わずか9時間半で1億円達成――。
光熱費高騰や物価高から資金難に陥り、国立科学博物館が7日午前8時に開始したクラウドファンディングは、
午後5時20分に目標額の1億円が集まった。寄付は引き続き募っている。
博物館は7日午前に記者会見し、協力を呼びかけた。
SNS(ネット交流サービス)などで注目され、クラウドファンディングのホームページにアクセスが集中し、
一時つながりにくい状態となった。
博物館の公式X(ツイッター)には、「国が支援すべきだ」などと投稿が相次ぐ一方で、
博物館ならではの返礼品に支援を申し出る声が相次いだ。
博物館は、哺乳類の剥製づくり体験など40種類以上の返礼を用意。
特に、普段は入れない収蔵庫に入れる「バックヤードツアー」(寄付額5万~10万円)は、
「化石コース」「鉱物コース」「昆虫コース」など9コースを準備したが、すべて完売した。
担当者によると、動植物や化石の標本などを管理するための光熱費が2022年度から高騰。
21年度の光熱費が約2億円だったのに対し、22年度は約3億3500万円。
23年度はさらに上回る見込みで、クラウドファンディングを企画したという。
短時間で目標を達成したことを受け、篠田謙一館長は
「ただただ驚いています。こんなに早く寄付が集まるとは思っていませんでした。
多くの方に博物館の活動を理解していただいていることに感謝しています」とコメントした。
寄付金については「有意義に使い、標本などを後世に伝えていきたいと思います」とし
「みなさまからの応援を励みに、これからも頑張ります」と話した。
国立科学博物館が資金難に陥っており、起死回生の策として編み出したのがクラウドファンディング。
そして市民の善意に支えられ、目標の1億円調達をあっと言う間にクリア。
という、一見、博物館を守ろうとする職員と市民とで成立した美談のようにも思えますけども。
いやね、博物館の窮地に心を痛め、なんとか力になりたいとクラファンに参加する市民の心意気は、
そりゃ尊いモノだと思いますよ。思いますけど、ソレでいいのでしょうか。
だって「国立」を冠する博物館ですよ?国の宝の宝庫なワケですよ?
本来なら国が支援に乗り出すことで安定した運営をさせるべきなのじゃないのでしょうか。
ソレが、今は「独立行政法人」だからといって、この窮地に関わらず国が突き放して、
クラファンで心ある市民によって目標達成できたからって美談に仕立ててしまっていいのでしょうか。
国が支援すべきでないかとの視点は、大マスコミにはないのでしょうか。
だってねえ、マイナカードはじめ万博やら原発やら、しょうもないことにはカネを使いまくってる政府ですよ。
マイナポイントに2兆円使うなら1億くらい捻出できそうなもんですけど、なんで学術の分野にはそんなにケチるのでしょうかね?
一方で、加計学園や森友学園、統一教会にはあんなに優遇できるっていうのに?
と、いうふうには思われませんか。
もちろん、今の政府がカネをケチっているのは学術関連だけではありません。
まさに、市民生活そのものに対して、やたらケチっているのは明らかですね。
なのに増税増税で、3年連続で税収過去最高とかいうじゃ、あーりませんか。
最近では特にエネルギーの高騰が顕著で、国立科学博物館も光熱費に苦しんでいるとのことなんですが、
一方で電力会社は過去最高の利益なんですってよ、奥さん。
こんなバカなことかありますか。
明らかに政府は税金の使い途ややりくりが下手どころじゃなく、悪用してるとさえ思われます。
もうね、そういうことに気づいて当たり前と思うのですが、日本の有権者のなんと鈍感なことでしょう。
大マスコミに騙されて、自民党はよくやってると、いまだに考えるのでしょうか。
いや、政治のことなど考えてないのですよね。
で、悪いのは野党や中国や韓国だと言い出す。
ちょっともう、日本は後戻りできなくらいにダメなのかもしれません。