マスクハラスメント、自粛ハラスメント

昭和の日の29日から本格的なゴールデンウィークがはじまりました。
とは言っても、商業施設も観光地もどこも閉まってますし、県外への移動もするなで、
#Stay Home! が叫ばれていますね。

自分は週末になると近くの川沿いをランニングするのですけども、
29日もランニングに出かけたらまあ、密集というほどではないにしても、いつもよりたくさんの人出です。

連休だし陽気も良くなったし、といっただけの要因でないのは明らかで、
Stay Homeの気晴らしに出かけられるところとなると近所の公園や河川敷にはなってしまいます。

で、今やランニングしてる人も8-9割はマスクをしてるんですね。
感染しない！感染させない！気遣いですね、うんうん。

自分は着けませんけどね。
だって走りにくいじゃないですか。
呼吸もしにくいですし、こんなに暖かい中では汗でびっしょりになりますし。

って、そんな自分は周りからは反道徳的に見えるのでしょうか。
今やアスリートやら学識者から、ランニング中でもマスクしろなんて言いますもんね。


さてマスクと言えば最近では自作するのが流行ってたりするのでしょうか。
確かに売ってないなら自分で作るのはアリなのかもしれませんけども。

まあなんか、中学生がマスク自作して寄付するのが美談になったり、
自作の方法も動画などで拡散されて、マスク作りが世の中的に後押しされてるようです。

で、オリジナリティがあり「映え」する自作マスクの様子が、SNSでも投稿されております。

いや、自作するのも結構なんですけど、作ったら作ったらで使いたくなるし、
見せたくなるモノですよね。つまり、外に出たくなるってことです。

新しい服や靴やカバンを買ったら出かけたくなるし、新しい自転車を買ったら乗りたくなるし、
新しい傘やレインコートを買ったら、雨の日に出かけたくなるようなものですよ。
出かけなくていいのにです。

結局、こうした自作マスク含めてマスク狂騒曲になってる風潮は、
どこかでマスクがあれば大丈夫的な勘違いを引き起こし、
かえって外出を促す言い訳になってると思うのですがねえ。

外に出るときはマスクしろ、では、マスクがあれば外出してよい、になってしまい、
そうではなくて、マスクを着けてもリスクはあるぞ、
と意識を変換しなければならないのではないでしょうか。

そもそも布マスクなんかはウィルス予防に役に立たないと言われていたのに、
何故かここにきて、無いよりはマシだとか自分の飛沫が飛ぶのを防ぐとか、
いつの間にか効果があるかのような評価になってしまっているというのは、
都合がいいにもほどがあると思います。


布マスクでもいい、という認識が拡がる大きな要因といえばアベちゃんのガーゼマスクと、
都知事の百合子センセーによるところが大きいでしょうか。

なんたってガーゼマスクの配布はアベちゃん肝いり？の企画、いや政策ですからね。
肝いりどころかカビ・虫・髪の毛入りだったワケですが、アベちゃん本人も着けてるガーゼマスクが、
効果ナシなんていうハナシであってはいけません。

ということで、ひょっとしてここでもアベちゃんへの忖度が発動されて、
布マスクOK！みたいなことをいろんな人が言い出したんじゃないでしょうね？
なんかそんなふうにも疑って見えちゃうのですよ。

そして都知事の百合子センセーがお手製布マスクをつけて毎日会見してる様子は、
おそらくアベちゃん以上にアピール力抜群です。

百合子センセーのマスクは知人などから贈られたもののようですが、
アベちゃんのしょぼいガーゼマスクとは違ってとてもよく「映え」しております。


とにかくこの二人、アベちゃんと百合子センセーの布マスクが毎日毎日テレビでプレゼンされたら、
そりゃもう影響は絶大で、布マスクでいいのだという刷り込みにはなるでしょう。

