Do you remember rock'n' roll radio?

Macとか音楽とかサッカーとか気にくわないニュースとか、独りよがりの邪推と妄想

オリンピック大会ボランティアという学徒動員制

2018-07-30 07:00:22 | 日記
台風12号は東から西へ廻るという珍しいルートで今は九州や四国に影響を及ぼしているようですが、
西日本は先日の豪雨があったばかりでもありますので、また新たな被害に繋がらないか、
心配がされるところであります。

そして台風一過となった東日本では暑さが戻り、脳天気に花火大会も開催されてますが、
フェーン現象によりなんと新潟では39度まで気温が上がったとか。

いや、今年の梅雨明け後は猛烈に暑い日が続いて、
もう40度近くまで気温が上昇するのがほとんど当たり前みたいな様相ですね。

さすがに東京都なんかも都が発注する公共工事においては、
酷暑の日には建設作業の休みを認める、と判断したようです。

そりゃそうです、こんな灼熱の真っ昼間に建設工事に従事してる人を見ると、
ホント止めさせてあげられないものかとは思いますからね。

でもまー、役所とは違い納期とコストにシビアな民間が発注者の場合だと、
なかなかこうはいかないものかもしれませんけど、
こうした環境での労務管理を現場の建設会社達だけに任せておくだけにしないで、
発注者の管理責任・倫理にハナシが及んでも、そろそろいいのではないでしょうか。


そんなカンジで、暑いんだから無理に外出するな運動するなとか言いますけど、
その一方で高校野球なんかは盛大に開催されてるワケです。

この矛盾というか見せしめみたいな、
若者には無理を強いてしまえというのはなんとかならないものでしょうか。

京都大会なんかではナイター開催もしたのですかね。
そういう判断も必要になってくるでしょうね。

マツコ・デラックスは全国大会は甲子園でなく大阪ドームでやれ、
って言ってましたけどホント、ソレでもいいと思いますよ。

ナニも炎天に晒されるのがわかっているところでやる必要ってのは、
ただ「甲子園球場」ってだけであって、それより球児のコンディションを考えることこそ、
オトナに求められる検討事項なのではないでしょうかね。

いや、ソレじゃあ「絵」にならない、ってのがあるのでしょうけども。

やっぱり、上空に真夏の太陽がカンカンに照っていて、
その下で球児達がへとへとになりつつ汗・泥にまみれる、その姿こそがドラマであり、
高校野球美しい!なんて評価と価値になっている側面というのは、あるのでしょう。

その過酷さを国民は見たがっているのです。
人間というのは残酷な生き物です。


さて、こんな灼熱の中で運動するなと言えば東京オリンピックですが。
今年はことさらに暑いため、そうした声が一層盛り上がってるようですね。

ただ、このオリンピック開催時期の東京が凄く暑いことなんてのは、
招致活動の頃からわかっていたワケでして。

JOCや東京都もそのへんの対策は念頭にあった上で提案して、
ソレにIOCも納得して、開催の運びとなった筈なんですがね?

ところが、なんかそんな雰囲気があるように思えないのは気のせいでしょうか。

ここに来てマラソンの開始時間を午前7時に早めようとか、
まあ多少でも暑さの影響を軽減させようってことに反対はしませんが。
マラソンなんか、東京での開催にこだわらず北海道に移すとかできないんですかねえ。

でもソレじゃ、東京の観光地をテレビ中継で映せなくなっちゃいますから、
東京都としてはNGに決まってますが。


で、一つの策として、サマータイムを導入しよう!なんてハナシもあるようですね。
うーむ、オリンピックのためにサマータイムですか。

なんでこう、オリンピックってだけでソレが正義になり、
なんでもかんでも正当化してしまう力になっちゃうのでしょう。

こういう、オリンピックとソレに群がる人たちの、傲慢な正義が好きになれません。


その一つに、ボランティア募集があります。
東京オリンピックでは11万人といわれる膨大な数のボランティア動員が予定されています。

やりたい人がボランティアに応募するのはいいのですよ。
なんたって日本大好き日本開催の機会に力になりたい、ナニか経験して将来は孫に自慢話したい、
そう考えてボランティアをやりたがる人は全国にも相当数いるでしょう。

