剛氏


ですが、自身の立場と利権を優先に、一般市民の生活は犠牲にさえすることを厭わないような、
こういう姿勢は女性蔑視発言の森センセーや障がい者へのイジメ虐待の小山田圭吾の思想や
精神性となんら変わることはありません。

ナニが絆と感動、どこが平和の祭典なんでしょうか。

こやつも解任に追い込んでいいのではないでしょうか。
ドコモでちょっと活躍したからといって、チヤホヤし過ぎましたよ。


で、その「アホな国民感情」を、東京オリンピック側こそ利用してると思うのですがね。
残念ながら実際、国民もソレに釣られちゃったりしてですね。

ブルーインパルスなんか飛ばせば国民大喜びですし、
日本人が活躍すれば大会開催のゴタゴタやインチキ、新コロの不手際も忘れて美談に酔いしれ、
オリンピック良かったね!日本万歳!との評価になるのでしょう。

 

感動より嫌悪を提供するオリンピック

2021-07-20 22:08:01 | ニュース
暑くなりましたね。
梅雨が明ければ夏本番ですが、それにしても早速、全国的に酷暑です。

各地で猛暑日を記録し、また湿気も多いという日本の灼熱ぶりには、
海外から来日したオリンピック選手団も腰を抜かしているのではないでしょうか。

23日の東京オリンピック開幕に先駆けて21日には競技が開始されるのですが、
ソフトボールの会場となっている福島は、21日も真夏日の予想ですよ?
普通なら激しい運動は慎むよう促されるはずですが、選手達は大丈夫でしょうか。

新コロ感染拡大に熱中症対策と、まあ大変なオリンピックになったモノです。


さてそんなオリンピックについて、開催意義を問われる度に感動だの絆だの取り繕うワケですが、
そんなことより現状の東京オリンピック・パラリンピックはハッキリ言って、
嫌悪や不信・不快しか発信できてないですよね。

招致段階の、アベちゃんによる福島第一原発事故の汚染水はアンダーコントロールに始まり、
この時期の東京はスポーツに最適な気候だなんても言ってましたっけ?もありましたし、

新国立競技場デザインコンペで勝ち取ったはずの建築デザイナー・ハディド案はいちゃもんついてボツ、
後にハディドは不審死を遂げるという、

大会ロゴマークについてはパクリ疑惑が浮上しボツ、

コンパクトで低予算ナオリンピックと主張しながら湯水のようにカネを使い、

招致時にオリンピック委員への賄賂疑惑が取り沙汰されると当時の竹田会長はトンズラ、

そして前・大会組織員会会長・森センセーの女性蔑視発言、
渡辺直美を起用するブタ演出案、
開会式演出からの演出家らの相次ぐ辞退、

コロナ禍で国民が行動自粛していたり飲食店が酒類提供停止を求められている最中、
聖火リレー強行に、会場に観客を呼んでスポンサーのために酒類販売しようとか、
IOCのお偉いは国賓級の扱いで、彼らのために歓迎パーティーはOKとか、

まあ、国民の神経を逆撫ですることばかり続いてきたワケなんですけども、

しかも当然のように各国選手団から新コロ陽性が見つかるだけならまだしも、
オリンピック関係者は規制の枠を超えて外出行動しているようでありますし、
性的暴行なんて事件も起こったりとか、

まあオリンピックへの期待なんてもんはミニマムに縮小しているでしょうね。
実際に競技が開始されて日本選手が活躍すれば、状況は変わるかも知れませんが。


そんな中、ただでさえ東京オリンピックのイメージが爆下がりであって、
トヨタがオリンピック関連のCM放送を中止するなど、
大会スポンサーもイメージ低下を懸念した対応を見せ始めているのですが。

なんと、試合を観戦予定の児童の保護者らに、オリンピック観戦に持ち込む飲料は、
コカ・コーラ社の製品にせよとの通達がされたのですってね。


 五輪観戦にはコカ・コーラ社製を 鹿嶋市の小学校が通知

 茨城県鹿嶋市内の小学校が、茨城県立カシマサッカースタジアム(同市)で
 東京五輪の試合を観戦する児童の保護者に向けて、会場にペットボトルを持ち込む場合は
 出来るだけ大会公式スポンサーのコカ・コーラ社製とするように文書で求めていたことがわかった。

