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逮捕された佐賀県玄海町の課長に黒幕はいなかったか

2019-01-31 21:48:29 | 社会・経済
「宅ふぁいる便」というインターネットのファイル転送サービスを
お使いの方は多いのではないでしょうか。

25日、その宅ふぁいる便のサーバーが不正アクセスを受け、
480万件の個人情報が流出したとの事件がありました。

これにより、同サービスはサービス停止の状態なのですが、
宅ふぁいる便を運営するオージス総研はユーザーに、
同じアカウントとパスワードを使用している他サービスの
パスワードを変更するよう求めています。

自分もよく使っていたので、ひょっとして自分のパスワードなども漏れてるかもしれません。
うーむ。


そんなカンジで、どこの個人情報も常にハッカーらに狙われているワケですが、
佐賀県玄海町では自治体の役人が住民の個人情報を不正に持ち出したとのことです。


 全町民の個人情報持ち出し、玄海町課長を逮捕

 佐賀県警サイバー犯罪対策課と唐津署は31日、東松浦郡玄海町役場から私的利用で
 個人情報を持ち出したとして、玄海町個人情報保護条例違反の疑いで、
 町住民福祉課長の中島泰広容疑者(53)=玄海町仮屋=を逮捕した。

 逮捕容疑は、私的利用のために他人の個人情報を収集する目的で、2017年5月18日、
 13年3月時点の全町民に当たる約6300人の個人情報が記録されたデータを町役場から持ち出した疑い。
 「弁護士と接見した後で話す」と述べ、容疑の認否を保留している。

 サイバー犯罪対策課によると、持ち出されたのは住民基本台帳をもとに作られたデータで、
 町民の住所、氏名、生年月日、性別などが記されている。第三者への流出の有無を調べている。

 別の不正アクセス事件に絡み、昨年11月下旬に中島容疑者宅を捜索した際に
 押収したパソコンやスマートフォンなどを解析したところ、個人情報のデータが見つかった。
 外付けのハードディスクからは役場の内部資料約35万件も見つかっている。

 脇山伸太郎町長は取材に対し「今朝聞いて驚いた。詳しいことはまだ分からないので、
 捜査を見守りながら対応したい。職員には個人情報を慎重に扱うよう伝えた」と話した。


うーむ、なんでこんなことをしたのでしょう。
役所のとある立場であれば、住人の情報にアクセス可能かと思うのですが、
なぜに危険を冒してわざわざ持ち出さなければならなかったのでしょうか。
「弁護士と接見してから話す」としているところもなんか意味深です。

ナニかヒトの弱みでも握って、揺すろうとでもしたのでしょうか。
それとも。

やっぱりアレですかね。
玄海町というと九州電力・玄海原発が立地している自治体ですので。

原発に賛成・反対する住民のプロファイリングでもしてたとかですかね?
九州電力なのか、原発ムラの指示でもって。ありえそうなことですよ。

だって例えば最近、沖縄県辺野古の米軍基地建設工事に関連して、
基地建設に反対する市民のリストを国が依頼して警備会社が作っていたのが、
明らかになったくらいですから、原発にだって同様の動きはあっておかしくありません。

だとすると、コレは玄海町に限ったことではないですね。
他の原発立地自治体でも起こっているのかもしれません。


ところで、この件で佐賀新聞のサイトを見ていましたら、こんな記事がありまして。


 玄海町課長のバス経費水増し 飲食やコンパニオンに使用

 佐賀県東松浦郡玄海町役場の男性課長(51)が、区長研修のためのバスの借り上げ料を
 水増し請求していた問題で、町は課長を12月から6カ月、減給10分の1の懲戒処分にした。

 町総務課によると、男性課長は2013年から16年の4回、バス経費を水増し請求し、
 研修中の飲食代やコンパニオン代に使っていた。
 課長は「参加者の負担額を減らしたかった」と話しているという。

 区長研修は町主催で、毎年11月ごろに実施。
 九州内の地域振興の先進地や他県の発電所を1泊2日で視察している。
 町内には27区あり、毎回20人前後の区長が参加している。
 参加費として1万円から1万5千円を徴収し、交通費や宿泊費は町が負担している。

 岸本英雄町長は「町民の信頼を裏切ってしまい、申し訳ない。信頼回復に向け、全職員に徹底する」
 とコメントした。区長研修は、今後も規模を縮小して開く。


ナニやってんですかね玄海町の役人ってのは?
この自治体大丈夫?
原発の恩恵にあずかりすぎておかしくなってない?