そういう人を募集しボランティアに起用することに意義はありません。
が、募集に強制力を持たせようとしたらハナシは別です。


なんでもスポーツ庁と文部科学省は全国の大学と高等専門学校に、
東京オリンピック・パラリンピックの日程に配慮して、
2020年の授業スケジュールを作成するよう求める通知を出したようです。

その通知では、学生がボランティアに参加する意義が盛り込まれ、
ボランティアに参加したら単位を認定することを促すとしているようです。

ま、オリンピックボランティアで単位取得!?大歓迎!
みたいな学生もいるでしょうけども。

この要請にどう対応するか、個々の学校単位での判断になるとは思いますが、
それはタテマエであり、なかば強制的な意味合いもあったりしませんかね。

文科省から学校への圧力ですよ。
強制ではない風を装いながら、ボランティア動員を強いようという。

学生がホントに自発的にボランティアとして働きたいのならいいんですが、
こうして単位を餌にまでして、つまり学校側の負担でもって学生という労働力を
かき集めようとは、なんと薄汚い魂胆であることか。

オリンピックのボランティアなんていうと聞こえは美しいですけど、
おそらく学校側へ政府から圧力をかけての半強制の学生徴用とすれば、学徒動員ではないですか?


コレが今は大学・専門学校向けになってますけど、
そのうち高校なども対象になってくるかもしれません。

だいたい、大会に必要なスタッフは、正当に雇うことが前提のところ、
オリンピック様でござい、一生のウチ何度も関われないイベントであるぞと、
お前ら働きたいだろと、ほんとどタダの労働力としてのボランティア動員に、
学生をアテにするとはムシが良すぎですし、学生や国民をバカにしてますよ。

ナニがオリンピック様、なもんですか。

この学徒動員って、オリンピックボランティア、との慈善的な響きになってますが、
コレって要は「国家のために働け」という思想が強いる側の根底にあって、
国民側は無意識に受け入れることになる気がするのですよ。

オリンピックやらボランティアやらに止まらない、
危険な思想として暴走する可能性があると考えるのは、穿ちすぎでしょうか。


そういえばこのところ、文科省の役人が賄賂で逮捕されたりって事件が続きましたが、
確かに不正は不正でしょうが、もっと酷い不正をしている役人や政治家はある筈なのに、
何故かこうして文科省だけが狙い撃ちされているように感じます。

コレは既に辞職した前川氏のように森友学園疑獄や加計学園疑獄に
反発した役人を罰したのかもしれませんし、、

あるいは今回の、学生ボランティア要請に反発したために罰せられたのかもしれません。

タイミングを見てみると、学徒動員への文科省内の反発を封じ込め、
地ならししたと思えるのですがね。


ガクト動員なんて仮想通貨だけにして欲しいモノです。

 

自民党が弱者に寄り添うなんてウソがはっきりした杉田水脈

2018-07-26 20:27:22 | 国際・政治
先日ポストした、元ドイツ代表サッカー選手、エジルの件ですけども。

ドイツとトルコの関係性やエルドアンという人物についての評価、
自身がサッカー選手であるという影響力を持つことを考えれば、
エジルがエルドアンに訪問した一連の行動は、確かに軽率であったと言えるかもしれません。

自分が移民としてできることとして、良かれと思ってやったことであっても、
わざわざ議論や批判になってしまうことを招いたと言えるかもしれません。

そして今回の代表引退やドイツサッカー連盟批判に及ぶ声明がさらに、
ドイツ国内、いやヨーロッパにおいて、移民などマイノリティの助けになるどころか、
その逆になる可能性だってあるかもしれません。

