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どーするどーなる立憲民主

2021-11-03 11:26:55 | 国際・政治
先日の衆院選での結果を受け、立憲民主党のエダノセンセーが代表を辞任するそうですね。
まあ、そうなりますかね。

コロナ禍の体たらくを見せつけた与党の自民党には大したいい材料もなく、
攻勢のチャンスであったにも関わらず、議席を落としさえしました。

立憲民主党を立ち上げ代表として引っ張ってきたエダノセンセーも、そろそろ限界でしょう。
新党立ち上げ時こそ注目を集め、勢いも感じましたがその後は存在感が薄れてしまいました。


選挙戦中は例えば大坂維新のヨシムラ大阪府知事などに、

 「ただ反対するだけの政党」

なんてdisられてしまい、コレも酷い言いようではあると思うのですが一方で、
一般有権者にとっては納得させる評価でもあったのでしょうね。

実際に大マスコミが映し出す野党の姿というのはいつも怒っていて、
何事にも反対しているものでしたから、大して政治やニュースをまともに考えず、
ただ垂れ流されてくる情報にウケ皆だけの有権者は、「反対してるだけ」と印象を持つでしょう。

政治に関心を持つ前の自分もそうでした。
なんで与党が仕事していることにいちいち反対するんだろうなと。
自民党は昔から嫌いでしたがね。

でもま、自民党の疑惑に対する誤魔化しや逃げっぷり、居直り、説明の怠りなど、
怒って当然のことではあったんですが、そこまで考える一般有権者は多くないのが実際です。

というワケで、自民党・公明党に維新が選挙戦で展開してきた、政策の主張はともかく、
とにかく野党を叩く、例えば反対するだけだとか、立憲共産党だとかレッテル貼りしまくる戦術は、
効き目があったということなんでしょう。


さて立憲民主党ですが、エダノセンセーが代表を退くとなると、どうなるんでしょうね。
次の代表に何人か候補はいるようですが、党の立ち上げから担ってきたエダノセンセーの後任となると、
なかなか適当な人材がいるのかどうか。

なーんて言ってますが、自分的にはそもそも、エダノセンセーのことは信用してませんでしたから。
与党に対抗すべく新野党を立ち上げたという意味では、その功績は認めますけども、
自民党嫌いの自分でも、旧民主党の時代から信用はしていません。

エダノセンセーだけでなく、要は旧民主党で自民党から政権を奪ったときの鳩山・小沢氏を追い出した、
エダノはじめブタじゃなかった野田、カン、アズミ、ゲンバなどといった面々は信用してません。
なので、現在の立憲民主党も、野党勢力としては重要ではあるんだけども、
この執行部の連中では、信用できないと考えているのですよ。

さ、新代表はどうなるんでしょうねえ。
候補の一人に馬淵センセーがいるのですけども、彼のことは以前から個人的に評価してましたが、
旧民主党の代表戦の時に小沢一郎氏でなく、ブタじゃなかった野田センセーを支持したときから、
彼への信用というのは揺らいででしまっているのですけども。

だいたい立憲民主党がいいのかわわかりませんが、とにかく、勢力の強い野党にいて欲しいモノです。


一方で立憲民主党では大阪の辻本清美センセー、鹿児島の川内博史センセーといったところが、
選挙で落選してしまいました。ブタじゃなかった野田センセーやカンセンセーは当選してるのにね。

辻本センセーについては、うるさい左翼のネーちゃん、みたいなカンジで煙たがるヒトも多いのでしょうけど、
あの追求の切れ込みっぷりは貴重だと思いますけどね。
川内センセーも正義感が強くてまともに行動できる政治家だと思ってますし。

まったく地元の有権者はナニを考えているのかとも思いますが、
まあ有権者にとっては国の利益より地元の、自身に直結する利益が問題ですのでね、
選挙区外の人間が残念、とか言う問題じゃないのでしょうけども。

 

京王線のジョーカー男の凶行

2021-11-01 23:47:09 | ニュース
31日は衆院選の投票日でしたが、みなさん、投票はされたでしょうか?