でもまあ、別にマスクを否定するワケではないですし、着けたければ着ければいいのですが、
あまりにマスクを過信するうえ、それにより外出などの行動を正当化させてしまい、
なんかマスクが正義になってしまい、そんな正義を振りかざした同調圧力が働くことは、
行き過ぎというか違和感を覚えるところです。


最近はまた自粛警察なのかわかりませんが、営業してる店を通報したりする人もいるのですか。
市民同士で監視・通報するとか分断を産んじゃって、全然国民一丸どころじゃない気がします。

それに、ナイトクラブやパチンコ店がまるで目の敵にされておりますけども、
特に補償もない「自粛要請」に従わなきゃいけない義理はない筈です。

なのに、違反かのように扱われてしまう。
補償もない、自粛ってだけで強制力もないのに、従わないと店名公表とか、
懲罰的なことさえ行政側がするのは適当なのでしょうか。

結局は行政や市民の圧力でパチンコ店が要請に従わざるを得ないようになってますけど、
これで経営が傾いたら、自粛したのは店自身だ、で突き放すのでしょう？

で、今はナイトクラブやパチンコ店ですが、こうした自粛等の圧力がもっと広がり、
いつか自分自身に及んだとき、やはり周囲からは突き放されことになるかもしれないのですよ。

　

マスクにゴン

23日、女優・タレントの岡江久美子さんが新型コロナウィルスCOVID-19による
肺炎により亡くなられたとのことです。

岡江さんとは一度だけ仕事でご一緒したことがあるのですが、
快活でテキパキハキハキしていて頭の回転が早い、そんな印象でした。

友人とかではないですが、関わりのあった方が亡くなるというのは残念ですね。
心よりご冥福をお祈りいたします。


岡江さんは4月の3日に発熱があり、その後4,5日自宅で静養の予定だったところ、
6日に容体が急変して入院、ICUに入ったとのことですね。

さいたまでは自宅で静養していた50代男性が亡くなるということもありましたけど、
37.5度以上の発熱は4日間様子を見ろ、新コロ陽性でも軽症なら自宅待機、との、
エビデンスというよりはギョーカイお偉いの都合による基準によって死に至った、
と言っても過言ではないように思われます。

PCR検査を渋ったり、病床の増設などの対策もろくにしてこなかった怠慢の犠牲者ですよ。
似た例はきっともっと多いのでしょうし、これからまた増えるのでしょう。
そして、ソレがいつでも、自分に降りかかるかもしれないのです。

アベちゃんや政府は頑張っているのだから批判している場合ではない、
なんて声も聴かれますが、欠陥のある政策には違うと声をあげないと、
自分や自分の家族を守れないということなのです。


一方で政府は呑気ですよ。

アベちゃん肝いり？の、ガーゼマスクですが、妊婦向けに優先的に配布されたマスクには、
カビや虫、髪の毛の混入、変色などの不良品が大量に見付かっているとのことです。
そして一般家庭にも配布されている2ガーゼマスクでも同様の不良があるとのこと。

コレはもう、COVID-19の危機に速攻でガーゼマスクを生産したというより、
どっかの湿った倉庫に長年眠っていた大量在庫の一掃、としか思えません。

マスクの倉庫にタンスにゴンしてなかったのかよ！と、そんな保存状態のモノを、
政府が税金で買ってるってことかもしれませんよ。

こんなの、不良品は交換は当たり前ですけどこの際、配布は中止、全品回収、
民間なら責任者は謝罪会見で土下座土下座でしょうよ。

ウチにはまだアベノマスクとやらは届いてませんが、
仮に一見は外観的に普通に見えても、こんなんじゃ使用する気にならないですよね。

まあ自分なんかは、そんな問題がなかったとしても使うつもりはなく、
だってもともと、ガーゼマスクになんか信頼を置いてませんのでね、
届いたところでどこかに寄付でもしようかと考えていたのですが、
まさか返品・回収の対象になろうとはねえ。

それどころか、ウチの周りでは使い捨てマスクも店頭でちらほら見るようになってきましたよ。
まだ1枚当たり70-100円と高いのですが、そのうち入手しやすくなりそうです。

