第4波？ 3度も波を抑えてきたっけ？

　感染リスクが高まる「５つの場面」

　
厚生労働省の役人が大人数で深夜まで宴会していたことが話題となっていますね。
送別会だったということですが、23人で、深夜0時近くまで飲み食いしてたとか。

わかりますよ。
そりゃ、飲みたくもなるってもんです。

厚労省は新型コロナウィルス対策もありますし、国会対応もしなきゃいけないしで、
長時間残業が連日続いていることでしょう。

たまにはぱーっと飲んで、ストレス発散する場でもなきゃやってられません。
わかるわかる。

でも政府は、国民に感染対策しろ、自粛しろと要請している立場でしてね。
この季節も歓送迎会はするな、花見も宴会はするな、飲食店は時短しろと要請してるワケです。

その厚労省が、大人数で、しかもお店の時短営業時間を無視して深夜まで宴会ってのは、
いくらストレス溜まっていようと不適切極まりないどころか、国民への説得力を大幅に毀損しますし、
国民からの政府への信頼を失います。

こんな、役人や政治家がコロナ禍で国民に行動自粛を求める一方、
自分達は宴会三昧で批判を浴びたのは初めてのことじゃありませんから。

いちいち、こうした件について謝罪しなきゃいけない大臣ってのも不憫ですね。

しかし、深夜0時まで飲んでいたとなると、タクシーで帰った役人もいますよね。
まさかですが、役所の経費、つまり税金をタクシーに使ったってことはないでしょうね？
っていうか、その宴会自体、役所の経費、つまり税金を充てた、ってことはないでしょうね？


ってことでね、もういいんじゃないでしょうか。
飲食店は好きに営業して、市民も好きに宴会すればいいのです。
新コロ感染は増えるかもしれませんが、どうせ止められません。

っていうか、ここに来て第4波っていうくらいに新規陽性者数も増えているじゃないですか。
自粛だ時短だ感染対策だってさんざん言っているのにも関わらずです。

そもそも、飲食店側に感染対策徹底しろーっていうのは酷だと思います。
いや、店側が対策するのはいいのですが、結局は客の行動の問題であって、
店の感染対策が不十分だ！なんていうのは的外れだと思うのです。

最近はマスク会食しろとか黙食しろとかいう注意書きのある飲食店も増えてきたのですが、
そんなマスクでいちいち店に注意されるような外食なんて面白くないです。
というか、自分的には検温や手指消毒を強要されるだけで不愉快ですので行く気になりませんがね。
それでも外食したいヒトっていうのは結構いるモノなのでしょうか。

自分は細かいことにこだわらず堂々と営業している店のほうに好感を持ちます。
感染はお店が防いでくれるのではなく、客側の問題なんですから。

まあ、お店も客側の批判を浴びないよう手間ヒマかけていると思うので可哀想なんですけども。


ソレはともかく、首都圏でも緊急事態宣言が解除されつつ、
また新コロ新規陽性者が全国で増えてきております。

特に宮城県や大阪府、沖縄県に、山形県や愛媛県でも増加ぶりが顕著です。
山形県なんて3月の前半は新規陽性者数ゼロが続いていたのですが、
いきなり数十人レベルの新規陽性者数が続いています。

山形県で40人・50人っていうと、東京に換算すればその約20倍以上、
800人とか1000人のレベルになりますから、大変な事態です。

山形の場合は宮城県と生活圏を共有していることも理由と思われますが、結局、
いつでもどこでも、沈静化してるように見えても、こうした感染爆発は起こるということです。


大阪府なんかはですね、維新の府知事・吉村センセーが最近音感染者数増に関して、
第4波だ、なんて、またドヤ顔で言うのですけども。

いやあの、ちょっと新規陽性者数が減ったからと言って緊急事態宣言を前倒し解除しておきながら、
今では東京を超える新規陽性者数ですよ。

そんで、やれ第4波だ、次は蔓延防止措置だ、なんて言ってるのですが、いやいや、
十分に感染状況を抑え込まないウチに宣言解除なんてしてるからこうなったんでしょうよ。
もっと反省したらどうなのでしょうか。