とか思ってしまうのですが。

まあ、研修といいつつコンパニオン呼んで宴会やってんなら、
この課長だけ処分さる事案かは微妙だとも思うところですども。

で、よく読むと、バス経費水増しの事件、2017年ということで2年前。
この課長、当時51歳ですから今は53歳くらいです。

とするとこの度、個人情報を持ち出した容疑者と同じ年齢ですね?

実際、中島容疑者は2017年の個人情報持ち出し当時、総務課長でしたから、
同一人物ですね? コレは偶然なのでしょうか?


この課長が個人情報を持ち出すのが2017年5月。
区長研修で経費を水増ししたのが2013年〜2016年。
経費水増しがバレたのが2017年11-12月。

ナニか関連があるのでしょうか?
ないかもしれませんが。
ただ中島容疑者がポンコツだっただけかもしれません。


んが、2017年に処分された課長が、また別の課長職に就いてるのですよねえ。
まあ、みそぎが済んで役職に復帰することはないことではないのでしょうが、
なんか不思議といいますか。

やっぱり自分なんかは、経費水増しや個人情報持ち出しには黒幕がいて、
そのために汚れ仕事を引き受けたおかげで守られていたんでは?と疑うのですが、
どうなんでしょうか。

原発立地自治体ということもあって詳しく知りたいところですので、
今後もうしばらく、佐賀新聞を追ってみるとしましょうか。

 

明石市長の暴言ニュースは市長選への謀略か

2019-01-29 20:55:15 | ニュース
いやー、先日の嵐・活動停止のニュースは凄かったですね。
別にソレ自体が重大とは思わないんですが、重大なヒトもいるでしょうけども、
なんせ大マスコミのニュースがそのおかげで嵐ジャックってな風情でしたし、
ツィッターのトレンドワードも嵐関連が上位独占してましたもんね。

仮に日本のトップアイドルグループであるにしても、
こんだけ報道するほどのニュースなのでしょうか。

相変わらず日本人の関心は、芸能とスポーツくらいにしかないのですね。


さて、そんな日本人も、今どきのパワハラ問題には食い付くってもんでしょう。

なんでも、明石市長が立ち退きしない建物を「燃やしてしまえ」との
パワハラまがいの暴言を部下に吐いたとのニュースがありました。


 立ち退かない建物「燃やしてしまえ」明石市長、職員に暴言

 兵庫県明石市の泉房穂市長(55)が2017年6月、明石駅南の国道2号の拡幅工事に絡み、
 当時買収に応じていなかった地権者の建物について、市職員との内部協議で
 「火付けて捕まってこいおまえ。燃やしてしまえ。損害賠償を個人で負え」
 などの暴言を吐いていたことが28日、神戸新聞社の取材で分かった。

 市関係者によると、市は12年ごろから明石駅南東にある交差点を改修し、
 以東を拡幅するため、地権者と土地買収を交渉。
 一部区間について、当時は1軒だけ買収がまとまっていなかった。
 現在は買収が終わり、拡幅工事を進めている。

 泉市長は、市幹部に対し交渉が遅れていることを責め、
 「何しとってん7年間。おまえら1人ずつ1千万円出せ。自分の家売れ。その金ではろたれ」
 などと怒鳴った。また「ずっと座り込んで頭下げて1週間以内に(合意を)取ってこい」
 「責任取ってもらう。辞表出しても許さん」などと発言した。

 会話の前後では、国道2号交差点で死亡事故が相次いでいることに言及。
 「市民の安全のためやろ。私が行って土下座でもしますわ」などと話している。

 関係者によると、市長の発言で体調を崩すなどした職員はおらず、買収に関わった市幹部の1人は
 「かっとしやすい市長の性格で、計画通りにできなかった私たちが責められても仕方ない。
 パワハラとは思っていない」と話した。

 泉市長は神戸新聞社の取材に、関係者に謝罪したことを明かし、
 「弁解できないひどい言葉で反省している。市民にも申し訳ない」と話した。
 一方で「市民の安全を守るための事業で、長い間金額提示すらしていなかったことに激高してしまった。
 危険な交差点をなくしたい一心だった」と釈明した。


なるほどねえ。暴言はいけませんけどもねえ。
でも、仕事がはかどらない部下に対して、ちょい大袈裟に怒鳴るくらいあると思うんですけどねえ。

でもま今のご時世、権力の座にあるヒトがコレじゃあニュースになってしまうってモノです。
んで、泉氏は昔から暴言があったと、パワハラ癖があったようなことも言われてますが。

そして、このニュースをきっかけに、4月の明石市長選に影響するだろう、ということですね。


 暴言の泉房穂氏、4月の明石市長選への影響必至

 任期満了に伴う4月の兵庫県明石市長選には、現職の泉房穂氏(55)と、
 前職で兵庫県議の北口寛人氏(53)が昨年12月、いずれも立候補を表明している。
 市長選を巡り激しい前哨戦が既に繰り広げられているが、泉市長の暴言問題が影響するのは必至とみられる。