といった状況と照らしてみても、ガーゼマスクとはなんだったのか？
そんなカンジなワケで、なんとも期待はずれもいいとこな政策です。


ってなことで、ガーゼマスクやら星野源コラボ動画やらにうんざりのところ、
今度は大型連休を前にしてまた国民に対して自粛努力の強化を陽性、いや要請ですよ。
なんでも、

　「オンライン帰省」

しろ、なんですと。

要は連休中に田舎に帰省するのを自粛し、代わりにビデオ会議しろと。。

そんなの、普段からスマートスピーカーとかアップルのFace TimeとかSkypeとかで普通にやってますわ。
ソレをまた大袈裟にも「オンライン帰省」なんですと。

こういう、いかにも広告会社とかPR会社とかの企画書にありそうなワードを
今の政権は安易に使っている感があるのですよね。

そう、彼らのやっていることは「政策」というより企画屋が書く「企画」なんですよ。


と思ったら今度は都知事の百合子センセーが、

　「ステイホーム週間」

とか言い出しました。
大型連休は外出するなとのことですが、ソレがこれまでの1，2週間とナニが違うのでしょうか。

まあ、こうしてメディアに乗りやすいワードを使ってるだけで、
別に新しい政策はナニもないことを誤魔化しているとしか思えません。

でもまあ日本人は従順なモノですから、何かと自粛要請に従ってしまいます。
補償もないのに、ソレを求める動きも乏しいものですから行政はそんな従順な姿勢に甘えますし、
フトコロも痛まないと来ています。


その一方で、この新コロ自粛のお陰で事業をたたんだり、
従業員の解雇に踏み切る企業やお店を頻繁に見るようになってきました。

コレって一般庶民としては、一つの大企業破綻よりこうした比較的小規模な事業体の閉鎖こそが、
日常生活に打撃なのではないでしょうか。

アフター・コロナ（AC）とかポストコロナと言われますが、それがいつ訪れるのかもわからず、
ソレまでにはより多くの事業体が破綻に追い込まれることでしょうし、
その後もビフォー・コロナ（BC）の状態に戻るかどうかもわかりませんし、
いやあ、社会や経済はどうなってしまうのでしょうか。

そして昨今は自然災害が大規模化し頻発しているところです。
さあ、ソレでも40％の国民は、アベちゃんを支持するというのでしょうか。



　

iPhone SE（第2世代）こそ待っていた iPhone

新型コロナウィルスに関する騒動も、いよいよ全国的な緊急事態宣言を発することとなりましたね。
まあ、それ自体はいいとは思うのですけども。遅かったにしてもですね。

ただ、相変わらず補償もない、自粛要請止まりじゃないですか。
要は、感染拡大の防止は国民お前らが自粛しろよいうことなワケです。

政府にとって幸いなことには、補償もないのに勝手に休業してくれる事業者が多いと来てますので、
自粛「要請」に自らの判断で従うだけで、別に政府が補償する義理はないとの言い分になりますわね。

さあ、日本国民はこんなことで良かったのでしょうか。

そのうえ、役立たずのガーゼマスク配布はなされますのでね。
ますます、自粛要請はしたしマスクは配ったしで、それでも感染したなら、
国民それぞれの自己責任だからな？って言い分になっちまうワケですよね。

さあ、日本国民はこんなことで良かったのでしょうか。


さてそんなことより、世界的な新コロ騒動の中で出るのか出すのか？
と言われていたアップルの新型 iPhone SE が発表されましたね、
これまた新コロの影響でアップルストア自体が閉店してるというのにですね。

それはともかく、iPhone の廉価版なんて言われる iPhone SE ですけども、どうでしょう。
自分的にはぴったりの製品なのですけども。

実質は iPhone 8 の後継的なスペックで低価格。
しかも4.7インチのサイズは大画面化ばかりの
今どきの iPhone ラインナップでは貴重な選択肢ですよ。