 市教委は「市として特定のメーカーを勧めた事実はない」とし、
 どのメーカーでも持ち込めることを学校に改めて伝えたという。

 スタジアムでは22日からサッカーがおこなわれる。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、
 県は、学校連携観戦チケットを持つ児童・生徒に観客を限っている。

 市教委によると、市内の小中学校16校が参加した説明会が9日にあった。
 大会組織委員会の担当者から、コカ・コーラ社のペットボトルはそのまま会場に持ち込めるが、
 他社製品の場合はラベルをはがすようにと指導があったという。「
 スポンサーに配慮をお願いしたい」との発言もあった。

 市教委は、飲料メーカーでラベルの扱いを変えると混乱をもたらしかねないとして、
 12日に各校へ配ったマニュアルでは、すべてのラベルをはがすように記していた。

 保護者向けの文書を出した小学校は、説明会に参加したうちの1校だった。
 市教委は「学校が、組織委の趣旨を正直に受け取った結果、誤解を招いてしまった」と説明している。


まあ確かに、組織委員会ならスポンサーに配慮せよとは言いたいところでしょうが、
小学生相手に言いますかね? なんて了見が狭いのでしょう。

こうした要請がコカ・コーラから出されたモノなのか、勝手に組織委員会や電通が忖度したのか、
わかりませんが、コカ・コーラのイメージ低下には繋がる事態ですよ。

なにより、スポンサー含めオリンピックムラの傲慢さを如実に示していますよね。
そもそも無観客開催の筈なのに何故か子供達は動員されて、かつ、オトナたちの都合を押し付けるという。

こんなんじゃあ、大会開催への理解を得ようとか、スポンサーに配慮しろとか、
ムシがよすぎるのではないでしょうかね。


さらに、開会式で音楽を担当することになっていた小山田圭吾問題、
過去に障がい者をいじめて、ソレを武勇伝的に語っていたこへの批判により、
さすがにパラリンピックもありますし、多様性を謳う理念にふさわしくないのではと、
結果的には辞任、実態は更迭なのかもしれませんが、といったことに至りました。

自分は音楽好きですが洋学専門なもので、小山田圭吾の名前は知りつつも作品は全く知りませんでしたが、
彼のいじめ自慢ってのは有名なハナシだったようですね。

いじめ武勇伝発言が掲載されたのが27年前で、いじめに荷担したのが彼が中学生くらいってことで、
そんな昔のハナシを持ち出さなくてもいいじゃないか!って声もあるようですが、
多様性に寛容であるべき今の世界にあってはそういったことは通用しません。
辞任なのか更迭なのかわかりませんが、当然のことでしょう。

って考えれば、なんで彼を起用したのか?ってな疑問になりますよね。
組織委員会はナニやってんの?というか、まあ、電通に丸投げでどうでもよかったのでしょう。


また小山田圭吾については障がい者いじめだけでなく、重病者を嘲笑する記事も過去にあったとのことです。
なんと、音楽の能力はあったかもしれませんが、一方で自身の立ち位置にあぐらをかいて、
弱者を踏みつけて笑いものにしてイキがるような、しょーもない下劣な人間性があったってことなんですけども。

驚くのは、そんな障がい者いじめや重病者嘲笑を自慢げに語るインタビューを、
メディアが活字にしていたってことがビックリです。よく記事にしたモノです。

まあ昔は、こういう価値観あったよねっていうか、いじめる側がクールみたいな、
やんちゃでワルなほどイケてるミュージシャンっぽいみたいな、ね。

そういうのを、業界紙はじめ業界が、そんな悪態ぶりを容認しちゃってたってことなんですけど、
大いに見直さなければいけない機会にはなったでしょうか。

森センセーの女性蔑視発言もそうですけど、コトここに至っても、
そんな古くゲスな価値観の連中がこういうところで未だに重用されてるんですね。
オリンピックだけじゃないですが、日本全体がそういう体質なのでしょう。


ところで小山田圭吾はネットで今回の騒動にかんする謝罪コメントを発表してますが、
コレってオリンピック関係者に対する謝罪で、いじめの被害者への謝罪じゃないですよね?