 子育て施策で注目を浴びた泉氏は、3選を目指し無所属で立候補を表明。
 保育園の充実など従来の子育て施策を掲げる一方、新たに「時代に即した新しい高齢者施策」
 などを打ち出し、北口氏による市政批判を意識した政策を掲げている。

 北口氏は2003年から市長を2期務めた。
 11年には市政運営を巡り市の幹部職員と対立するなどし、立候補を見送り、泉市長が初当選した。
 北口氏は今回の市長選で泉市政について
 「予算配分が子育て中心となり、産業政策やまちづくりとのバランスが悪い」
 などと批判し、対立姿勢を鮮明にしている。


ほうほう、4月に市長選ですか。
確かにこのタイミングでこの暴言報道ってのは、泉氏にダメージになりますね。

ってことは?

意地悪く考えると、この暴言報道は、泉氏を失脚に追い込むための謀略だったりしませんか?

だってねえ、この暴言って2017年のことですよ。
ソレが今になって暴露されて報道されるというのは、
こうした機会のために温めておいたってことなんじゃないですか。

市長選から手を引けと。
さもないと、もっとネタがあるんだぞという脅し?

といったことは、いかにも対立陣営が考えそうなことじゃありません?


泉氏は元民主党で今は無所属ですが、対立候補の北口氏は自民党県議団所属です。
自民党。。

いかにも、こうした謀略をしかけてきそうです。

つい先日は山梨県知事選挙で勝利した自民党ですが、沖縄県民投票も控えてますし、
今後に続く地方選にナニがなんでも勝つ、ってな意気込みは相当にあるでしょう。

そりゃ、謀略で相手を貶めててもです。
例えば、暴言などパワハラのイメージを泉氏につけて、人格否定するような謀略です。


まあ、「燃やしてしまえ」などの発言は過激ですし、そこだけ切り取ってしまえば確かに、
こうした言動は上司から部下へのパワハラと取られかねませんけど、
ソレも、こうして大マスコミがセンセーショナルに取り上げることによって、
いかにもパワハラのような印象をバラまいてる節があると思うのですよね。

だって経緯を見れば仕事してない部下への叱責であって部下もソレを自覚していて、
大袈裟で過激な言動にはなりましたけど、別にいわれのない罵詈雑言ってワケでもなさそうで、
なのにこんなにも暴言だなんだと大騒ぎしてバッシングするほどのことでしょうか。

だいたい、泉氏に対しては批難の大合唱を浴びせながら大マスコミは、
馬鹿な阿呆センセーの暴言やアベちゃんのウソはほったらかしってどういうことですか?


自分は明石市民でも兵庫県民でもないので、明石市の実情はよくわからないのですが、
泉氏は子育てや弱者保護で実績のある市長だったように見受けられます。

逆に、前市長でもあり対立候補の北口氏からすると産業面への予算配分バランスが悪い、
つまり地元財界への投資が不十分と思わせるところもあったのでしょうか。
そうした主張はなるほど自民党っぽいですね。

その、市長だった頃の北口氏の政策に関連して、
明石市議会議員のこんなブログエントリーがあるのですがね。


 総工費600億円!?

 明石のドーム計画
 かつて、そんな話があったのです。

 あったといいましても、ほとんどの人が知らない話。
 なぜなら、当時の市長が無理に計画をつくらせただけの話だからです。

 「グッがうるさいから絵だけでも作っとけ・・・」
 みたいな感じで話が秘かに進められたようです。

 ちなみに・・・
 グッとは市長のこと。

 市役所内のあちらこちらで親指を立てながら
 「グッが、またおかしなこと言うとるから・・・・」
 というような会話が頻繁に聞かれたものです。

 お分かりだと思いますが・・・
 当時の市長は、現在県議の北口寛人氏であります。

 さて・・・
 この計画書について、当時を知る方から貴重な情報をいただきました。

 「総工費は600億円だった」

 というもの。
 計画書については、当時の決算書を見ますと50万円ほどかかったような記述がありますが・・・

 実際は100万円ほどだったのだとか。
 この費用は、当初予算で計上していたものではありませんので別の予算からの流用ということになります。

 どこから引っぱってきたのか?
 その答えも教えてもらいました。

 「明石港の灯台の調査費から引っぱった」そうです。

 明石港の灯台とは・・・
 旧波門崎燈籠堂のこと。
 通称は、明石港旧灯台。
 歴史的建造物であります。

 この調査費を流用したわけですけど・・・
 そもそも、議会に提案された予算案は、この灯台の調査を行う為ということだったわけであります。

 「それならOK」
 ということで承認されたものを、勝手に流用したらアカンでしょ。
 全く相談なしにやってるから悪質です。

 こういう人物が市長だと、職員も市民も困ります。
 最終的には、みんな不幸になりますね。
 二度と失敗しないようにしないといけませんね

 600億円もかけてドーム球場をつくって、どうしようと思っていたんでしょうね?
 今度会ったら聞いてみようかな?