だって今、自分が使っているのは iPhone XR なのですが、このデカさにいまだに慣れないのですよ。
片手での操作がしづらいのは致命的です。

　iPhoneを高くてデカくて使いにくいXRに機種変したよ


サイズ以外にも、自分が思うこの iPhone SE（第2世代）の利点は結構あります。

・性能的には iPhone 11 に対して見劣りしない
　そりゃ、見劣りしないワケではないと思いますけど、そんなにヘビーユーザーでもなくて、
　写真やゲームの質にこだわらないなら、十分のスペックじゃないですかね。
　チップが iPhone 11 と同等の A13 Bionic を積んでいるのですから御の字です。

・ホームボタンと Touch ID
　XR でホームボタンがないのには慣れましたが、Face IDは困りものでした。
　花粉症なものですから、そのシーズンにマスクを着けていると Face ID で認証してくれないのですよ。
　今なら新コロで同様の思いをしてる人も多いと思うので、ここは Touch ID 大歓迎じゃないですか。

・3Dタッチはない
　3Dタッチって便利ですか？
　自分的には小慣れない機能ですし、物理的なパーツは故障の元になりかねないので、この際ナシで大いに結構。

・防水・防塵
　コレは iPhone 7 以来搭載されてきましたが、廉価版だからといって省略はナシ。
　いいじゃないですかあ。

・Lightning端子
　コレは、今の手持ちの資産が使えるということで歓迎。
　時代の趨勢としてはUSB-Cなのでしょうが、まだまだ繋ぎの期間はありそうです。

・Apple Pay, NFC, Felica 対応
　自分的には全く使わない機能ですが、そのうち使うかも知れません。

・パネルが有機ELでなくても構わない
　自分はそうなんですけども、この小さい画面でそんなに高画質へのこだわりってないのですよ。
　今の液晶で十分じゃありません？　その分価格が抑えられているなら歓迎ですって。

・安い
　で、安い。


と、いうことで、自分にとってはいいことづくめ。
多少の性能の iPhone 11 からの見劣りは取るに足らない割に、価格は大幅に低い。
コレはもう、今すぐにでも XR から機種変更してもいいと思わせるくらいです。

ストレージ容量は64GB, 128Gb, 256GB。
自分は今でも64GBですので、全く問題ありません。

唯一残念なのは、今回もイヤホンジャックが搭載されなかったことですがね。。
もう復活はないのでしょうけどもね。


というワケで俄然、機種変更モードになっているのですが、
XR の支払いが終わるのが今年の11月なんですよ。

ソレでも、お得にリプレースできるのかどうか、ショップで相談したいところだったのですが、
Apple Store も近隣のソフトバンクショップも休業ですからね。

まあ、ゴールデンウィーク明けを待つとしますよ。

しかし、今年の秋にでもなればまた、5G対応の iPhone が発表されるのでは？
なんて憶測もありますので、悩ましいところではありますね。

とは言っても、5Gモデルも小慣れるのはちょい先なんじゃないかな？
と考えれば、やはり、iPhone SE（第2世代）は自分にとっては大いに魅力的です。





そして今回のカラーバリエーションはシンプルにブラック＆ホワイトに、(Product)REDの3色。

そしてホワイトモデルでもREDモデルでも、画面周りはブラックのようです。
画面の周囲は黒でないと我慢できない自分には、ホワイトモデルでもいいワケです。

いや、テレビもそうですが、画面の周りが黒以外なんでおかしくないですか？
というか自分的には許せないくらいです。

思えば自分にとって最初の iPhone は 3GS だったのですが、それがホワイトでした。
コレを機に、今一度初心に戻って（？）ホワイトにしようかなんてことも考えます。


そんなこんなで。
ようやく、待望の iPhone 新モデルというカンジなんですが。

やっぱりね、最初からアップルは、これくらいのサイズバリエーションを揃えるべきなんですよ。
5Gモデルでもお願いしますよ。

　