もちろんコレは大阪だけでないのですがね。
なんで日本は感染を完全に沈静化させてからの経済・社会活動再開ということをしないのでしょう。

やってることは国民への行動自粛要請と飲食店への時短要請でしかありません。
そんで今度はソレらに加えマスク会食の徹底らしいです。他になんかないのでしょうか。
この1年、ナニやってたんでしょうか。

まあ、山形みたいに沈静化しているように見えて急に感染爆発することもありますがね。
人的交流が起こる以上は、どこかで火種が残っているとそういう事態になってしまうので、
都道府県単位だけでの抑え込みでは難しいところはあります。

とするとやっぱり、国としてどうすんだってハナシなのですが、コレといった対策はないようです。


ところで、ここに来ての感染増について、世間では第4波なんて言っているのですが、
ひょっとして第3波が終わってないだけじゃないのですかね。
十分に感染状況を抑え込んでからの緊急事態宣言解除ではありませんでしたからね。

というか、第3波が終わってなかったどころか、第2か第1の波がまだ続いているだけかもしれません。
もっと言うと、「第何波」といった捉え方にどれだけの意味があるのでしょうか。

あるとしたら、コレまで国や自治体は、感染を3回抑え込んできたZ！みたいなアピールができる、
ってことでしかないように思われますが、まるで空虚なアピールだと思いませんか。

　

どうやら4月解散・5月選挙で進んでいるのか

25日は久しぶりに、思い出したように北朝鮮が飛翔体を発射したとかでちょっとした騒ぎで始まりました。
しかし別にJアラートが鳴るワケでもなく、なんかもう慣れちゃったしでなんとも思わなくないですか？
もはや新型コロナウィルスの感染状況みたいなもんで、ふーん、みたいな。

ソレはともかく、脳天気にも始まりましたね。聖火リレー。
東京オリンピック・パラリンピックはやるんだぞという意志表示です。
今のところはね。いや、アリバイ作りでしょうか？

その東京オリパラも、海外からの観客は受け入れないことで決定しました。

総理の菅センセーはじめ政府は、「世界が新コロに打ち勝った証しとして」オリンピックを開催する、
と言ってきたワケですが、この決定が成されたってコトは、新コロに負けたってコトですよね。

今や復興五輪とも言わなくなりましたし、新コロに勝った証とさえ言えなくなりましたが、
もともとが、オリンピック開催を正当化する大義をとってつけることに無理があったのですよ。
そんなに大義が欲しいとは、よっぽどやましい事業なんでしょうね。


さてそんなことより最近の注目ニュースといえば、参院選広島選挙区でのあんりセンセー出馬に関連し、
買収疑惑が持たれ公職選挙法違反の罪に問われた夫の河井克行センセーが、これまでの態度から一変、
なんと全面的に買収目的の現金提供を認め、議員辞職をすることになった件です。

これまで頑なに疑惑を否定してきたのに一転、ナニがあったのでしょうかね。
でもまさか、本人が言うように、自ら考えを変えて決断したとは思えないですね。

きっと、党の偉い人の指示だろうと思うトコロです。
神父さんの言葉に目覚めたというのはウソに決まってます。
つまり、河井夫妻は自民党から切られた、ってコトです。

あんりセンセーには1億5千万円っていう他の候補の10倍の選挙資金が党から用意され、
菅センセーやアベちゃんなど自民党の重鎮達が応援に駆けつけるという破格の扱いだったのに、
用が済んだら、もしくは都合が悪くなったら切り捨てられるのです。
ま、そんなもんです。


なんでここに来て克行センセーに罪を認めさせ議員辞職させなきゃいけなかったかというと、
解散総選挙が迫っているから、と言われます。

先週末に2年ぶりに行われた自民党党大会で菅センセーからは次期衆院選への
決意を見せたということですが、コレも、早期の解散総選挙を臭わせるとされています。

しかも、4月26日に解散して5月23日に選挙と、具体的な日付まで固まっているらしいのです。

どっちみち9月までの任期で選挙にはなるワケですが、なぜ早期に解散総選挙かというと、
このところの菅センセーの支持率低下でそこまで政権が持たないのではないか、
で、辞任とかするハメになる前に解散するのだというコトのようです。