であれば更に、エジルの行動について疑問を投げかけ批判だってあってもいいでしょう。

けども、エジルが自身のルーツである国やその要人に対して
シンパシーを抱くことは自由であって、止められませんし、責められません。

そしてそのことが原因で、つまり移民でイスラムあるからこその、
不当なバッシングがエジルにあったのだとしたら、そのことからドイツ国民は、連盟は、
彼を守ってあげられなかったのかと、思うのであります。


さてマイノリティ含む多様性とは招かれざる客なのか?との疑問で言えば、
日本も酷いもんです。

自民党の杉田水脈(ミオ)センセーが新潮45に寄稿した内容が話題ですね。
特にLGBTについての考え方に注目が集まっています。

っていうか、ネットでは十分話題になっているのですが、
大マスコミではどうなっているのでしょうか。

しかしま、ネットでは既にたくさんその内容への評価というのが書かれてますので、
今さら自分がいちいちソレを紹介するまでもないと思います。

んが、自分的に気になったことだけ言いますと。

まず、

 「LGBTは生産性がない」

コレですよねえ。

同性愛結婚しても子供は生まれないのだから「生産性」がない、と。
そんな同性愛者への支援が必要なのか、と。

コレ、2年前に相模原の障害者施設で起きた殺傷事件のような、
障害者は社会の役に立たないから殺せ、っていうのと同じ思想じゃ、あーりませんか。

この発想は恐ろしいですよ。

今はLGBTに限ってミオセンセーは言ってるつもりかもしれませんが、
「生産性がない」との対象は、もっと広がりかねないのです。

LGBT、障害者、高齢者、病弱な人、そして外国人、宗教、、、
あるいは極端ですが、戦争に行く気のないヤツはここで死ね、とかですね。

人間が社会の中で弱者を見付けて攻撃したがるってことに終わりはないのです。


しかも、子供が生まれないから「生産性がない」と社会的に蔑まされるのであれば、
性的マイノリティでも障害者でもなくても、欲しくても子どもがない人たちに対しても、
同じバッシングになってしまいます。コレはさすがに不当なんでないでしょうか。

こんなふうにして、これからオリンピック・パラリンピック開催しようとして、
たくさんの国の人々を出迎えよう、おもてなし!なんていう国が言えることでしょうか。


こうしてミオセンセーへの批判が止まない今日この頃ですが自民党内では、
ミオセンセーが言うに自民党の中じゃ他のセンセーから「間違ってない」と励まされたとか、
二階センセーによると「いろんな人生観」だからと、問題視されることはなさそうなんですね。

ミオセンセーはそんな自民党を「懐深い」と感激している模様ですが、、

逆だろ馬鹿めが。

人の価値に「生産性」とかで差をつけよう、だなんて、なんてちっちゃい器量ですか。
この言論に比べれば、大阪府知事・松井センセーの

 「オカマもゲイも」

発言さえかわいく見えてしまいますし、豊田真由子センセーの、

 「このハゲーー!!」

より、はるかに酷いこと言ってるワケですよ。

しっかし自民党がこうなら、その支持者も同調することなんでしょうかねえ。
自民党の支持者、自民党に票を入れたヤツ、いい加減に反省したらどうでしょうか。


そんでなんですか、この寄稿への反発でミオセンセーが殺害予告をメールで受けたと、
いうことなんですけども。

今度はイッキに被害者気取り、まるで悲劇のヒロイン気取りときたもんです。

ホントにそんな殺害予告があったかどうか怪しいもんですけどね。
あまりに批判が大きくなっちゃったんで、過去の投稿を削除するために、
必死に言い訳をこしらえただけのように思えますよ。

殺害予告メールがホントだったら、犯人特定して、
その際にはちゃんと報告してくださいよ?


