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フクシマアルプスの処理水

2023-08-27 09:59:22 | 社会・経済

 

 

もう数日前のことで恐縮ですが、甲子園の全国高校野球大会で慶應高校が優勝しましてね。

107年ぶり?の名門校の優勝に盛り上がったワケですけども。

 

しかし、なんかこう、あまりに社会的に慶應に肩入れするような風潮を感じまして、

別に自分は対して早稲田出身だとか宮城県出身ということでもないのですけども、

居心地のいいものではないなあということで、準決勝あたりからわざと高校野球の報道には触れないようにしておりました。

 

まあ自分のことはどうでもいいのですが、そんな風潮ありませんでした?

わかるのですよ、慶應っていうお坊ちゃん校で、しかもみんな成績も良いでしょう、

野球部員なのに丸刈りでなく髪を伸ばしていて、慶應らしい都会的で洗練された雰囲気も感じる、

そんなチームが泥臭い高校野球って場で日本一になる物語に驚きと新鮮味を抱く人々は多かったでしょう。

 

しかしですね。

なんでそんなに慶應が特別なんでしょう。

慶應だけに、特別な扱いされてねえか?みたいな違和感を抱くのは自分だけでしょうか。

 

伝統のある慶應ですから政財界に力のあるOBも多く、社会における存在感もありますし、

そうした影響でまるで社会が慶應凄い慶應がんばれみたいに引きずられることもあるでしょうけども、

新聞の全国紙なんかが慶應高校お祝い広告なんて企画しなきゃいけないほどなんでしょうか。

 

まだ慶應凄いはいいんですけど、その一方で相手チームへの敬意のなさですよ。

慶應高校ではなくて、まるで慶應応援みたいな報道や風潮が、相手チームへの敬意を欠いてはいなかったでしょうか。

慶應が特別なのか、そういうアンフェアなムードが違和感の根本だったように思います。

 

だって慶應がこんなに持ち上げられる一方で、日大アメフト部なんか酷い扱いだと思いませんか。

いや、大麻で遊んじゃった学生が悪いのはもちろんあるんですが、いくらなんでもアンフェアなんじゃないかなと。

 

 

さてそんなことより「フクシマアルプスの処理水」ですよ。

なんかコンビニに並んでそうですが。

 

24日、ついに福島第1原発の処理水の海洋放出が開始されました。

処理水・・まあ政府や報道がそう言ってまして確かに一度はALPSで処理はされているのでしょうけども、

自分は処理水というよりは汚染水と呼ぶことにします。だって汚染されたままなのですから。

 

いやね、逃凶電力が処理された水を検査してトリチウムは基準値以下だとか、

放出後のモニタリングで基準値以下だとか言ってますけど、トリチウムだけのハナシでしょ。

他の核種については調べてないってんですから、汚染されたまんまでしょうと。

 

でもいくつかの報道では、政府が安全と言っているんだからソレを信じる、みたいなヒトが出てくるんですけどアレ、ホントなんですかねえ。

まあ仕込みが多いとは思いますが、一般大衆にも放出賛成、政府が言うから安全だというヒトは実際に多いです。

今まで散々嘘つかれてきたってのに、まだ政府や東電を信じるという態度には驚きを禁じ得ません。

 

 

んで、汚染水放出を始めて、中国は早速日本からの水産物輸入を全面禁止、

香港・マカオも10都県産品の輸入禁止を決定しました。

 

この措置に日本としては反発し、措置の撤回を求めているということです。

日本から言わせれば風評被害だ、科学的に安全性は証明されてるって言うのですけども、

科学的な安全性って誰がどこで証明してるんでしたっけね。

東電や政府の調査だとしたらそんなもん改ざんされてるでしょうし。

 

 

また中国からは汚染水放出に反発して福島の飲食店に嫌がらせ電話がかかってきてるというのですけども。。

ホントなんですかね? まあ事象としてはそういうことが実際にあるのかもしれませんが。

 

ただ、不思議ですよね。

隣国が汚染水を海洋に放出して憤るのはわかることですがその矛先が地元の飲食店っておかしくないですか。

本来なら東電や経済産業省、農林水産省、外務省あたりが標的になるのが自然じゃないですか。

なんでこんな思考になるのでしょう?

 

汚染された水産物を食べさせようとしてる!ってことへの嫌がらせなのでしょうか。

にしても、中国にいる人たちが食べるワケではないのに、やっぱり矛先が違う気がしますが、

ひょっとして中国のアタマの悪い人たちがSNSで盛り上がって、飲食店に電話攻撃しようず!となってるんでしょうか。

 

いやあぁ、、、そういう可能性もあるかもですけども、輸入禁輸措置も含めて、

中国はこんな理不尽なやり方で日本に反発してくる!そんな行動に負けちゃいけない!

 

みたいな論理で、逆に汚染水放出の妥当性を維持させようとしているのではないでしょうかね。

つまり、日本側の自作自演なんじゃねえの?と。

 

こうして対・中国の抗戦とした構図にしてしまえば、国内の保守・ネトウヨなどを中心に、

汚染水放出賛成の意思をより強固にできると日本側は踏んでいるのじゃないでしょうかね。

いわゆる一種の風評被害対策かもしれません。

 

ソレにしても超保守やネトウヨは普段は中国と国交断絶しろと勇ましいのに、

いざ日本から輸入禁止となると、拍手喝采するかと思えばまた反発するんですからよくわかりません。

日本も対抗して中国からの輸入拒否しようぜ!なんて言ってるのはご愛嬌なんでしょうか。

 

 

しかし、汚染水の海洋放出なんてことをして最も悪影響を受けるのは福島をはじめとした水産業関連、

漁師や流通、飲食店を含めた末端の市民であり、事故の当事者たる東電や政府なんて涼しいもんですよ。

なんかあれば広告会社やPR会社にカネ渡して風評被害払拭のプロパガンダを繰り広げるだけです。

 

なのに、日本の愛国者さんたちは、こうやって強大な政府が弱い者いじめをとことんするのが、そんなに痛快なんでしょうか。

所詮、自分から遠いところにいる日本人のことなど、考えていないのです。

いつ、逆に自分たちがそういう目に遭うかもわからないのに。

 

 

しかし、自分が子供の頃は、水銀などの有害物質が海や川に放出されると食物連鎖によって濃縮されていき、

最終的に人間がソレを食べる段階では最も濃縮された状態になってしまう・・ってなことを学んだ気がしますが、

今の小学校などではどうなのでしょうか。

 

 


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