 まぁ、私が聞くより自分で説明した方がいいかもしれまっせんけどね。
 それが、政治家としての説明責任というものですよグッ


ふーん。
なるほど北口氏はやっぱり、ハコモノ行政が得意なんですかね?


とまあ、なんとも泉氏の暴言事件は市長選への謀略と疑うワケなんですが、
自分の勝手な妄想に過ぎませんのであしからず。

 

日本政府は現代のラスコリニコフか

2019-01-26 20:24:52 | 社会・経済
ドストエフスキーの小説「罪と罰」を読んだことあるでしょうか。
殺人を犯してしまう主人公の貧乏学生、ラスコリニコフはこういった思想を持ちます。


 人間には「凡人」と「非凡人」がいる
 凡人は服従の生活をしなければならない
 非凡人は犯罪を行い法律を踏み越える権利を持っている


というものです。

どうやら現代の日本で、自らが「非凡人」であるとの意識を持つ輩が
いくつかいるようですが、その一つが総務省のようです。


 総務省 IoT機器に無差別侵入し調査へ 前例ない調査に懸念も

 サイバー攻撃対策の一環として、総務省は家庭や企業にあるインターネット家電などの
 いわゆる「IoT機器」に無差別に侵入して対策が不十分な機器を洗い出す、
 世界でも例のない調査を行うことになりました。
 しかし、実質的に不正アクセスと変わらない行為を特例的に国が行うことに懸念の声もあがっています。

 この調査は、総務省が所管する情報通信研究機構が行うもので、
 25日、国の審議会をへて実施計画が認められました。

 それによりますと、調査は家庭や会社などにあるルーターやウェブカメラなどの
 IoT機器およそ2億台を対象に来月中旬に開始し、無差別に侵入を試みて、
 初期設定のままになっているなどセキュリティー対策の不十分な機器を洗い出し、
 ユーザーに注意を促すとしています。

 実際、おととし1年間に情報通信研究機構が観測したサイバー攻撃のおよそ54%で
 IoT機器がねらわれていて、国は東京オリンピックに向けて対策を強化する必要があるとしています。

 一方、調査では予想されるIDとパスワードを実際に入力して機器に侵入する計画で、
 本来は不正アクセス禁止法で禁じられている行為だけに専門家からは懸念の声もあがっています。

 国は特例的に5年間に限って調査を行うとしていますが、
 無差別の機器に国が侵入する調査は世界でも例がありません。

 総務省サイバーセキュリティ統括官室の後藤篤志参事官補佐は
 「IoT機器が増加する中で、機器をねらうサイバー攻撃も増加している。
 東京オリンピック・パラリンピックを来年に控え、国民の皆様には今回の調査に
 ご理解いただくとともに、セキュリティー対策に関心を持っていただきたい」と話しています。

 「無差別調査」 去年5月に法改正
 今回の調査は、実質的に不正アクセスと変わらない行為を行うことから、国は去年5月、
 情報通信研究機構の業務を定める法律を改正し、5年間に限って行うとしています。

 改正された法律は去年11月に施行され、他人のIoT機器に
 IDとパスワードを入力するという不正アクセス禁止法で禁じられた行為について、
 今回の調査に限る形で認めています。

 専門家「通信の秘密に抵触のおそれも 慎重に運用を」
 今回の調査について、情報セキュリティ大学院大学の湯淺墾道教授は、
 「IoT機器が急増する一方、パスワードが正しく設定されていない機器があまりにも多く、
 東京オリンピック・パラリンピックを前にそれらの機器がサイバー攻撃に悪用されることを
 防ぐためのいわば緊急措置だ」と一定の理解を示しました。

 その一方で、どういった機器が調査の対象となるのかが現時点で明示されておらず、
 プライバシーの侵害につながる危険性があるとしたうえで、
 「侵入した時点でウェブカメラの映像が見えてしまったり、保持するデータの中身が
 わかってしまったりすることも考えられるほか、もし通信先がわかってしまえば
 憲法で定めた『通信の秘密』に抵触するおそれもある」と指摘しています。

 そして、「他人の機器に勝手にログインすることが犯罪行為とされているなかで、
 政府に特例を認める今回の事業は専門家の間でも意見が分かれてきた。
 政府は、調査結果を公表して透明性を保つとともに、慎重に運用することが求められる」
 と話しています。

