ちょっとゴチャゴチャ仕事があって、また間があいてしまいました
前回の続きでAAI(アフリカ・アジア研究所)への途中に撮ったぴんぼけライラックです
4月後半と言えばライラック(仏語リラ、独語フリーダー)の季節・・・
それは恐ろしい思い出の季節なのです
大学施設の敷地に咲くライラック
道を曲がって逆光
これは赤い花のクリの木
白い花のクリの木
ここらへんのクリは食べられないクリで馬栗(Rosskastanie)と呼ばれます
食べられるクリは高級栗(Edelkastanie)で、ウィーンの場合、大抵イタリア産が売られています。
アラビア語コース:左が先生、右手前の2人が私のクラスの人
右端の人は、あと6週間で「おめでた」とか
私のクラスは参加者6人ですが、この日は私を入れて3人出席。
恐ろしい思い出については、この古い記事をお読みください:ライラックの思い出
1986年のチェルノブイリ原発事故以来、毎年ライラックが咲くと、第一報を聞いたときの恐怖が蘇ってきましたが、改めて考えてみると、近年は、その恐ろしさが薄れてきたようです。多分、別の恐ろしい出来事が次々と続いているからでしょう。
このあいだの4月25日(チェルノブイリ事故の前日)ラジオで、原発事故の事後処理をする人たちについての特別番組がありました。もちろん、チェルノブイリ原発の場合と福島第一原発の場合が紹介されました。どちらの場合も殆ど報道されませんが、本当は国民的英雄として賞賛すべきでしょう。
去年に続いて今年も100周年、70周年、150周年、650周年など「周年の花盛り」
追々紹介したいと思いますが・・・乞無期待ね
そういうつらい思い出と結びつく花なのですね。
私は、自分で育てたことがあるけど、虫に食われてだめになってしまって、またいつか育てたいと思っている木の一つです。白花でした。ライラック色のものもいいですね. . .
もうひとつ、萩尾もとさんの漫画の「ゴールデンライラック」というものがあり、戦争の切ない話だったので、ライラックというと、切ない気持ちを思い出してしまいます。
金木犀とライラックを混ぜた新種みたいなイメージ
戦争も原発事故も怖いです
ウィーンには沢山ライラックがあるけど
意外と若木のうちは繊細なのかな
そう言えば札幌にライラックが多いってことは
パリやウィーンや札幌の気候が似ているってことですね。