ところで、ミオセンセーって今回の件で初めて知ったのですがなんですか、
どうやらアベちゃんと櫻井よしこセンセーの強い後押しを得て、
自民党の議員になられたようですね。

まあ、もともとそういう思想の面でウマが合ったのでしょうし、
そうして議員になったからには、彼らのためにも彼らを代弁しようともしていたでしょう。

ミオセンセー自体、こういう言論をまき散らすのが芸風で武器なんでしょうし、
おそらくソレが一部にはウケていることもわかってるでしょうし、
だから、アベちゃん達の後ろ盾もあるだろってことでね。

つまり、こんなに問題になっているミオセンセーのLGBT関連の寄稿・言動も
自民党的にお咎めナシなのは、ソレがアベちゃんのお墨付きであり、
アベちゃんを代弁してるからなんでしょうね。


しっかし、こんなカンジでですね、アベちゃんはじめ自民党のセンセー方は、
ナニかっつうと国民の命と財産を守ると、口では勇ましく言ってくれるのですが、
ミオセンセーの問題を見ても、赤坂自民亭を見ても、この体たらくなんですよ。

被害者に寄り添う、被災者に寄り添う、なんて口では言いながら、
弱者に寄り添う、なんて言うのは、いつだってウソってことですよ。


ところで、こんなミオセンセーの寄稿を掲載する新潮社も新潮社だと思うのですが。
コレはやっぱり新潮45がミオセンセーの思想に同調したとか・・・

いや、待てよ、こうして雑誌に掲載することによってきっと、
自民党のろくでなしっぷりを世間に盛大に晒してくれたのに違いありません!

そういった意味ではグッジョブです新潮45。





しかし、新潮45の特集「日本を不幸にする朝日新聞」ってタイトルも凄いですけどね。
ああそうか、朝日を攻撃したかったからミオセンセーの寄稿も載せたんですかね?

確かにそういった意味じゃ、妙に日本を持ち上げ他国を蔑む3K新聞やナベツネ新聞は、
愛国者的日本人を高揚させ幸せにしてるのかもしれませんね。

 

「勝てばドイツ人、負ければ移民」

2018-07-24 07:06:45 | フットボール・スポーツ

 
 
 海老蔵、“人種差別”でエジル代表引退嘆く「まだまだ地球上にはそういった精神の人が多い」

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(40)が23日、自身にブログを更新。
 W杯ドイツ代表MFメスト・エジル(29)が22日に代表引退を発表したことに
 「悲しいですね」と私見をつづった。

 トルコ系ドイツ人のエジルはトルコのエルドアン大統領と記念撮影した写真を
 SNSに投稿したことで批判を浴び、22日に自身のSNSで「人種差別」を理由に
 代表からの引退を表明した。

 海老蔵は「悲しいニュース見ました。私ドイツ代表のエジル選手大好きです。ドイツ代表引退するそうです」
 と切り出し、「そこには自分は勝てばドイツ人で負ければ移民というような人種差別を受けた雰囲気の言葉が、
 悲しいですね」とコメント。

 「そんな風に言う人達なんかよりもエジルはエジルであり、最高のスター選手で才能があるのにな、と」
 とつづり、「何処の国もまだまだ地球上にはそういった精神の人が多い事が悲しいなと感じました」
 と思いを記した。


サッカーのドイツ代表で背番号10を背負うメスト・エジルが、
代表を引退するような声明を発表しました。

エジルはドイツで生まれ育ったトルコ移民3世で、ブレーメンで頭角を現し、
スペインのレアルマドリードでも活躍、今はイングランドのアーセナルでプレー。

ワールドカップ・ロシア大会ではグループステージ敗退と期待を裏切ったドイツ代表にあって、
エジルがその戦犯のような批判を受けているのはそのパフォーマンスの質というよりは、
彼が大会前に自身のルーツであるトルコのエルドアン大統領に表敬訪問したことが、
ドイツ国民にとってはけしからん、とのことのようです。

だって、パフォーマンスが良くなかった選手で言えば、もっと他にいるのですからね。





写真では中央にエルドアン、エジル、その両脇にはやはりトルコ系のサッカー選手、
ギュンドアンとトスン。ギュンドアンはエジル同様にドイツ代表でもあり、
エジル同様にドイツ国民の批判に晒されています。