確かに、今の政権は、今の政権だけじゃないですが、問題が噴出しまくってますかららね。
新コロ関連の感染症対策の体たらくのみならず、GoToキャンペーンの混乱、
東京オリパラ組織委員会のゴタゴタ、総務省高額接待、などなど。

そもそも菅センセーの資質というか総理としての本気度や熱量みたいのものが、
さまざまな行動や言動からして疑わしいというか、信用するに足らない、といったこともあります。


ということで、コレ以上悪い材料が出てこないウチに解散するってワケです。
そして、都合の悪い河井夫妻問題は解散総選挙の前に切り捨てておくという。

とは言うモノの、克行センセーはお偉いの指示のまま罪を認め議員辞職もするワケですが、
買収目的でカネをばらまいたと言う以上、その原資を自民党が用意したということであれば、
選挙資金もそうですが、菅センセーらあんりセンセーを全面応援したセンセー方も含めた、
党としての責任も当然問われることになる筈ですが、そこはどう折り合いが付けられるのでしょうか。

まあ、お得意の知らぬ存ぜぬで通すのかもしれませんがね。
シラを切りきれるようなコトではないとは思うのですが、克行センセーの言動からすると、
全部自分がやりました的なカンジですので、そうやって党の責任はないで済ますつもりなのでしょう。


さあさ、そんなこんなで解散総選挙ですよ。
こうなると、ここから大きなニュースというのは、全てソレ絡みで報道されていくような気がします。

聖火リレーなんかそうです。
女性蔑視やタレント容姿侮辱があったオリンピックも、こうやって開催機運を盛り上げてるワケで、
ソレはつまり政権への追い風とするのですよ。今はね。

もし、オリンピック中止なんてことがあるとしたら、選挙の後ってことです。
中止の可能性があるなら政権へのダメージになりますから、
その前のタイミングでの解散総選挙としなければならないのです。

そして北朝鮮も、偶然だとは思いますが、、　なぜか日本の政権が支持率に苦しんでいるときに、
飛翔体なんかブチ上げたりします。日本の政権にとってはコレまた都合のいいモノです。

4月中旬までに、政権に追い打ちをかけるような問題が出なければ、この通りに解散がされるのでしょうかね。


さて、総務省高額接待問題に関連して、20％を上限とする外資規制に違反していたことがわかり、
というか、接待を受けた総務省が便宜を図って違反しててでも認可した、としか考えられないのですが、
その総務省幹部らを接待した菅センセー長男が勤める東北新社が事業免許取消を受けましたが。

なんと、フジテレビは32.11%、日本テレビは23.78%と外資比率を超えているのだそうですね。
じゃあ、東北新社同様に免許取消にならなければアンフェアなのですが。

総務省の役人がどう必死に言い訳を考えるか、見物です。

　

宮城沖地震に原発を巡る各地のあれこれ

20日はまた東北で強い地震がありました。
宮城県で最大震度5強、福島県や岩手県でも震度5弱を記録しています。

2月にも同じような地域で大地震があったばかりでしたので、気が気でないですね。
しかもそのときと違い、津波注意報も発令されましたので、10年前の311を思い起こす緊張が高まりました。
幸い、津波による大きな被害には至らなかったようですが。

しかし2月に続く大地震で地盤は痛んでいるでしょうし、21・22日と大雨も予想されてますので、
被害拡大には引き続き十分警戒せねばなりません。

ソレに、こうして同じ地域で大地震が続くと、またあるのではないか？とも思ってしまいます。
と考えると、宮城や福島の方々は相当なストレスを抱えていそうです。


自分の住む神奈川県川崎市でも震度3ではありましたが、横揺れが長かったです。
こういう地震を感じると、どこか他所で大地震が起きてるのではないか？
と思ってしまうようになりましたが、案の定でしたね。

ニュージーランド、またはその周辺の地域で大地震が起きると、日本でも大地震が起こる、
10年前の311でもそうだったように、このパターンは自分も信じているのですが、
まさにニュージーランドでも数日前に大地震があったところです。

加えて、アイスランドでは約800年ぶりの火山噴火があったといいますし、
なんかもう日本だけでなく地球大丈夫かな？もの凄い時期に来てるんじゃないかな？
そんな危惧もしてしまうってモノですけども。


