みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ポリシーとセラピー

2012-03-17 | その他

前々回の続きです。新聞記事の内容紹介は最小限に留めます。
前々回も、「世界中で」も長かったので・・・えー、今回も画像のせいで長くなりました

東日本大災害をめぐる日本人アーチストの活動に関するNZZ(新チューリヒ新聞)記事では、遥か以前に警告を発した人々の例として小松左京黒澤明が挙げられています。震災後に様々な活動をするアーチストの例が何人か挙げられていますが、大きく取り上げられているのは大江健三郎の、長年の活動と震災後の発言です。


      


私は小説があまり好きでなく、主に歴史書やエッセイ、ポピュラーサイエンス系の本が好みです。大江健三郎の小説は全然読んでいませんが、ノーベル賞受賞は嬉しかったし、アラビア語の「ノーベル賞作家シリーズ」の「大江健三郎」は、アラビア語を母国語とする友達に贈っています。

しかし最近、大江健三郎が「登場(発言)する」本を数冊読んでいます。
岩波ブックレットは、いずれも60ページ程度で合間に通読できます

もう大分前、最初に買った岩波ブックレットはこちら
加藤周一に関する以前の記事はこちら

↓各表紙をクリックするとアマゾンの該当ページに飛びます

次いで読んだのは:私は井上ファンなので


それで、井上ひさしが、憲法について書いていることや、被爆者を主人公にした戯曲も書いていることを知ったので・・・


続く3冊は





これは昨年7月に発行されました

最近になって、更に続きを発見


この中に井上ひさしの言葉が引用されています。

「国会議員も大臣も、わたしたち国民が税金でやとっています。」

これは、民主主義国家・法治国家の国民が常に留意すべき「根本原理」です

3月11日の反原発デモについては、ヨーロッパでも報道されましたが「ヨーロッパの場合に比べて極めて小規模だが、それでも日本でデモというのは特筆に価する」などとコメントされています。

昨年5月チューリヒでの原発反対デモは参加者約2万人でした。スイスは福島原発事故までは、原発支持が多かったのです。加えてスイスの総人口は日本より遥かに少なく、しかも、これはチューリヒだけのデモです。


以上は言わばポリシーですが、核爆弾で被爆するのと、原発事故のため持続的に被曝するのとは全く別の事態です。日常生活での工夫(有害な放射性物質からの防御)も必要です。100パーセント完全に防げる方法はなくても、できることは実行するのが大切です。既に、そうしたサイトを沢山見ていらっしゃる方も多いと思いますが、私が見つけた幾つかのサイトは

ルナ・オーガニック・インスティテュート
ホタルのホンネ(本音)
☆サクラネスク☆
姫川薬石
下の3サイトは、ゴマグリモナカさんからリンクされているものです。



      

議会制民主主義では、国民が議員に意思を伝えることが大切ですね

デモもそのひとつです。17日の動愛法8週齢デモが盛会ですように

時間の取れる範囲でメールも送りましょう



     


ゴマグリモナカのMichimichiさんが描かれた脱原発ニャンコの缶バッジ


必ず身に着けて歩くという方は、下をクリックして申し込み方法をご覧ください。
NO NUKES NECO project
色々な脱原発バッジがあります{/




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2 コメント

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ドキッ・・・。 (ふーちゃん)
2012-03-18 08:52:04
>「国会議員も大臣も、わたしたち国民が税金でやとっています。」
あたりまえのことなんだけれど・・・。
日本ではこんなこと言えない雰囲気です 

井上ひさしの「父と暮らせば」・・・。
映画サークルで観ましたがよかったです 

今日も午後から映画サークル3月例会へ行きます 
ふーちゃんも軽い風邪なもんで 

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ふーちゃんさん (ななみみず)
2012-03-19 21:54:58
大丈夫、言ってる人(井上ひさし)もいます
「王というのは、本人が王としての値打ちがあるから国民が従っているのではなく、国民が、その人物を王として許容している間だけ王なのだ」てなことを確かヘーゲルさんが言ってたような・・・
でも、日本は民主主義国家です。
井上ひさしや岩波ブックレットの方々の発言は
独裁国家では不可能ですから・・・

「父と暮らせば」
原爆のことを描きながら
しみじみと暖かく明るくユーモアもありますよね

映画サークルの映画「ハーモニー」
解説読んだだけで涙が出ます

私まだ風邪気味
ふーちゃんさんもお大事に
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