とはいえ、仮に彼が被害者に大々的に正式に謝罪したら、彼と同じような凄惨ないじめをしていたいじめっ子、
今のオトナで数万人くらいいるんじゃないかと思いますが、彼らはどうしなきゃいけなくなりますかねえ。

 

遺憾なだけじゃイカン

2021-07-14 22:49:47 | 国際・政治
まだまだ尾を引く新コロ大臣・女体盛り西村センセーの酒類提供する飲食店と取引するな、
といった要請の件ですけども、当初は西村センセーの発言を知らないとすっとぼけていた
首相の菅センセーも、さすがに謝罪する羽目となりましたね。

しかし、この後に及んでも、この件について自身は事務方から聞いてはいたけども、
議論はしていないとか抜かしてまして、要は知らないウチに西村センセーが勝手にしゃべったよと、
まるで我関せずの姿勢をアピールしてますね。

内閣官房から飲食店と取引ある問屋や金融機関への依頼文書があることがバレて、
もはや内閣ぐるみでの意志決定であるのが明らかなのに、まあ厚顔無恥とはこのことです。

んで、責任は西村センセーだけが負うような状況になっているワケですから、
さすがに西村センセーにも同情・・ なんて、しませんけどもね。


とにかく、酒問屋や金融機関を動かして飲食店に恫喝をかけるという手法を、
一体政府の誰が発案し決定に至ったのか、そのプロセスを知りたいモノですが、
なんと既に東京都などの自治体では新コロ給付金申請にあたり、要請に逆らって
酒類提供する飲食店があったら取引を停止せよとの誓約書を事業者に書かせていたそうですね。


 “支援金”申請 要請応じない店と取り引きしない誓約 東京など

 東京や大阪など各地の自治体が、新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少した
 酒の販売事業者から支援金などの申請を受け付ける際、休業要請などに応じない飲食店との
 取り引きを行わないことの誓約を求めていることがわかりました。
 国が先月出した事務連絡を受けた対応だとしています。
 このうち愛知県は、14日夕方、こうした対応を取りやめると発表しました。

 東京都は、飲食店への休業や時短要請に伴って、売り上げが減少した酒の販売事業者に対する支援金として、
 国の支給分と合わせて、ひと月、最大40万円を支給する予定です。

 対象となる期間は、ことし4月から6月までの3か月間で、申請の受け付けが7月1日から始まりました。

 都は、申請にあたって「取り引きを行う飲食店が酒類の提供停止を伴う要請に応じていないことを
 把握した場合には、当該飲食店との取り引きを行いません」などとする誓約書の提出を求めています。

 これについて都は、6月11日付けの、国からの事務連絡に基づいた対応だと説明しています。

 国の事務連絡では「飲食店が要請に応じずに営業を続けていることを知りながら取り引きを行っている
 酒類販売事業者について、支援金を支給することは適当でない」としています。

 そのうえで「酒類販売事業者に対して、飲食店が要請に応じていないことを把握した場合には、
 取り引きを行わないよう努める旨の、書面の提出を求めるなどの取り組みを行うようお願いします」
 などとしています。

 都は、政府が酒の提供停止に応じない飲食店との取り引きを行わないよう求める要請を
 撤回したことを受けて、これまでの対応に変更が必要か、問い合わせているということで、
 担当者は「回答を待って検討したい」としています。
 (後略)


コレはニュアンスとしては西村センセーが発言したように能動的な働きかけというよりは
事業者にとっては受動的な判断になるかもしれませんが、意味することは変わりません。
給付金を人質に、申請した事業者にほとんど有無を言わせる余地のない誓約をさせて、
意地汚くも間接的に飲食店を脅そうとしたのは一緒です。

よって西村センセーが批判されるように、こうした誓約書を事業者に書かせていた自治体、
東京のほか大阪や愛知、石川などでもあるようですが、これらの自治体も同様に批判されるべきですね。
こうした動きをした自治体は、もっともっとあるのかもしれません。

なんですが、こんなに同じような誓約書を複数の自治体で取り入れていたってことは、
偶然とは思えませんよねえ?