で、20日の宮城沖地震の震源地と言えば、女川原発のすぐそばなワケですよ。
こうして大きな地震が起きる度に原発は大丈夫か！と心配しなきゃいけないのは、健全なことなんでしょうか。

こんなときに、なーに、女川の原発は日本製だから大丈夫！だって311のときでも大丈夫だったし！
なんて言う脳天気な輩もいたりするのですけどね。

なんでそんなに楽観できるのかよくわかりません。
日本製を誇りたい気持ちはわかりますし、ひょっとしたら耐震性能等は仮に優れていたとしても、
またの大地震でも事故が起きないという保証はないのですけどもね。

20日の地震では、震源地こそ女川原発に近かったモノの、メカニズムはよくわかりませんが、
震源地に近い女川町は震度4で済み、少し離れたところで震度5強となっているワケで、
たまたま強い震度に晒されなかった、っていうだけに過ぎない気もします。
そうでなかったらどうなるのかは、誰にもわからない筈です。

あの福島第一原発事故を目の当たりにしながら、いまだ原発は安全であるかのような、
そして事故は起きないと盲信できる人々がいるのが、まるで理解できません。


先日は新潟県にある逃凶電力・柏崎刈羽原発が、テロ対策への不備について、
「最も深刻なレベル」であるとの評価を原子力規制委員会から受けるに至りました。

　柏崎刈羽原発 テロ対策不備「最も深刻なレベル」評価が確定

柏崎刈羽原発では侵入者を検知する設備の不備や、代替対策の不備、IDを不正に使用しての入室等、
さんざんな運用が続いていましたので当然の評価ですが、つまりは東電に原発事業者資格はない、
そう評価されたモようなノですよね？　実際そうなんだと思いますけども。

ソレとも、ひょっとして東電の現場としてはアレなんでしょうか。
もう原発なんて稼働させちゃいけない！みたいな正義感に駆られる職員も中にはいて、
再稼働させたくないがため、安全対策・テロ対策のアレコレわざとおろそかにしておいたとか？

この件で東電の小早川社長は新潟県を訪れて知事に謝罪する予定とのことなんですが、
東北沖で続く大地震についてはどんな思いがあるでしょうかね。
新潟も大きな地震の記憶はありますからね。


一方で愛媛県にある四国電力の伊方原発については、運転差し止めの仮処分に対して、
四国電力の異議を高裁が認めて再稼働が容認ということになりましたが、ナニがあったのでしょう。

　伊方原発3号機 運転認める 去年の仮処分判断取り消す 広島高裁

高裁によると、

　「現在の科学的知見からして、原発の安全性に影響を及ぼす
　大規模自然災害の発生する危険性が具体的に高いとは認められない」


具体的に高いとは？認められない？
自分にはナニ言ってるのかよくわからないのですが。。

近年、コレだけ人間の科学的知見など及びもしない大規模自然災害が起きてるというのに、
まあ、日本製原発への盲信もそうですが、危険への想像力を欠いてるとしか思えません。
もしくは誰かの利益のため、危険については見て見ぬふりをしているのでしょう。

いったん原発で事故が起きたら周辺地域はどうなってしまうのか、
事故から10年経ったフクシマを見れば想像もできそうなモノなんですがね。

伊方原発なんて、佐田岬半島のあんなロケーションで仮に原発事故が起こったら、
地域住民への影響はもちろん、瀬戸内海全体が汚染されてしまう危険だって考えられます。
福島の漁業がどんな状況に置かれているのか、知らない筈はないのですけどもねえ。


そしてまた一方、茨城県にある日本原電・東海第二原発では、再稼働を認めない地裁判決が下されました。
この決定の要因には、住民等の避難計画が実行可能なレベルにないという判断があったようです。

　茨城県の東海第二原発 再稼働認めず 水戸地裁判決

まあ、そうなんですよね。
原発事故が起きた際には安全でスムーズな避難計画が求められはするものの、東海原発に限らず、
どこだってそんなものの実行を可能にする計画なんてできないんじゃないでしょうか。
ソレをクリアできる計画なんて、原発なんて、ホントにあるのでしょうか。