で、ナニがいけないのかっていうと、トルコのエルドアン大統領というのは、
民主主義を破壊するような独裁的でヨーロッパに対抗的で悪い政治家だとの評価が、
どうやらヨーロッパにはある、と。

日本ではトルコといえば、親日国!ですけどもね。

そんなトルコのエルドアンに敬意を示すとか、ドイツ人にアルマジロ!
そんなヤツはドイツ人じゃないに違いねえ!みたいな感情が働いているようです。
ドイツ代表でありながらエジルとギュンドアンは移民だからです。


そのへんのトルコに対するヨーロッパの見方ってのはわかりにくいのですが、
なんかやっぱり相容れないところがあるのでしょう。

トルコは自身でヨーロッパの1国との自覚を持ちながら他のヨーロッパ諸国の反対に遭い
EU加盟は適わずで、ざけんなよ!との憤慨を隠せず。

古代からトルコらへんは「小アジア」なんて言われてきましたから、
ヨーロッパにとってトルコはアジア、っていう意識が働いているのでしょうか。

サッカーの予選ではトルコもヨーロッパの一員なんですけど、
まあ確かに地理的にはアジアに入ってもよさそうなものです。

でもトルコはヨーロッパでいたいとか、アジアに入るとそれはそれで政治的に面倒くさいとか、
地理的にアジアなイスラエルがアジアに入るワケにいかないみたいな理由もあるのでしょうか。


で、他のヨーロッパからしたらトルコが異質なのはやはり、イスラムだからなんですかね。

結局、エルドアン表敬訪問がコレよいことに糾弾の材料となって、
イスラムに対してのバッシングをエジルとギュンドアンが代理で
集中砲火されることになったんではないかという。

そういうのはもちろん、移民であってもイスラムであってもドイツの利益になっていれば、
問題にならなかったのですが、代表チームが低調となると、
そのルーツを理由にとたんにスケープゴートにされてしまう。

エジルが、


 「勝てばドイツ人、負ければ移民」


と、移民として蔑視されると嘆くことになっているワケです。

こうした批判に耐えきれなくなったエジルが代表を引退するに至った発言がコチラです。


 エジルからの言葉〜第1章:トルコ大統領表敬への正当性

 エジルからの言葉〜第2章:メディアとスポンサーへの批判

 エジルからの言葉〜第3章:連盟会長を辛辣に批判、そして代表引退へ


まあ、ほぼ100%エジルの主観ですし、移民差別との被害者意識や恨み辛みもあるのか、
言いたい放題なワケで、まんま客観性のあるものとして読むことはできませんけども、
どれだけ生まれ育ったドイツのために働こうとしても、必要とされなくなれば蔑視されるだけ、
そんな移民系選手の苦悩というのはよくわかるんじゃないかと思います。


ここでエジルから批判されていたドイツの連盟会長は会長で、エジルからの声明を待っている、
なんて言っていたワケで、

 ドイツサッカー連盟会長「エジルからの声明を待っている」

 「確かにメストはこれまで、まだ沈黙を保ったままだ。
 それは疑問を抱き、答えをまつ多くのファンが失望を感じていること、
 それはなんらおかしなことでは無い。
 だから私の考えでも、メストが休暇から戻ってきた時に、
 自身の考えについて公に対して口にすると確信している」