緊急事態宣言とは消費税増税とはなんだったのか

　安倍首相 自宅で過ごす動画投稿 外出自粛呼びかけ

　新型コロナウイルスの感染拡大で、政府が外出の自粛を求める中、
　安倍総理大臣は、ツイッターに音楽家の星野源さんの楽曲とともに、
　みずからが自宅で過ごす様子を撮影したコラボ動画を投稿し、外出の自粛を呼びかけました。

　この中で安倍総理大臣は、星野源さんがＳＮＳ上で公開した楽曲「うちで踊ろう」とともに、
　みずからが自宅で過ごす様子を撮影したコラボ動画を投稿し、外出自粛への協力を呼びかけました。

　安倍総理大臣は、自宅で本を読んだり、飲み物を飲んだりする様子とともに、
　「友達と会えない。飲み会もできない。ただ、皆さんのこうした行動によって、多くの命が
　確実に救われています。そして、今この瞬間も、過酷を極める現場で奮闘して下さっている
　医療従事者の皆さんの負担の軽減につながります。お一人お一人のご協力に、心より感謝申し上げます」
　と投稿しています。

　そして、「かつての日常が失われた中でも、私たちは、ＳＮＳや電話を通じて、
　人と人とのつながりを感じることができます。いつかまた、きっと、みんなが集まって
　笑顔で語り合える時がやってくる。その明日を生み出すために、今日はうちで…。
　どうか皆様のご協力をお願いします」と、改めて外出の自粛を呼びかけました。


なんとも呑気な投稿ですこと。
外出自粛を呼びかける狙いとはいえ、まるで切迫感も緊張感も説得力もありません。

そしてアベちゃんの不格好でだらけた姿。
こういう絵で投稿するとしたアベちゃんと周りのスタッフのセンスに唖然ですわ。

で、家にいようとのメッセージはいいんですけども、アベ嫁は外出で不在ですかね？


そんなアベちゃんはじめ官邸のセンスもさることながら、
こんなSNS投稿を脳天気に垂れ流すNHKの姿勢が情けないですわ。
莫大な受信料を国民からせしめておいて、ただアベちゃんのPR役じゃないですか。

と、毒づきたくなるところですが、いや待てよ。
ひょっとしてこれは、正義感に溢れるNHK職員があえて報道して、
アベちゃんの馬鹿っぷりや責任感・緊張感のなさを、あえて国民に晒そうとしたのかもしれません。


ところで、この投稿の仕掛けの一つが星野源とのコラボですね。
上の記事でも「コラボ動画」と言ってますから、事務所を巻き込んだコラボなワケです。

しかし、いつもなら芸能人が政治を語るな！とかいう勇ましいアベちゃん応援団も、
こういう政治家と芸能人の接近にはナニも言わないのでしょうね。

（4/13 追記：このアベちゃんの投稿は、星野源のコラボ用動画をアベちゃん側が勝手に使ったのですね。
　アベちゃん側と星野源側との共同企画という意味でのコラボかと勘違いしておりました。大変失礼しました。）


要は、芸能人が政治にモノ申すことが気に入らないのではなく、
現政権に批判的な言動を許さないってだけで、政策の是非なんかまるで思考してません。

新コロ騒動における政府の対応もショボくて遅くて的外れなものも多いワケですが、
ソレでもアベちゃんを全力擁護する声も多いのには驚きますね。

ソレはいわゆるネットサポーターと呼ばれるようなネット工作員のヤラセ投稿だけでなく、
ホントに一般の人でも結構いるワケです。

市民の生活のことなど考えてくれてないような行動を政府は次々に見せているのに、
そして自身の生活が脅かされようとしていることに気付かないのでしょうか。

日本凄い・日本人優秀、といったプロパガンダに曇らされた目は、なかなか晴れないようです。


そんな中、国民の生活を守るどころか政府は、年金開始75歳法案の審議を開始するそうです。

この新コロの緊急事態に外出自粛だ営業自粛だと補償もナシに国民に要請し、
国民への還元を渋っている一方で、さらに将来の年金まで出し渋るというのですよ。
よくもまあそんな火事場泥棒的なことができるものです。