投票日前は与党が相当に議席を減らすのではと言われてましたが、そうでもなかったですね。
アベちゃんにスガと続いた政権の体たらくでしたが、野党も期待できないね、ってことでしょうか。
で、与党はアレだけど、政権交代するほどでもないなってカンジだったのでしょう。

まあ、そもそも、なんで解散・衆院選だったのか?ってのがよくわからない選挙ではありました。


さてそんなことより、ハロウィンの夜の京王線ですよ。
映画・バットマンの悪役、ジョーカーに扮したオトコの無差別殺傷がありました。
ヒトを刺したほかに、車両内で火を付けるとか、まぁとんでもない惨劇でありました。

首都圏で記憶に新しいところでは、小田急線での無差別殺傷もありましたし、
無差別攻撃ではありませんでしたが、白金高輪駅では硫酸をヒトにかけるといった事件もありました。

いっやあ、もう公共交通機関を使うのも命がけになってまいりました。
治安が良いとされた日本の日常も、物騒になったものです。


で、こんなテロまがいの犯行があるとすぐ、容疑者の異常性ばかりを追求しがちなのですが。

今回の容疑者はジョーカーに憧れていた、とも言ってるようでして、
わざわざ福岡から出てきて、小田急線の無差別殺傷事件を参考にしたとも言っています。

首都圏からしたら迷惑な話ですが、おそらく容疑者も、縁のない土地だからこそ、大胆になれたのでしょうね。
彼を知る地元のヒトのハナシでは、おとなしくてこんなことをするとは思えなかった、といった証言が聞かれます。

では、そんな彼がどうしてジョーカーになりすましてこんな凶行に及んだのでしょう。
ソレは容疑者が、もともと凶行を起こすような人間だったからなのでしょうか。

少なくとも世間一般では、メディアも含めて、そんな考え方をしがちです。
つまり、こういう惨事を、特定少数のせいだと決めつけたいのですよね。自分は関わりないと。

本当は誰だってそんなことを起こしかねないかもしれないのに。


犯行の動機としては、ヒトを殺して死刑になりたかった、とのことです。
ここで、死にたきゃ勝手に死ね!とも思いがちなんですが。

しかし、こうして自暴自棄になってしまうのは何故なんだろうとも思うワケです。

で、コレは、実は社会が、自分達も含む社会が、彼を救えなかったからではないかとも思うのです。

死刑の願望を持つ容疑者は、仕事で失敗し人間関係もうまくいかなかった、と言っています。
そんな状況に置かれているヒトは、おそらくたくさんいます。

なのに、そこでヒトを傷つけるような犯行に及んでしまうのは、
その容疑者が特に弱かったとか狂ってたとか、とにかく普通でなかったのだとも考えるでしょう。
つまり、その個人だけの問題であると考えたいワケです。


自分は思うのですけど、そこでどうしてそんな彼を救えなかったのかと。
もし、絶望に追い込まれていた彼を救い出せたら、こんな事件は起こらなかった。
そうは思いませんでしょうか。

救えるとしたら、彼の周りの知人かも知れないし、自分も含めた社会やシステムだったかもしれない。
でも救えなかった。それは何故なのかか。


事件を起こした犯人への憤りはもちろんあるとしても、
彼を凶行に追い詰めてしまう社会的背景や、救いの手を伸ばせない社会の状況、
そんなことを見つめ直さない限りは、こうした事件はなくならない、
そんなことも考えなければならないと思うのです。

でも、そこから目をそむけたいのでしょうね、多くの人は。
できるだけ、限られた他人のせいにしたいのでしょう。
自分は関係ないのに、と。

もしかしたらそんなみんなは、彼を救えなかった社会の一部なのかもしれないのですけど、
だからこそ、そうした点には目を向けたくないのです。自分の責任ではないとしたいから。

ソレでは、事件を産んでしまう社会的な要因はいつまでも改善しないのですけども。


そう、容疑者の異常性でなく、そんなに容疑者を追い詰めてしまった社会的背景と、
救えなかった社会の現実とを見つめ直さないといけないと思うのですけど、
まあ一般の人にはそんなことに興味はないですし、そう思いたくもないですし、
メディアにとってもソレじゃあ売れる記事にならないのでしょうかねえ。