 機構「ルールにのっとり運用していく」
 今回の調査に当たって、情報通信研究機構は、調査に使う発信元の
 「IPアドレス」を事前に公表しています。

 また、セキュリティーの弱い機器が見つかった場合、内部に侵入はしますが、
 機器の種類を特定するなどの通信は一切行わないとしています。

 さらに、調査で得られたデータの管理を厳重に行い、情報の保護につとめるとしています。

 情報通信研究機構サイバーセキュリティ研究室の井上大介室長は、
 「目的以外のデータを得たり、調査で得たデータが外に漏えいすることが
 一切無いように厳格なルールを設けている。
 この調査は国民の安全安心のためのものなので、ルールにのっとって運用していく」
 と話しています。

 IoT標的の攻撃 世界で相次ぐ
 IoT機器は、家庭や企業などさまざまなところで普及が進んでいる一方、
 サイバー攻撃の標的となるケースが国内外で相次いでいます。

 こうした事態を加速させた要因の1つが、2016年に見つかった
 「Mirai」と呼ばれるコンピューターウイルスです。

 このウイルスは、初期設定のままだったり単純なパスワードにしたりしている
 IoT機器に感染し、これを遠隔操作してより大規模なサイバー攻撃を引き起こします。

 実際、Miraiに感染した世界中の10万台を超えるIoT機器が
 何者かに操られてアメリカの通信会社が大規模なサイバー攻撃を受け、
 大手IT企業のサービスが停止するなどの被害が出ました。

 日本では、ここまでの被害は確認されていませんが、大学に設置された複合機で
 スキャンしたデータがインターネット上から見られる状態になっていたり、
 病院にある水処理設備の監視モニターが外部から侵入できるようになっていたりするなど、
 セキュリティーの管理が行き届いていないのが実情です。


ということで、不正アクセスという犯罪を、国民の安心安全の名の下に、
政府が堂々と行うと宣言しました。

要は、総務省によると、


 おいお前ら、プライバシーとかねえからな。
 これも国家の安心安全のためだから。
 反対するヤツは反日な。


だ、そうです。

いやー、いくらサイバーセキュリティのためとはいえ、いかにも犯罪なんですが、
ラスコリニコフのように政府は、法律を踏み越え犯罪が可能な存在と自負しているようです。


企業だろうが個人だろうが不正アクセスで通信機器への無差別侵入を試みるとなると、
例えばスマートスピーカーにアクセスすれば、その場の会話を傍受できますし、
カメラがついていればその映像を見ることもできるでしょうし、
スマートスピーカーに命令して操作することだってできるでしょう。

ネットに繋がっている機器ならスマホはもちろん、なんでもアクセスするできるでしょうから。
こんな政府の行為を正当だからと容認することできるのでしょうか。


上記の記事を読むだけでも、なんかいろいろおかしいですよね。

例えば来年のオリンピックを控えているから!なんて強調してますが、
この無差別侵入を行う期間は5年っておかしいでしょ。
オリンピックのためだったら2年もいらないくらいじゃないですか。

つまり、オリンピックのため、じゃないナニか目的があるのでしょう。

っていうか、「オリンピック」とさえ言えば何でも許してもらえる、ってな態度がおかしいです。
ま、ソレを許す日本人が多いのもおかしいんですがね。

やっぱりオリンピック招致なんてするべきじゃなかったと改めて思いますよ。


そういや、パソコンを使ったことがない政府のサイバーセキュリティ担当・桜田センセーは、
オリンピック担当大臣でもありましたね。

なんでこの分野にいかにも疎そうなヒトが担当閣僚なのかと思ったら、
疎いからこその担当なのでしょうね。

よくわかんないまま承認しちゃうだろうっていうことを見越して
ポストをあてがわれたとしか思えません。

そういった意味じゃ、適材適所だったのでしょうね。
なかなかやりおりますね。


「ルールにのっとり運用する」なんてのも、ちゃんちゃらおかしいです。
ヘソで茶が湧きます。

公文書の改ざんも隠ぺいもデータねつ造もオンパレードな今の政府を、
信じられるワケないじゃ、あーりませんか。


そして驚きなのは、この法案が昨年5月に可決し、11月に施行されていたってことです。

なんでこんな法案が通るのよ?野党含めてナニしてんのよ?と思うところですが、
このことについて立憲民主党の川内氏は、


 


とのことで。

まあ、どんな誤魔化しがあったかわかりませんが、
もはや監視国家どころじゃない警察国家に向けひた走る日本を、どこかで止めないといけません。

そのためには野党議員だけに頼ってはいけませんよ。
国民こそ危機感を持ち意思表示しなければなりません。

さあ、そうした行動が今の日本人に取れるでしょうか。

それとも、政府のお偉いは「非凡人」なのだからと、無防備に従順に、
プライバシーを政府に差し出すだけなのでしょうか。

 