これでもみなさん、政府は頑張っていると評価するのでしょうか。
だいたい、社会保障費に充てるからと言って消費税を増税したのはなんだったのでしょうか。


アベちゃんは新コロの経済対策で、あらゆる手段を動員する！とか大袈裟なことを言いながら、
祖湯費税減税も休業補償も一律給付もないままじゃないですか。

1世帯30万円の現金給付といった政策はありますが、対象世帯はえらい幅が狭く、
収入が下がった書類揃えて申請せよ、と来ています。

さんざん書類は無くした、破棄した、記録はしてない、改ざんした、忘れた、
をやってきた政府が、どの口で言うのだと。

そうして国民に一律支給されるモノと言えばガーゼマスク2枚なんですよ。
これでも政府を評価しますかねえ。


しかも、アベちゃんが緊急事態宣言をした後の政府与党の面々ときたら、
二階センセーは「人との接触8割減とか無理」と言い、
西村コロナ大臣は「休業要請は2週間待って」と行政に言い、
都内のデパートが自主的に休業を決めれば経産省は「勝手なことするな」と言い。

アベちゃんの大袈裟な緊急事態宣言の演説にも関わらず、まるで足並みそろってません。
西村センセーに至ってては、不足する医療用防護服をCAに作らせようと言い出す始末。

　服を縫うなら女性だ！　今ヒマな女性が大量に必要だ！　CAだ！

みたいな思考なんでしょうか。
なんかもう、戦前みたいな発想と行き詰まり感じゃありません？

いずれにしても、いくらアベちゃんが先手先手と言いつつやってることは後手後手が明らかです。
まあ、どの国でも混乱はしてるのでしょうが、あまりにも程度が低くないですか。

ソレもコレも、なにか財政出動させるってときにはいつも、
利権を通らせようとするからなんでしょうかね。


ともかく、緊急事態宣言が都などに発令されたワケですが、
休業や外出の自粛要請といっても、強制力を持ってるワケではありませんし、
補償もないので、本来ならそんな要請に別に従う義理はありません。

都は補償ではなく、おそらく休業補償には十分ではないからなのでしょうけども、
協力金という名目で中小事業者への給付を計画しているようですが、
強制力のない自粛を呼びかけるだけなら、これまでとナニが違う？みたいなハナシです。

でもまあ日本の事業体ときたら律儀で次々に要請を受け入れますよね。
おかげで繁華街なんかは閑散としているようですが、
ウチの近所の商店街なんかは普通、いや、いつも以上の人出があるように感じます。
今後の備えのための買い出しなんでしょうけどもね。

自分もこの土日で思いついて、いくつか買い物に出かけたのですが、
ダイソーが閉まってのにはまいりました。

市民生活に必要なのはシンゾーではなくダイソーなのです。

　

マスクがないなら、バンダナ巻けばいいじゃない

　安倍晋三首相が着用の「アベノマスク」、布製から不織布に変わる

　新型コロナウイルスの感染防止のために、国内の全世帯に布マスク２枚を配布することを決定した
　安倍晋三首相（６５）が、４日から不織布マスクを使用するようになった。

　先月末からマスクをしたまま国会に出席するようになった安倍氏は、
　最近までは配布するものと同様の布マスクを使用していた。
　だが、この日、首相官邸入りする際に着けていたのは、
　一般的に使用されているのが最も多い不織布マスクだった。

　布マスクについては、不織布のものよりも繊維の隙間が大きく、大きさ０・１マイクロメートルの
　ウイルスの吸引や飛沫（ひまつ）の排出を防ぐことができないとされる。
　それに加えて、現金支給などを期待する中で期待外れの政策だったことから、国民からは
　「税金の無駄遣い」などの批判が噴出。ＳＮＳ上では「アベノマスク」とやゆする言葉も生まれ、
　その現象が海外でも報じられていた。