このエジルの声明にどう対応するでしょうね。
どうせ、

 「批判はあたらない」
 「問題ない」
 「適切だった」

ってカンジでスルーするのでしょうけどもね。

でも上の記事で会長が、

 「メストがどういう行動をみせるのか見守っていく。
 ミスをおかしたとはいえ、これほど代表に貢献してきた選手に
 チャンスを与えることは、フェアなことだ」

と言っているのには救われますけどね。

コレに対してエジルは最大限の反論をしたのかもしれませんが、
ドイツサッカーと移民問題はこの後どうなっていくのでしょう。


っていうか、自身のルーツのある国の要人に会うのがそんなによくないことですか。

表敬訪問いっても、エルドアンがロンドンに来たときに、
イングランドでプレーするトルコ系選手が集まっただけですよ。

エルドアンが自身のためにサッカー選手を政治的に利用した、
サッカー選手がソレに乗っかってしまったって指摘はわかります。

アベちゃんがノーベル賞受賞者にこれ見よがしに電話をかけたり、
フィギュアスケートのザギトワ選手への秋田犬贈呈にしゃしゃり出るようなもんです。

先日は眞子さまがブラジルのサンパウロで日系移民の式典に参加されましたが、
例えばそこに出席する日系人はブラジル国内で批判の対象になるんですか。

外国に渡った移民に対して自国民が誇りに思い敬意を払う、
移民はルーツの母国に誇りを持ち敬意を払う、それだけのことと違うのですか。

外国で日系人が活躍してると大マスコミが紹介すれば日本人大喜び、
それとナニか違うのですか。

ヨーロッパにはヨーロッパの難しさもあるのでしょうけども。


だいたい、ドイツ代表も4年前のワールドカップで優勝したときには、
チームの強みは多様性だ、なんて評価があったと思うのですよ。

エジルのよなトルコ系もいれば、チュニジアやガーナなどアフリカ系、
お隣のポーランド系などの多様性が融合されたチームだったと。

今大会で3位に躍進したベルギーもそうです。
大きくフランス系とオランダ系で分かれていたベルギーに、
モロッコやコンゴなど様々なルーツを持つ選手が融合したと、多様性が強みだと。

まぁ多様性、移民との共存が進むことによって彼らが活躍することにより逆に、
不利益を被っているとする人々が排除の論理を振りかざすようになるのはどこも同じで。

やはり今回のドイツの場合は、移民だからトルコだからというよりは、
単に反イスラムの蔑視や差別があるのだろうなと思わずにはいられませんが。


ところで、冒頭に海老蔵の記事を引用したのですが。

今でこそセレブ一族みたいなカンジですが、もともと歌舞伎って、
「えた」が担っていた職業なのですよね。

そんなルーツがある歌舞伎役者として、エジルが直面した蔑視や差別に、
なんか思うことあったのかもなあ、なんて思ったのですけども。

 

野田聖子センセーのスキャンダルは誰得か

2018-07-19 20:50:36 | 国際・政治
お暑うございます。
ホントに暑いですね。

自分は夏なんて暑いの当たり前なんだから、ニュース番組等で暑さのことなんて
お天気コーナーで扱えば十分と、普段は思っているのですが、
こうして灼熱の暑さが続き、熱中症などの被害が相次ぐと、
さすがに番組のトップで扱うのも致し方ないと納得しております。

自分は天候や健康に関する専門家でもありませんし大した知識もないのですけども、
熱中症への注意喚起については、運動するな外出するなエアコン使え水分塩分摂れとか、
その場しのぎの対応策だけでなく、体温調節が正常に働くように、
例えば軽い運動をするとか、エアコンに頼りすぎずに健康的に汗をかくなど、
日頃からコンディション作りを意識しなきゃいけないのではないかと、
勝手に考えているのですが。

たぶん現代人はエアコンのおかげで体温調節の必要のない環境に慣れすぎじゃないかと、
現代人の体温調節や発汗機能が衰えているかもしれないことが、
かえって熱中症を誘発する要因になっているのではないかと。

思うのですが、でも、メディアでそうしたハナシが一向に見当たらないってことは、
自分の考えが的外れなのかもしれませんがね。


とまあ、熱中症者を出してしまったなら、その学校や職場の管理者を、
徹底的に糾弾するような、まるで熱中症対策正義!と言わんばかりの風潮に、
なんか怖さも覚える今日この頃。