アベちゃんアナタは か弱き経団連の代弁者なのか

2019-01-25 20:14:25 | 国際・政治
 


先日、ネット配信で「ペンタゴン・ペーパーズ」という映画を観たのですよ。
アメリカの新聞社が公権力からの圧力と闘う、といったストーリーなのですが。

そこで、こんなセリフが出てくるのですけども。


 「報道の自由は報道で守る」

 「報道が仕えるべきは国民であり、為政者ではない」


いやー、日本の大マスコミに聞かせてやりたい言葉ですけども。

なんたって彼らは報道の自由や国民なんかそっちのけで、
権力に擦り寄って大マスコミたる利権を守るだけですからね。


さて、そんな日本の大マスコミでホットな話題と言えば、日韓のしょーもないケンカです。

レーダー照射問題については日本が先日、捨てセリフ吐いていったん終了との趣で、
徴用工問題もありましたし、そしたら今度は威嚇飛行問題ですと。

なーんでこんなにケンカしたがるのでしょうね。

ま、こういうのはアレですよ。

韓国をdisって敵対してアホらしくとも勇ましい態度を取ることで、
日本人の支持を集めたいからでしょうね。
もっと言うと、政権にとって不利な話題から国民の目を逸らしたいワケですよ。

なんたって日本の政治的には問題が山積みで、
厚生労働省の勤労統計に関する不正調査なんて、ソレ一つで内閣が吹っ飛んでもいいくらい。
この調査結果をもとにアベノミクスで賃上げ、なんて間違いだったのですからね。

更にこんな不正もしくは不正確な政府統計は20以上もあったと明らかになったと思えば、
やれ北方領土だ平和条約だと勇んで臨んだ日露首脳会談での体たらく。
外国からは東京オリンピック招致の賄賂問題も再燃と、
そりゃ日本から逃げて豪遊、じゃなかった、外遊もしたくなるでしょう。

こんなときには仮想敵国の脅威をでっちあげて、勇ましい態度を取って、
国民の関心を国内の問題から逸らすのが一番です。

ソレがこのところの韓国とのケンカなんじゃないですかね。


こんな時には少し前なら北朝鮮がミサイルをブチ上げてくれたものですが、
今やアメリカさんとの重要な会談を控えた北朝鮮を悪者にはできず。

中国とはアベちゃんと習さんとで前向きな会談をしたばかりで、
平和条約を結びたいロシアのことも批判は難しい。

となると、仮想敵国として都合のいいのは韓国、ってなことなんじゃないでしょうか。


ってことで、日本人の目を逸らすといえば仮想敵国と豪遊、じゃなかった、
「外遊のアベ(笑)」となるワケですが。

まー、日露首脳会談では、なんとも大マスコミはあたかも日ロ平和条約、
もしくは北方領土問題の進展が期待できるとでもいうような思わせぶりでしたが。

結果はなんのことはない、いつもと一緒です。

 日露平和条約に向けてさらに前進させる

との、意気込みを語っただけです。

要は現状、別に前進してないってことを白状してくれました。
プーチンさんとは25回も会談したってのにです。

コレね、普通、こんだけ会談の機会を持ちながら、
ちっとも進展してないってのは、よっぽどパフォーマンス悪い仕事ですよ。

ソレを日本の大マスコミは、さも進展あったかのような論調で報じるのですねえ。
そんな印象操作、そう、アベちゃんが大嫌いな印象操作ですが、
大マスコミの印象操作に簡単に釣られる日本国民ってのもねえ。

コレじゃロシアに行く必要があったのかさえ疑問ですが、
ま、ソレこそアベちゃんの、仕事してるパフォーマンス、ですからね。


んで、ロシアに続いてアベちゃんは、スイスで開催されたダボス会議に出席と洒落込み、
演説の機会をいただいたようです。

そこでなんかよくわかりませんが唐突にも、
消費者や企業のデータを流通させよう!と言及したとのことです。


 首相「データ越境自由に」 ダボス会議でルール提唱

 スイス訪問中の安倍晋三首相は23日午前(日本時間同日夜)、
 世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に5年ぶりに出席した。
 演説で消費者や企業活動が生みだす膨大なデータについて
 「自由に国境をまたげるようにしないといけない」と発言。
 流通のルールをつくるため世界貿易機関(WTO)加盟国による交渉の枠組みを提案した。