　これまでは、自ら着用することで、その“効果”を示していた安倍氏。
　だが、不織布マスクを使用するようになったことで、批判の声が上がる可能性も考えられる。


なんだよアベちゃん。
「ワタクチも着用しておりまちゅ」ガーゼマスク、もう止めたのかよ。
洗って使いまわすんじゃないのかよ。

言い出しっぺの自身でさえも繰り返し使わないガーゼマスクを国民に配布して、
しかもたった世帯2枚ぽっちを配布して、しかも配布されるのは2週間も先で、
仕事した気にならないで欲しいモノです。


まぁそんなカンジで、世の中は新コロというよりマスク狂騒曲といった様相でしょうか。

自分は週末になると近くの川沿いをランニングしているのですが、昨日河川敷に行ってみると、
陽気もいいので自分のようにランニングする人達や散歩やサイクリングする人達、
花見気分でピクニックする人達が大勢来ているワケです。

そりゃ、このいい天気に家にいろって言われても、強制じゃなければ出かけたくなります。
週末の首都圏はお店など閉めるところも多いですしね。

しかし、ここで自分的に気になるのは、こうした人達の多くが、マスクをしてるのですよね。
いやあ・・・

こんな河川敷のようなひたすらオープンで広大で、ふんだんに風も吹いている屋外で、
マスクしなきゃいけないんですかねえ？
ランニングやサイクリングるにもマスク着けなきゃいけないものなんでしょうか？

散歩する若い親子連れやカップルなんかは互いにマスクしつつ、手をつないでるでしょ？
そっちのほうが感染のリスク高いでしょ？

ま、カップルなんかはもっと濃密なことしてるでしょうからどうでもいいのですが、
なんかこう、日本人の危機意識はなんかちぐはぐなんじゃありません？


いや、でも、こういう光景を見てて思いました。

きっと多くの人にとってマスクをするということは、いろんなメディアに触れる中でなんとなく、
正義であり正解であるとの理解に乗っかっているだけなんだなと。
その文脈通りの行動をするだけで安心するのだなと。

いうことで、安心のために広大な河川敷でもマスク着用が必要であればそれでいいのですけども。


でも一方で、ウィルス感染予防のためにはやはり人との接触を減らすことだとすると、
そのための手段としては外出を減らすことが重要にはなるワケです。

ところがマスクが正義であり正解であり着用することで安心してしまうと、
それがいい言い訳になって、より活動的に外出してしまうのは、どうしたモノでしょうかねえ。


自分は健康なオトナならマスク着用の必要はないと考えるほうですが、
「しないよりマシ」「マナー」といった認識があるのは理解します。

ですが、そこで過剰なマスク需要が産まれて供給体制が歪んでしまうのは、
社会的に損失じゃないかと思うのですがねえ。

自分が感染リスクに対して甘いのでしょうか。

でも、2月頃から、マスクがないないと言いながら電車に乗っても街を歩いても
職場に行ってもみんなマスクをしてるのですけども、なのに今でも感染者は増えているのですよ。

なんかこう、マスクの効果ってもんは自分の生活動線では感じないなあと。
それよりはうがいと手洗いじゃないですかねやっぱり。


ところで、首都圏はじめ週末は外出自粛要請、みたいな自治体が多いのですけど、
こうして週末2日だけ外出自粛させ、企業のテレワークなどは推進しているものの、
平日5日はほぼ日常ってな状態を、だましだまし続けて意味あるのでしょうか。

緊急事態宣言がいいのかわかりませんが、だったら1週間なり2週間なり外出制限して、
人の行き来を止めるくらいじゃないと大して感染の機会は減らないんじゃないかと。
物流など経済の影響を考えるとなかなか踏み切れないのでしょうが。