ホントにこんな暑さで東京オリンピックなんかやるのかと、改めて疑問なワケで。

選手はもちろん、運営や警備等のスタッフやボランティアなんかに、
暑さでぶったおれる人が出てもおかしくないのですが、
そんな事態になったとしても、きっと大会側は、

 「適切だった」
 「問題はなかった」
 「想定外だった」

とか言って、自らの責任から目をそむけるように、やり過ごすのでしょうねえ。


そんなカンジで、ウソ、知らんぷり、言い逃れ、開き直りでやり過ごすと言えば、
アベちゃん政権ですね。

このところ、サッカーのワールドカップもあれば西日本豪雨もあり、
引き続いてこの猛暑と、まあニュースのネタにはコト欠かないおかげで、
政治のニュースなんてすっかり隠れてしまってますけども。

この機に乗じて与党は、自民党発の国会議員定数6増やカジノ法案などを、
強引に採決しようという勢いです。

いつまでモリカケやってんだ、なんて声も少し前にありましたが、
今度はこの気象災害時に、西日本豪雨よりも猛暑よりも議員定数増とカジノですよ。

しかも、森友学園疑獄にしても、加計学園疑獄にしても、記録隠ぺいや改ざん、
虚偽答弁などについて政治家や役人からろくな回答を得られてない一方でこの有様。

ちょっと前はどの政党も議員も、議員定数を削減する!
なんて言っていたと思うのですが、なんでこんなことになっちまうのですかね。

こんな政治屋たち、こんな政権を容認するんですか。
何も言わないってことは容認になっちゃいますのでね、日本国民は大丈夫なのでしょうか。

あ、ワールドカップに豪雨に猛暑でソレどころではないのでしたね。

まあ議員定数増にしてもカジノ法案にしても思うところはあるのですが、
機会があれば改めてポストしようと思います。


そんな中、総務大臣の自民党・野田聖子センセーに、仮想通貨に絡む疑惑が持ち上がっております。

聖子センセーの事務所が金融庁に無登録での仮想通貨交換業の疑いで、
金融庁に調査を受けていたことについて、聖子センセー側が金融庁担当者を呼び出し、
ハナシを聞き出すなどしたことが、大臣による圧力ではないか、というものです。

ま、圧力かどうかは聖子センセーも否定はしているのですが、
そもそも問題の発端となった仮想通貨交換業はどうなのかと。

コレについてはとある企画会社、大マスコミでは社名が伏せられていますが、
タレントのGacktが関与するスピンドルのことのようです。

どうやらスピンドルに資金決済法違反の疑い、とのことなんですが、
同社には聖子センセーの在日韓国人の夫も絡んでいるようでありまして。

で、初めて知ったのですが、夫は指定暴力団に所属していた経歴のある人物と、
いうことでナニやら一気にきな臭くなってくるワケですが。。

そうしたこともあって、大臣サイドから圧力かましたってことなんでしょうか。
どうなんでしょうか。


それにしても、ここでこうした疑惑が持ち上がりますと、
この先に予定されている自民党総裁選への影響も取り沙汰されるワケで、
仮にこの仮想通貨問がクロでなかったとしても、
この状態で聖子センセーが総裁選に出馬するのは難しくなりますね。

まぁ自分的には、自民党の中でもマトモと思っていた聖子センセーでしたので、
今回の疑惑にしても、圧力を否定する会見にしても、自分は知らなかった、
問題ない、的な、まるで現政権の他の閣僚と同様の答弁を見て、
ちょっと残念になりましたけども。


さて、そうすると?
聖子センセーがダメージを受けると、代わりに得をするのは誰でしょう?

えっ、石破センセー?

いや、自分的にはアベちゃんの3選なのかなと思ってしまうのですが。

つまり、聖子センセーのスキャンダルは、そういう筋からの謀略?
なんてですね、自分の陰謀脳が働いておりますが。


どうなんでしょうか。

 

赤坂自民亭ほか、話題のニュースはネットで!