東海第二原発の裁判では今後、原電側の控訴などもあると思いますから、
まだ争いは続きそうですし、原発ムラも逆襲してくるでしょうがね。伊方みたいに。


そんなカンジで原発を巡っては、司法の判断も二転三転しているような状況でして。

しかし、事故が起きたときの住民の避難、土地の回復、事故自体の終息、
どれを考えてももはや原発を動かす理由を持つ理由もないと思うのですが。

原発に関しては大事なエネルギー源だとか、原発がないと安定的に安価な電力が供給できず、
日本の産業がダメージを受けるとか言ったりするのですけども。

いや、今ほとんど原発なんて稼働してない状況なんですけど、
株価なんて日経平均を見るとバブル経済以来の高値で絶好調じゃないですか。

確か株価って景気や経済状況を映し出してくれる指標なんでしょう？
じゃあやっぱり、あまり原発の影響なんて景気に関係なさそうですがね。

　

「オリンピッグ」じゃなくて「おじんピック」

東京・千葉・埼玉・神奈川の首都圏1都3県に出されていた新型コロナウィルス感染拡大における
緊急事態宣言が、再延長期限だった今月21日で解除されることで決まりました。

って言っても、そんなのは数日前から決まっていてわかっていたのですが、
なんか政府的なうんちゃらなプロセスを経て正式に決定したと。
で、総理の菅センセーの記者会見というセレモニーで締めたのですけども。

しかし、緊急事態宣言解除って言っても、ナニか変わるのでしょうか。
少なくとも市民の意識としては既に緊急事態などではなく、
徹底的に自粛するなどの行動変容を伴う状態ではなくなっていました。

といったこともあり、もはやこんな温い宣言を続けていても感染の終息には繋がらないのが
わかっちゃっていますから、止めていいのです。

コレによって職場に出勤するヒトが増えたり、ちょっと飲食店の営業時間が延びる程度でも、
まぁまた感染者数は増加していくのでしょう。

そもそも、緊急事態宣言の再延長を決めた時点よりも感染状況は悪化してる中での解除ですから、
一体ナニを根拠にこうした判断をするのか曖昧というか情緒的なままというか、
やることなすこと、全くちぐはぐなまんまです。

しかも宮城県ではこのところの新規感染者急増により、
県と仙台市が独自に緊急事態宣言を発出する事態にもなっているというのにです。

政府にモノ申す筈の専門家（笑）や諮問委員会もナニやっているのでしょうか。
結局、政府の追認だけが仕事だったのでしょう。

緊急事態宣言の解除についてはこれといった明確な根拠が無いながらも、
いろんな理由を小出しにして首都圏での解除を説明する政府ですが、
このまま続けても意味ないからとか、もはや打つ手もないかというだけでなく、
本当のトコロはアレなんじゃないですかね。

もうすぐ東京オリンピック・パラリンピックの聖火リレーが始まりますから、ソレに合わせたと。
なんたって「人類が新コロを克服した証」を称するオリパラの関連イベントの最中で、
緊急事態宣言が継続しているワケにはいきませんから。

といった意味では、今後どんな状況になろうとも、もう緊急事態宣言発出はないのでしょうね。
だってオリパラが開催されれば、新コロを克服したことになっちまうのですから。


さてさて、そんな東京オリンピック・パラリンピックですが、またひどいニュースがありましたね。
開会式・閉会式の演出統括を勤める元電通のクリエイティブディレクターがタレントの容姿侮辱ですと。

演出のアイディアにお笑いタレントの渡辺直美を持ち出し、ブタに見立てようとしたらしいです。
他の委員からダメ出しされてボツにはなったようなんですが。

まあ、このアイディアのやりとりがあったのが去年の3月と、1年前のことがどうして今ごろになって
週刊文春で報じられたのかはともかく、この報道で本人は演出統括を辞任することになりました。

コレは当然なんですけど、先日は元組織委員会会長の森センセーの女性蔑視発言があったばかりで、
今度は太めの女性の容姿をネタにしようっていう下品さは、海外でも大きく報じられることになりました。
日本全体にとって、とんだ赤っ恥ですよ。


