goo blog サービス終了のお知らせ 

みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

海月式部のお米草子その2

2007-09-05 | おきにいり


竜宮の乙姫さまやアマテラスさまを始め、日本伝統の妖怪が顔見世興行。

百鬼夜行、魑魅魍魎などという言葉にはチャーミング過ぎるお化けの皆さんが、豪華に画面を飾っています。
もちろん、竜宮の従業員を務める魚たち、くらげ(海月)たちもキュートです。
チラッチラッと日本伝承文学のモチーフがあり、古典落語の「頭山」を思わせるくだりもあります。

そして何よりも、読んでいると、炊き立ての御飯のかほりが流れてきます。

著者、海月式部さまのブログは右のブックマーク「海月のそらみみ」をクリック


蛇足

日本では、お米の消費量が減っているのでしょうか。稲科の雑草は世界中に分布していますが、お米の産地は地球上の一定地域に限られています。粒のまま炊いて食べるというのも、とても贅沢なことです。ヨーロッパの場合、主な米産地は北イタリアです。ヨーロッパ主要国では米の消費量が増えつつあるように思えます。近年は特に寿司が普及、スーパーで「寿司用米」と銘打って裃の侍がついているパックを見たことがありますが、イタリア米でした。もちろん、寿司に必要な海苔も立派なものをスーパーで売っています。




最新の画像もっと見る

4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
おそれいります (海月)
2007-09-06 10:57:58
1巻に続き2巻も紹介してくださって、ありがとうございます。
日本の伝承を扱うアカデミックな漫画も描いてみたいのですが、
米吐き娘は主人公がおっちょこちょい娘ということもあり、
格調とはかけ離れた世界になっております。

イタリアのリゾットなどに使われる米は長粒種らしいですね。
お寿司に向いているのかわかりませんが、海外でも気軽に
和食が食べられるのは嬉しいですね。
返信する
海月さん (ななみみず)
2007-09-06 20:01:25
お米には細長粒と中丸粒(または中長粒=日本のお米)と丸粒(短粒)があります。イタリアのリゾットは中丸粒を使います。お寿司やおにぎりには絶対、中丸粒が必要です。細長粒は炊いてもバラバラで、塊になってくれません。でも、私は細長米大好きです。丸粒のお米は、まだ食べたことがないので味や用途は知りません。
お伽草子なんかも、結構みのりちゃんの雰囲気ではないでしょうか。これからも海月式部のほのぼの草子お願いします。
返信する
もうすぐ稲刈り (シュバルツママ)
2007-09-06 21:02:18
我が家の田んぼももうすぐ稲刈りです。毎年ヒエなどの雑草と戦いこのシーズンを迎えます。家は自家用のみなので稲を刈った後はハゾに掛け天日干です。はっきり言ってうまいと思います。家の息子たちも米の旨い不味いはわかるそうでこだわります。市販の弁当や旅館の飯が不味いと、私に報告します。おかずには、文句言わないのに不思議。やはり日本人のいえ農家のDNAなのでしょうか?ここらの年寄り、家のばあちゃん始め、特別働かない老人もなぜか田んぼの仕事には積極的参加です。田舎の七不思議。・・・まあ、食料自給率が40%をきったこの国では米は重要な作物ですよね。連作障害もないし、田んぼは保水力もある。今台風が来ているようで東京直撃などと騒いでますが、都会の半分が田んぼだったら浸水の被害もきっと少ないだろうなあ。
返信する
シュバルツママさん (ななみみず)
2007-09-06 23:24:58
いつもコメント、シュクラン、ダンケ、エトセトラ。突然ですが、第一次大戦中パレスチナの砂漠をウロウロしていたT・E・ロレンスは、一度途中の食料に米を携行してみた結果、「(野営のたびにこねて平たいパンに焼く)小麦粉に比べ、米はかさばるし炊く手間がかかるし贅沢だ」という結論に達しています。つまり、米をふんだんに食べられるということは、とても贅沢。しかも、手作りの美味しいお米なんて、地球の飢餓地帯の人たちが聞いたら目をまわすでしょう。頑張って、美味しいお米を(自宅用に)作り続けてください。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。