2018-07-11 21:37:40 | ニュース
先日のエントリーで触れた、5日夜に開かれた自民党センセーらの酒宴、
「赤坂 自民亭」なる醜態の様子をツィートした片山さつきセンセーですが。

自分なんかはこういう場面を晒してくれた片山センセーには感謝さえしてるのですが、
このことで片山センセーは党内外から批判されてるんですね。そりゃそうです。

西日本が災害の危機に直面してるってときに馬鹿騒ぎを敢行して、
しかその様子を脳天気にも「楽しい」などとSNSに投稿してるんですから、
国民の生活をあずかる政治家としての態度や責任感は如何なものかと、いうことと、
あまりに軽率な投稿をしてる時点で、モラルや人格、品性を疑われます。

そして自民党としても、余計な投稿しやがってと、結果、党にダメージを与える事態に
なっちまったワケですから、企業で言うとコンプライアンスがなってないってハナシです。

そんな片山センセーもこの事態にマズイと思ったのか、その後SNSに、
岡山の被災地に出かけて災害の視察や地元自治体との協議等わざとらしい写真を連続投稿して、
いかにも豪雨災害の仕事してますってアピールに余念がない様子ですが、まったく、
バツ悪い投稿しちゃったんで挽回のアリバイ写真を撮りに行きましたという、
そういう動機だったのがミエミエですね。

ま、こんなんだから片山センセーは、自民党女性議員の中でも、
なかなかのし上がれないままでいるのですよねえ。


その自民亭では、翌朝にオウム死刑囚7人の死刑執行を控えた法務大臣の上川センセーが、
バンザイの音頭をとっていたそうです。

バンザイ? 何のバンザイなのでしょう?
オウムの死刑執行ですか?

だとしたら、なんと恐ろしい法務大臣でしょう。
なんと恐ろしい自民党でしょう。

いやいやそれとも、この国会で法案の審議・採決を強引に進めることについてでしょうか。
自民党提出の公職選挙法改正案とか、火事の法案であるとかの審議が進められているようですしね。

いずれにしても、西日本の豪雨被害のことなど、アタマの片隅にもなかったワケです。


で、土日が開けて今週に入ってから大マスコミでもやっとこさ、
赤坂自民亭の不謹慎さを報道するようになったようなんですけども。

さすがにアベちゃんが予定されていた豪遊、じゃなかった外遊を中止したことで、
ようやく報道できる状況になったってことなんでしょうか。

だって、豪遊、じゃなかった外遊中止の理由が災害対応のためってのはタテマエで、
このまま外遊することへの批判を恐れたから、なんだそうですからね。

さすがにアベちゃん、ちっちゃいオトコですね。


ともかく、自民亭を報じる大マスコミについては、
まず、報道するのが遅えーよ!っていうのはあるんですが、
ソレはそんなことより豪雨被害の報道こそを優先したのだというのなら、
ま、ソレはよしとしましょう。

ですが、こういう報道の仕方ってのはいかがなものなんですか。
曰く、


 ネットで話題!

 ネットで炎上!

 ホニャララさんが批判!


みたいな、自分以外の誰かに指摘されてますよ、批判されてますよという、
第3者の伝言ばかりになっているのは?

大マスコミともあろう者が、ネットの話題を転載するだけの体たらくってのは?


コレはつまり、報道する大マスコミ自身としては別に、
5日夜に開かれた自民党の酒宴を批判してるのではないですよ、というアピールなのですか?

あるいは、まあ、アベちゃん忖度メディアとしては自民党の批判はできないので、
他人の口を借りて精一杯、この行為を批判してるつもりなのだ、ということでしょうか。

っていうかやっぱり、赤坂自民亭なんて不謹慎で無責任な酒宴なワケですから、
他者の弁ってことにしないで、メディアとして自らの意思と言葉で真っ向批判すべきでしょうよ。

と思うのですが、今どきの大マスコミにそんな期待することこそ無理ってモノですか。