このディレクターが手がけたCMというと、トミー・リー・ジョーンズが宇宙人に扮する缶コーヒーのヤツとか、
ジャン・レノがドラえもんに扮するヤツとか、白い犬が人間の言葉をしゃべる携帯電話のヤツがあるそうで、
なるほど、ヒトが別の生命体を演じるパターンがお得意なのですね。

そりゃあリオデジャネイロオリンピックの閉会式でアベちゃんにスーパーマリオの格好をさせるってワケです。

さらに、延期された東京オリンピック・パラリンピック開催1年前のイベントに、
闘病からの回復途上の水泳・池江璃花子選手を駆り出した演出も彼のものと言われています。


　闘病中のアスリートを使い倒すオリンピック・ファースト


いやもう、ひょっとして池江選手登場の演出を嬉しくご覧になった方もいるのでしょうが、
自分なんかには、これほど酷い演出はないってくらい、おぞましく思われるモノでした。

完全に小汚いオッサンが若く美しい、そして難病に襲われるという悲劇を抱えたアスリートを、
利用してるようにしか見えませんでした。


電通の大物クリエイターにしてみればタレントやアスリートはじめ著名人などは、
便利に使えるツールに過ぎないのかもしれません。

辞任に際して謝罪文なんて出してはいますが、そもそもタレントというか女性というか、
とにかく他人のことをそういう目で見ていたっていうのは、事実として明らかですね。

元会長の森センセーといい、一昔前のオッサン・爺さんの価値観丸出しですよ。
そしてこの二人に限らず、そういう価値観を持ったヒトがたくさん集結しているのであって、
で、こういうのはきっとスポーツ界だけでなく、政治だろうが役所だろうが企業だろうが、
今でも日本全体に蔓延し社会を覆っているのです。

なーにが「オリン pig」なもんですか。「おじんピック」ですよ。

ソレがみんなわかっているので、なんとか隠そうといろんなところでもがいては、
アリバイ作りに女性を登用したり、女性が輝く社会とか多様性とか言ってはいますがね、
まあ隠しきれないのでしょうねえ。


さて辞任したクリエイティブディレクターに代わり後任を選定中とのことなんですが、
もう開会式とか閉会式なんてどうでもよくありません？
どうせ今まで通りにはできないんですし競技に関係ないのですから、無くしたっていいくらいです。

どっちみち密の配慮からすれば選手団を入場行進させて大集合なんてさせられないでしょうし、
大量のパフォーマーを起用したマスゲームなんてのも無理な筈です。

だったら徹底的に簡素にして、やる事と言えば偉い人の挨拶と、聖火の点灯・消灯くらいでしょう。

ロサンゼルス大会以降、商業的に膨れあがってきたとされるオリンピックですが、
ここらでカネのかかりすぎる大会のあり方を見つめ直してもいいんじゃないでしょうか。

といっても、今さら東京大会には難しいでしょうけどもね。
カネならとっくに湯水のように使ってますし、なんせ利権好きのオッサン・爺さんだらけですからね。

　

元タレントの森下千里が自民党から出馬という残念

　
総務省への過剰接待問題でNTTの澤田社長と東北新社の中島社長が国会招致されまして、
接待問題についての質問を受けましたが、会食があったとは認めたモノの、
そこで仕事のこと、便宜を図ってもらうようなハナシはしてない、との答弁でしたね。

まあ、そりゃそうでしょうね。
ハイ便宜を受けるつもりで接待しました、成果ありました、なんてバカ正直に言うワケありません。
そんなことわかっているのですから、野党ももっと追求の仕方を工夫できなかったのでしょうか。

もちろん総務省側の役人も大臣も、会食の事実は認めながら、
「国民に疑念を抱かせるモノではなかった」なんて強弁するばかり。

いや、利害関係ある事業者とそうした機会をもっただけで倫理規定違反なんですけど、
どうやらソレには当たらないってな理屈のようなんですよ。
でも、いい加減そんなの許しちゃいけないのですけど、メディアも国民もぬるいもんですね。

この一連の問題に関連して、衛星放送事業者としての外資規制に違反していたことについて、
東北新社側から総務省に報告したとの証言があったのですけど、ソレについて総務省側は、
知らない、報告など受けていない、記録もないし記憶もない、なんてぬかしています。