中央が、つまり国がこうした依頼を各自治体に通知していたのではないかと思うのですが、どうでしょうか。


そんな一方ですよ、飲食店に圧力をかけるよう金融機関に要請する準備をしていた国税庁では、
連日の宴会に出席していた職人7人が新コロ陽性となったのだとか。

しかも、国民には2人までで飲食しろとか言ってる割に、ソレ以上の人数で宴会して、
19時移以降は酒提供するなと、飲食は90分以内にしろと国民には言う割に、22時まで宴会してたとかいうのですよ。
こんな連中に酒出すなとか言われても全く説得力ないじゃ、あーりませんか。

この件に関して官房長官の加藤センセーは、

 「誠に遺憾」
 「国税庁で適切に対応」

ですってよ。
いつものフレーズですが、つまり、ナニもしないってことです。

国民に外出するな宴会するなとか要請してる一方で政治家や役人がさんざん宴会してたのですが、
未だにそういうのが起こって相変わらず「遺憾」なんて感想で済まそうとはどういう了見なんですかね。

「遺憾」と言えば許してもらえるとでも思っているのでしょう。
国民は許しちゃいけないってんですよ。


ってなコト言ってればまた自民党では選挙を睨んで選挙資金パーティー三昧ですよ。
今度は岸田派のパーティーで新コロ陽性4人が見つかったそうで。
どうせ酒も飲んでいるでしょうし、大声でエイエイオーもやったんでしょう。

一時は次期総理候補なんて言われていた岸田センセーも、
さすがにコレではその芽がなくなったんではないでしょうか。

こんなにも中央官庁や与党政治家がいい加減なのに、彼らの要請なんて聞く必要ありますか?
もうね、政府や自治体の要請なんて聞かなくたっていいんじゃありませんの。

政治家の「遺憾」で済ましちゃイカンのですよ。

 

創造と再生を伴わない破壊大臣

2021-07-13 19:40:28 | 社会・経済
12日からまた性懲りもなく東京都では新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言が再発令されました。
また同じコトの繰り返しかってカンジですよね。

だって、そもそも緊急事態宣言ってのは感染が拡大しきる前に予防するための措置かと思っていたら、
感染が拡大してしまってから発令しますし、宣言の解除は感染を抑えきってからのものかと思っていたら、
新規感染者がなんとなく減ってきたね、ってレベルで発令しちゃいますし。

自分は神奈川県民ですが職場が都内ですので、都の緊急事態宣言とは無縁でありませんで、
12日は出勤したのですが、まあ、人流が減ったカンジは全くありませんでしたね。
13日は在宅勤務だったのでよくわかりませんが、人流は多少は減るのでしょうか。

まあしかし、もう政府や自治体の要請なんて聞いていられないでしょう。
休業や自粛の要請をされたところで十分な補償を受けられない事業者も多いようですしね。
いいんじゃないですかね普通に酒を出して営業して。


と、事業者への要請となると、なぜか飲食店への時短、もしくは酒類提供停止ばかり強化されますが、
新コロ大臣・西村センセーによる、金融機関からも飲食店に働きかけてもらう趣旨の発言は酷かったですね。

金融機関からそんなコト言われたらイコール、融資に影響があるよと仄めかす威力を持ちますから。
もちろん、そうした圧力をかけようという狙いだったんでしょうよ。

ところが、さんざんな批判を受けてすぐにその要請を撤回する羽目に。
そんなつもりじゃなかった、なんて西村センセーは釈明していたワケですけど、
官房長官の加藤センセーによると、