 首相は「成長のエンジンはもはやガソリンではなくデジタルデータで回っている」と強調した。
 医療や産業、交通などのデータの自由な流通が経済成長や貧富の格差の解消につながると訴えた。
 一方、個人情報や知的財産、安全保障上の機密を含むデータは「慎重な保護のもとに置かれるべきだ」
 と指摘した。

 信頼ある自由なデータ流通(データ・フリー・フロー・ウィズ・トラスト)の頭文字を取り
 「DFFTのための体制を作り上げる」と述べた。

 6月に大阪で開く20カ国・地域(G20)首脳会議を
 「世界的なデータガバナンスが始まった機会として長く記憶される場としたい」と語り、
 データ流通を巡る交渉の枠組みについて「『大阪トラック』とでも名付けてWTOの屋根のもと始めよう」
 と呼びかけた。

 自由貿易の推進に向けて米欧にWTO改革での連携を要請。
 「政府補助金ルールの改革を主導しよう」と訴えた。
 市場競争をゆがめるとして過度の補助金が批判されている中国への対応を念頭に置いた発言とみられる。

 気候変動に関してはクリーンエネルギーとして利用が進む水素の製造コストを
 2050年までに今の1割以下にする目標を表明。G20各国に技術開発への協力を求めた。
 海洋プラスチックごみ問題を大阪G20の主要議題とし、削減に向けた共通の認識をつくる意向を示した。
 「経済活動を制約する必要はない。求められているのはイノベーションだ」と強調した。 


データ流通をどうやれば貧富格差解消につながるのかまではよくわかりませんし、
ま、膨大なデータで世界経済を加速させよう的なコンセプトがあっても否定はしませんけど、
どうにもアベちゃんの演説にしては唐突だなと。

思ったら、どうやらこんな元ネタがあったようで。


 WTOルール、デジタル化に対応を 経団連が提言

 経団連は21日、米中の通商摩擦が激しさを増すなか、
 世界貿易機関(WTO)の機能回復をめざすよう制度改革を促した。
 経済のデジタル化が急速に進み、国境をまたいだデータの取り扱いについての
 ルールづくりに向けた交渉を早期に始めるべきだと訴えた。
 中国を念頭に、過度な補助金を与えて自国企業を優遇する施策に歯止めをかける規律の強化も提案した。

 経団連は特にデータの取り扱いについて
 「多くの国の参画を得た高いレベルの規律策定に向けて速やかな交渉開始を求めている」と強調した。

 経団連は現状のWTOのルールが
 「デジタル取引の拡大などで経済実態と大きく乖離してきている」との認識を示した。
 2019年の20カ国・地域(G20)会合は日本が議長国を務める。
 経団連は今回の提言を経済界の意見として議論に反映させていく考えだ。


なーんだ、経団連の要請そのままだったんだ。
まあ、アベちゃんはじめ政権なんてのは経団連の代弁者みたいなもんですけどね。

しかも、この記事が1月21日付けでアベちゃんのダボス会議での演説が
1月23日ですから、なんともわかりやすい。

つまり現政権の政策なんてのはいちいち、経団連や大企業の都合で決められる、
ってのがここでもはっきりしましたね。

 

パートナーにはほど遠い、戦争反省のない日本

2019-01-17 23:18:00 | 国際・政治
17日は阪神淡路大震災から24年を迎えた日でした。
あの、阪神淡路から24年。早いものです。

あのときは、世紀の大地震が起きたと思ったモノですが、
それ以降、東日本大震災やら熊本地震やら北海道の胆振地震やら、
その他、豪雨や台風などの大きな震災に見舞われている日本でありまして。

もちろん地球に住む以上、自然災害とは無縁でいられないのですが、
近年は阪神淡路大震災でさえその記憶が薄れるくらいの大災害続きですけども、
災害の記憶というのは風化しないよう保っていきたいものです。


さて、そんな日本ですがここ数日はいろんなニュースがありますね。
稀勢の里の引退とか。

まあ、よくここまで引退せずにいましたよ。
だって、左腕のケガ以降は全く良くなかったですからね。

本人的には、唯一の日本人横綱と妙に持ち上げられ期待される重圧もあって、
ケガでもなるべく出場しなきゃとか、簡単に辞められないとか、
今回の引退の決断も含め、苦しかったことでしょう。

横綱になったのでさえ、日本人だからという下駄を履かせられての昇進ですから、
それを払拭する強さを見せなければとのプレッシャーもあったでしょうし、
その頑張りがケガを誘発したのかもしれませんし。

とにかく、お疲れ様でした。


スポーツで言うと、東京オリンピック招致に関する不正疑惑について、
JOCの竹田会長の会見なんてのもありました。

が、約7分間、自分は潔白との言い分をただ読むだけで質問を受け付けないという、
まるで潔白とは程遠い醜い姿を晒しただけでした。

実際、その後のIOCの会議には「個人的な都合で」欠席したとのことですが、
なーに、不正疑惑に関しての後ろめたさを印象づけただけになりましたが、
こんなことで大丈夫なのでしょうか。


ま、いろいろニュースはあるんですが、思いの外、大マスコミに報道されてないのが、
ロシアとの日露平和条約に向けた協議だと思うのですが?