だとしたって違反状態ながら事業者として認めたというのは総務省側の怠慢であり過失であるのに、
ここの落とし前はどうつけるつもりなんでしょうか。


いやもうホント、こういう記録も記憶もないとの言い訳にならない言い訳は、
今や政治家や役人の逃げの常套手段になっちまっているのですが、
こんなのは答弁として許しちゃイカンのですけども、国民がアベちゃんの数々の疑惑に
無関心でいるウチに、すっかり定番化されてしまいましたね。

明らかに大嘘に決まっているのに見過ごされてしまうという、
この厄介な事態は取り戻すことができるのでしょうか。


ところで、元タレントの森下千里が、次の衆院選で宮城の選挙区で自民党から出馬するとのことですね。

彼女は愛知県出身なのになんで宮城なのか、そもそもなんで彼女が出馬なのかと、
しかも自民党からなのかと、まあビックリです。

まずなぜ宮城の選挙区なのかというと、なんか的を射た説明もないようで、言うには、
彼女自身は今はタレントを引退しつつ、防災に興味を持っており東日本大震災後の
東北の復興に興味を持っているから・・とか。

あるいは、テレビの仮面ライダー作品に出演していたことがあり、石ノ森章太郎とは縁がある、
だから宮城なのだとか言うのですけど、どうもしっくりきません。

まあ、自民党が擁立するタレント候補が出馬する選挙区なんて大した理由は要らないのでしょうが、
立憲民主党のチビッ子コギャング・安住センセーにぶつけるタマとして都合が良かったのでしょうか。


ソレにしたって、あまりに政治色を感じませんがね。
そんなこと言ったら、SPEEDの今井はどうなんだ、ってなハナシにもなりますが、
彼女の場合は日本のトップタレントでしたから、ソレだけで集票のパワーはありそうです。

に対して、森下の場合は、現職の政治家にぶつけるタマとしては弱いのではないでしょうか。
知名度はそこそこあるかもしれませんが、タレントパワーとしては不足してる感があります。
その代わりに、政治家にふさわしいプロフィールがあるようにも思えません。

そして、元グラビアアイドルであり、こういうことで評価するのも今どきアレですが、
どうにも女性票は集めにくいのではないでしょうか。

と、いろいろ考えても、なんで彼女が自民党から擁立されるのかよくわかりません。
本人の動機としても、いったいナニがあるのでしょうか。


と言ってますが自分的には、彼女のことは結構好きなのですよ。
異性のタイプとしてもそうですし、タレントとしても好感が持てていました。

他の女優などに比べて特別に一級とまではいきませんが美人ですし、スタイル抜群。
グラビアをやりながらもレースクイーン出身だからか、エロいというよりシャープで健康的。
（個人の感想です）

テレビタレントとしてはお馬鹿や天然がウリではなく受け答えはテキパキとしていて、
キャラクターとしてもサバサバとして好印象だったのですけどもね。

ということで、あまりテレビを観ない自分でも、彼女は女性としても好みだったのですが、
なんかここで何故に出馬？しかも自民党？ってなことになってしまい、甚だ残念なのです。


さらに残念なのが、自民から衆院選出馬を控えるにあたってネトウヨ化しているのではないか？
というモノでして。


　自民党から出馬予定の森下千里がすでにネトウヨ化!?「トランプは人権問題に力を入れた」と主張　杉田水脈やほんこんをフォロー


上記記事にちょっといろいろ書いてあるのですが、まあ、そんなカンジのようです。

おそらく、ソレまで政治に無関心だったヒトが、急にナニやらいろいろインプットされると、
その方向にインプリンティングされやすいのでしょうね。

いやま、本人の思想がホントのところどうなのかまではわかりませんけども。
安易にそんな方向に誘導されてるっぽいカンジが大いにあるのですが、どうなんでしょうか。

本人はもともと韓国好きでブログにアップしていた旅行記も今では見れなくなっているというのも、
自民党によってそうしたキャラに仕立てられつつあるということなのでしょうか。

もともとそうした思想があったのか、もしくはそう誘導されたのか、どっちにしても、
彼女を好感していた自分としては非常に残念です。


ソレにしてもなんで森下千里なのか。。
本人の考えも自民党の考えも一般市民には不可解でして、そして、残念です。。