 「関係省庁から金融機関に働きかけ協力はお願いしないことにした」

ってんですから、西村センセー発言への批判がなければ金融機関にお願いする気満々だったってコトですよ。


で、この金融機関に働きかけ問題を口にした新コロ大臣の西村センセーが炎上するのは当然であって、
辞任すべきとの声は当然で、自分もそうあるべきと思います。

まあ、いいじゃないですか、新コロ大臣を辞めたって経済再生担当大臣なんですからね?
ってなトコロですが、コレももはや経済破壊大臣なんて言われてるようでして。

ヒンズー教にシヴァという破壊神がいますが、破壊というのは創造・再生に繋がるのですってね。
アラアラ、経済再生担当大臣もそういう意味かしら?なんて思ったりしますが、まあ、
今の自民党については破壊したら搾取して破壊しっぱなしのような気はしますけども。


この問題で発言をした新コロ大臣の西村センセーが批判の矢面に立つのは当然ですが、
どうやら彼周辺だけでなく、政府一体となってこの政策を進めようとしていたようです。


 酒提供停止で内閣官房が依頼文書 金融庁、財務、経産と調整

 新型コロナ対策で酒類の提供停止に応じない飲食店に取引金融機関から
 順守を働き掛けてもらうよう求める政府の方針決定を巡り、
 内閣官房が8日付で各府省庁に、所管する金融機関に政府方針への協力を求めるよう依頼する
 「事務連絡」の文書を出していたことが12日、分かった。
 内閣官房は、金融庁や財務、経済産業両省と調整や検討をしていたと明らかにした。

 西村康稔経済再生担当相は記者会見で政府方針を説明し
 「関係省庁と擦り合わせをしている」と述べていた。関係省庁が明らかになるのは初めて。
 西村氏が担当する内閣官房新型コロナ感染症対策推進室だけでなく、政府ぐるみで進めようとしていた。


と、政府ぐるみでの策謀ってのが明らかになったと。
ってコトは、首相の菅センセーは西村センセーがそんな発言をするはずがない、
なんて言ってましたが、ウソウソ、大嘘で、自身も事前に認めてた筈ですね。


コレ、相当やばい動きだと思いません?
今回は酒類を提供する飲食店がターゲットでしたが、コレもし国民の批判も穏やかで、
目論みが成功していたとしたら、じゃあライブ止めろ運動会やめろ旅行やめろとか、
次は別の業種に圧力をかけるような働きかけに繋がるのかもしれないのですからね。

今は飲食店は大変ダナーって他人事のようなヒト達も、いつか自身に跳ね返りかねないと、
国民全体が危機感と政府に対しての警戒を持たなければならない事態ですよ。
「誤解されちゃいましたテヘ」で済ましちゃいけない問題ですよ。

こういう政策がどこでどう作り上げられたのか動機とプロセスと関係者を徹底的に明らかにし、
徹底的に叩いて、こんな動きの芽は二度と生まれないよう殲滅しないといけませんし、
ソレを政治家や役人に痛いほど思い知らさなければなりませんよ?


一方、金融機関から飲食店への働きかけは即、止めつつも、
酒問屋に酒類提供する飲食店との取引を止めるよう働きかけていたのはそのままでしたが、
13日になってソレも撤回するとなったようですね。

ホント、ナニやってるんでしょうか。

こうやって政府自身が有効な手を打たずに飲食店の取引先から脅しをかけてもらうよう
働きかけるなんて、どんな陰湿な国家ですか。

っていうか、金融機関が融資制限をチラつかせるような行動だって違法かもしれないですし、
酒屋が飲食店からの発注を拒否したら自分達が取引先を失う事態に追い込まれる、
そんな理解も想像力もない政治家や役人ってどうなんでしょう。

コレを受けて飲食店界隈では、自民・公明への不支持を表明し、
客にも呼びかけるようなステッカーが出回っているといいますが、、、





自分はもちろん賛同しますけども、ホントに店先に掲出する飲食店はあるのかどうか。
掲出したら、ヤクザから嫌がらせを受けたりしないのかと心配にもなるのですが。
だって自民党ですからね。