コレはアレですか、月末にアベちゃんとプーチンさんの首脳会談を控えているから、
現状のことは取り上げるまでもない、ってなコトなんですか?

そのわりには、興味深い報道もあるのですがねえ。。


 日ロは「パートナーには程遠い」、ラブロフ外相が発言

 ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は16日、首都モスクワで行った年次定例記者会見で、
 日本との北方領土をめぐる対立の解消を目指して改めて尽力していくとする一方で、
 両国は今なお「パートナーには程遠い」関係にあるという見方を示した。

 ラブロフ外相は今週、河野太郎外相と会談し、平和条約交渉を継続していくためには、
 北方領土を含む千島列島へのロシアの主権を日本政府が認める必要があると述べていた。

 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と安倍晋三首相は昨年、第2次世界大戦中の
 敵対関係をついに正式に終結させる平和条約の締結に向け、交渉を加速させることで合意。
 両首脳は来週モスクワで会談し、北方四島について協議することになっている。

 これに先立つ今回の会見でラブロフ外相は対立姿勢をにじませ、
 「両国は国際関係におけるパートナーという状態からは依然程遠いだけでなく、
 関係改善に向けた建設的な道も見いだせずにいる」という認識を示し、
 「なぜ日本は、第2次世界大戦の結果を全面的に受け入られない世界で唯一の国なのか」
 と指摘した。

 さらに、大戦結果の受け入れは最後通告ではないとしながらも、
 「現代の国際システムでは避けられない部分」だと述べた。


いやー、せっかく日露首脳会談を控えているというのに、

 「パートナーには程遠い」

 「日本は第2次世界大戦の結果を全面的に受け入られない世界で唯一の国」

とは、酷い言われようです。

しかしま確かに、「第2次世界対戦の結果を受け入れられない国」は合ってますよ。
日本人は先の大戦で原爆などの被害者であることは学びますが、
日本が犯した戦争の負の面については、全く教育してませんからね。
つまり、戦争の反省はありませんから。

それにアベちゃんなんか、大戦で日本が「敗戦」したとは言いません。
彼的には「終戦」でしかないのですから、負けたとも思ってませんし、
当然、敗戦の反省なんて持っていません。

ソレが事実ですから、「パートナーには程遠い」と言われるのも自然でしょう。

とすると、日露平和条約なんてもう、望むべく成果がなさそうなんですが、
アベちゃんはどうなんでしょう、ここで起死回生の一発芸でも持っているのでしょうか。


あからさまにロシアからこんな烙印が押されるようになったのはそもそも、
日本が勝手に北方領土返還が進むよ!まずは2島返還だよ!
などと、ロシアが認めてないことをぺらぺら吹聴しちゃってるからですよ。
いくら国内向けに「やってる感」アピールとしても、そりゃダシにされた相手は怒ります。

といったことは予想されて当然なのに、
なんでそんな馬鹿なフェイクニュースをまき散らしたのでしょう。

よくわかりませんが、そんなに内閣支持率がヤバかった、とかなんでしょうか。


それからロシアによると「北方領土」と呼ぶな!とのことですが、
そう言われて初めて気付きました。「北方領土」とは、極めて日本側からの呼び方だと。

日本の北方の領土、ってコトですからね。
主権がロシアにあると考えているロシアからしたら、認められない主張です。

ソレでも、ロシアが「北方領土」との言葉にわざわざケチをつけるくらい、
日本に対して不信があることの現れです。

だいたいロシアとしては、今の日本政府が沖縄の民意を無視して
無理矢理に米軍基地の建設を進めていることを見ているのですから、
北方領土にだって米軍基地を建設するだろうと警戒するのは当たり前で、
そんな政府に土地の返還なんてできやしません。

つまり、北方領土の交渉なんて進むワケがありません。
そしてここにきて日本側への不信の露骨な表明。


だいたい、2年前にはプーチンさんは北方領土や日露平和条約について、
こんなカンジで真摯に正直に意見を述べていたのです。

 


なのにアベちゃんは、20数回もプーチンさんと会談を持ちながら、
自分のパフォーマンス優先で彼の姿勢をないがしろにしたワケです。
そりゃあパートナー失格の烙印を押されるってもんですわ。

ホントこんなで、日露首脳会談ってどうするんでしょうね。
ま、逆に興味がありますけどね。